【模型】アオシマ 楽プラ 1/32 スズキ ジムニー キネティックイエロー

アオシマ 楽プラ 1/32 スズキ・ジムニー(キネティックイエロー)を作りました。

製作開始は2024/6/20、完成したのは7/16でした。

■キットについて
このキットは、ジムニーの4代目であるJB64をモデル化したものです。

キット構成は楽プラの標準形です。
塗装無しで作れる前提なので、ボディ色ごとにキットが出ています。

■製作について
このキットを作ろうと思ったときから、ボディは塗装しようと考えていいました。
ボディカラーのキネティックイエローは割とどぎつい感じの蛍光色で隠蔽力も強そうだけど、メーカー完成見本を見ても少し滲んだように見えるので、塗装するしかない。

塗装前のボディの色はこんな感じ。
ちょっと枯葉みたいというか、黄葉というか。

ボディはMr.カラーの蛍光イエローに蛍光グリーンを少しだけ混ぜてエアブラシで塗装しました。
黒く見えるパーツはMr.カラーのセミグロスブラック、タイヤのゴム部分はタミヤアクリルのNATOブラックです。

その他、インテリアは、リアウィンドウから後はボディ色と同じで、Bピラーあたりは黒、Aピラーと天井はライトグレーのようなので筆塗りしました。
あと、ルームミラーはウィンドウパーツと一体のクリアパーツになっていたので黒で筆塗り。
写真だとそこまで見えないけども。

順番は逆になるけど、JB64 ジムニーのデザインでは、ヘッドライトの下が斜めに切れ上がってるところが特徴的。しかもその周辺はいくつかの面で構成されている。キットではこのあたりがあまりエッジが立ってない印象だったので、少し成形してみた。
あと、その斜めに切り上がってるところにパネルの継ぎ目があるのでスジボリを入れて見た。

ボディ色が暗いとこの切れ上がりが目立たないので、キネティックイエローみたいな明るい色の方が特色が出るので気に入ってます。

またボンネットと車体の間の隙間が埋もれていたのでスジボリを入れてスミ入れしてみた。
多少はアクセントになったようです。

■7/19のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。

【模型】アオシマ 楽プラ 1/32 ランボルギーニ・カウンタック LP400

アオシマ 楽プラ 1/32 ランボルギーニ・カウンタック LP400を作りました。

製作開始は2024/6/6、完成したのは6/18でした。

このキットはカウンタックが楽プラで発売されてすぐ買った物で、元々はキシダ模型「楽プラ祭り」に間に合わせようかなと思って
たけど全然手を付けられていなかった。

フェアレディZの製作が進んでいたので並行して作っていました。

■キットについて
楽プラの標準的な構成ですが、サイドのエアインテイク周りの複雑な所やドアのNACAダクトみたいなところはパーツ分割が色々工夫されています。

エンジンフード周りの黒いところもシールですが、完成するとシールということがあまり気になりません。

■製作について
今回もデカールを使うところ以外は塗装しています。

ボディはMr.カラーのモンザレッド。黒いパーツ類はMr.カラーのセミグロスブラック。
インテリアはキットだと黒いパーツですが、LP400と言えばタンの革張りのイメージなので、Mr.カラーのタンで塗装しました。
タイヤはタミヤアクリルのNATOブラックです。

窓枠とワイパーの黒は付属シールです。

ボディを塗装するとプラのままより引き締まるし、内装も暗いよりは明るいタンにすると結構見栄えします。

背景は、初回限定でキットに付属していた紙の背景パーツです。

これはLP500S ウォルターフルフも欲しいところ。

最後に組み上げようとしたらトラブルが。
ボディのドア下パーツは下からインテリアパーツに差しこむようになってるのだけど、これが奥まで差しこんでも横から見るとかなり隙間が空いてしまう。

どうも差し込みの深さがいまいちなようなので、両方のパーツをかなり削ってしまった。差し込みピンも削ったから差しこんでも固定できないので接着してしまった。

■2024/6/21のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。

【模型】アオシマ 楽プラ 1/32 フェアレディZ S30(カスタムホイール)

アオシマ 楽プラ 1/32 日産フェアレディZ S30(カスタムホイール)を作りました。

製作開始は2024/6/4、完成したのは6/13でした。

元々はキシダ模型「楽プラ祭り」に間に合わせようかなと思って買ってあったのだけど、全然手を付けられていなかった。
ただ、作り始めたら割とすぐに完成した。

■キットについて
楽プラはパーツも少ないし、インテリアはサイドパネルとダッシュボードを折り曲げて完成するという簡単な仕組みなので、組み立てるだけならあっという間に仕上がる。

■製作
ボディパーツのままだと、プラが透けてる感じがする。下地色を塗ってないと光が透けるということでは無く、表面がやや透き通ったように見えるので、塗装をしました。

シールを使う部分以外は塗装しています。(ボディ、タイヤ、インテリア)。
ボディはタミヤラッカーのパールブルー、黒い部分はMrカラーのセミグロスブラック。

バンパーはメッキパーツのまま、ウィンドウモールは付属のシール、ウィンカーのオレンジは付属のシールです。バンパー以外のシルバーは全てシールです。

塗装するとプラ地とはちがう感じになるので良いです。

■2024/6/14のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。

1/43 レジンカー物色

そろそろ、1/43 レジンカーを作れるような腕になったかな・・・と思い、在庫から製作候補を選んでみた。

その1 スターター 1/43 セリカ ターボ IMSA GTO
1988年ごろの車体。
流面形セリカのST165がベースなのかな。

久々に観たら右のCピラーがゆがんでる。修正するの面倒くさそう。

その2 プロバンスムラージュ 1/43 AUDI 90 クワトロ IMSA GTO
1989年ごろの車体。

こっちのボディは問題なさそう。
1/43レジンカー初心者なので問題が少ないキットから手を付けようかな。

レベル1/24 Bob Glidden’s Motorcraft Thunderbird

(2024/1/12)
実家に眠っていたキットを回収してきた。
お手つき状態で一部組み立て済だったけど、作り直しをしようとしている。

これはアメリカのドラッグレーサーで、全米ホットロッド協会(NHRA)のPro Stockクラスで1987年にチャンピオンになったBog Gliddenのマシン。

ググると案外作例がヒットする。

【模型】スレッタ・マーキュリー(フィギュアライズ・スタンダード)

バンダイのフィギュアライズ・スタンダード「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のスレッタ・マーキュリーです。
(製作開始:2024/1/3、組み立て終了:2024/1/3)

今日(1/3)の外出予定が狂ったので気分転換に水星の魔女のスレッタとミオリネを作ろうと思って作り始めたのはいいけど、案外時間がかかってスレッタしか作れなかった。(始めたのが15時半ぐらい)

可動フィギュアとしてはよく出来ていますね。可動範囲もそれなりにあるし。

組み立ては終わったけど、塗装するかどうか考え中なのでデカール類も貼ってない。
しかもこのポーズ取らせるなら顔は別のデカールを貼ったものに変えないといけない。

塗装しなくても十分に見栄えするけども、「塗装しなくてもいいな」と「このままでは我慢出来ない」のギリギリのラインを付いている気がする。塗装しても代わり映えしないかもしれないし。

ネクタイと肩章は塗装した方がいい気もする。

上体のポーズを変えられるようにするために胸の下あたりが分割されて可動部になってるんだけど、そのせいで元の上衣の幼さが失われているので、可動部を埋めてしまった方がよいかもしれない。

【模型】2023年に作ったプラモデル

去年、2023年に作ったプラモを並べてみた(日付は完成した日)。

2022年後半から病気で入院を繰り返していて、2023年の1月に退院した。11月のうちに病後の過ごしやすさも考えて広い家に引っ越していた。
それまではゴミ屋敷だったのでまともに製作出来る環境じゃなかったので、思い切ってきれいにして環境を用意した。

入院中に見ていた「キシダ模型」の製作動画や閑古鳥ライブ等を見ていて、模型を作りたい意欲が高まったというのもある。

引っ越しにあわせて模型を作りやすい環境を整えたので(仕事用机と製作用机を作ったりとかして)、製作がはかどっている。
まあ、なんというか模型製作に全振りしているような気はするが。

  1. 2023/04/11 タミヤ 1/35 M5A1 スチュアート
  2. 2023/04/11 タミヤ 1/35 M3 スチュアート後期型
  3. 2023/05/11 エアフィックス 1/72 カモフKa-25 ホーモンA
  4. 2023/05/22 ドラゴン 1/35 Ⅲ号突撃砲B型
  5. 2023/06/03 ホビーボス 1/72 メルカバMk.4
  6. 2023/06/17 エレール 1/24 ルノーR8 ゴルディーニ
  7. 2023/06/25 アオシマ 1/24 JPNタクシー
  8. 2023/07/09 ドイツレベル 1/72 レオパルト1A5
  9. 2023/07/09 ドイツレベル 1/72 ビーバー架橋戦車
  10. 2023/08/02 タミヤ 1/35 JS-2スターリン
  11. 2023/08/23 タミヤ 1/35 マーダーIII 7.62cm PaK36搭載 38(t)
  12. 2023/08/23 タミヤ 1/35 キューベルワーゲン
  13. 2023/10/22 ドイツレベル 1/72 PzH2000 155mm自走榴弾砲
  14. 2023/10/22 ヴェスピッドモデル 1/72 レオパルト2A7V
  15. 2023/11/04 タミヤ 1/35 17ポンド対戦車自走砲アーチャー
  16. 2023/12/16 タミヤ 1/24 フェラーリ・ミトス
  17. 2023/12/23 サニー 1/32 フェラーリ350アメリカ

なんと17個も作っている。
一番沢山作ったのが大学の3年ぐらいだけどそれだって年に4つも作ってなかった気がする。

これもキシダ模型閑古鳥ライブに投稿するというモチベーションのおかげですな。

今後も1月当たり1個〜2個ぐらいのペースで作っていればどんどん増えるプラモの山も多少はけるし、「アレが作りたいのにいつ手を付けられるかわからない」という悩みも減りそう。

【模型】タミヤ 1/24 フェラーリ・ミトス by ピニンファリーナ

タミヤ 1/24 フェラーリ・ミトス by ピニンファリーナを作りました。

製作開始は2023/11/2、完成したのは12/16でした。

これもフェラーリ350アメリカと同じく、キシダ模型の「イタリア祭り」にあわせて作りました。

イタリア祭りとしては他にも色んな候補を考えていました。
・サニー 1/24 フェラーリ250LM
・フジミ 1/24 フェラーリ250GTO
・フジミ 1/24 フェラーリ288GTO
・ハセガワ 1/24 フェラーリ348tb
・フジミ 1/24 フェラーリ330P4
・イタレリ 1/24 フェラーリ365GTB デイトナ レーシング
・イタレリ 1/24 ランボルギーニ・ディアブロ
・ハセガワ 1/24 ランボルギーニ・イオタ SVR
・タミヤ 1/24 アルファロメオ 155 V6 TI(DTM)
・アオシマ/BEEMAX 1/24 ランチア・デルタS4

・タミヤ 1/12 ドゥカティ900SS
・タミヤ 1/12 ドゥカティNCRレーサー
・プロター 1/9 モトグッチV8

・ファインモールド サボイアS.21 (紅の豚)

しかしまあ〆切の関係でパーツが少なそうなミトスと350アメリカにしました。
ドゥカティ900SSはイモラタンクにしようと思ってタンク工作中から何十年も経っているけど、当時よりは工作の可能性が上がってるのでそのうち作りたい。

■実車について
フェラーリ・ミトスは1989年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカーで、テスタロッサのシャシーにピニンファリーナがデザインしたボディを乗せたものです。

ウェッジシェイプの組み合わせが特徴的ですな。

ベースになったテストロッサよりも後のオーバーハングが短くされていて、後輪が車体の後ギリギリに有る感じになっています。それでいて車幅が7cm広がっていて、前から見るとお尻の広がり方が強調されてます。

■キットについて
タミヤのキットは1991年頃に発売したもので、発売当時に買っていたものです。
ボディの仮組だけして放ってありましたが、イタリア祭りということで引っ張り出してきました。

キットは比較的シンプルです。
足回りとエンジン部分はテスタロッサのキットと同じで、ダブルウィッシュボーンのサスペンションが再現されています。
エンジン廻りは、エンジンをフレームに取り付けてからシャシーに取り付ける形になっており、リアハッチを開けばエンジンが見えるようになっており、下からもよく見えます。

エンジンや足回りの塗装は塗り分けて組み立てるだけなので割と簡単です。
シリンダーヘッドやエアクリーナー上部は、シルバーだけども凹んだところには赤が塗られていて、シルバー部分が刻印として浮かぶようになっているのですが、塗り分けるのに苦労しました。
シルバー刻印部分を筆塗りしようと思ったけどうまく行かず。

キットではシートベルトが再現されていませんが、実車ではシートベルトがシートに穴が開いていてそこから生えており、加工が大変そうだったのでそのままにしています。

ボディはオープンタイプで、テスタロッサと違って窓枠やサイドスリットの黒の塗り分けが少ないので楽ですね。

ウィンドウスクリーンは周囲に黒い縁取りがありますが、純正マスキングシールも無い時代なので、頑張ってマスキングして裏からセミグロスブラックを吹きましたが、剥がすときに少し汚くなってしまった。

レッドはクレオスのC68モンザレッド。

個人的にはクリアーが厚そうに見えるのが好きではなく、シャープなツヤ感がでるようにしたいのでクリアーは薄めにして研ぎ出しました。
これは2000番のペーパーと、タミヤのコンパウンドを荒目・細目・仕上げ目で磨いただけです。
研いでる途中に少しエッジの赤がはげてしまいましたが、塗り直す気力が無かったのでやむなくそのままに…。

ピニンファリーナのロゴやシフトゲートは金属製のインレットマークというのを貼り付けるようになっています。
30年ぐらい経ってるキットでもデカールの劣化の心配が無いから安心なんですがインレットのノリ自体が弱まっていて、貼り付けても浮いてしまうし、表についている透明シートのほうがセロテープ並みにくっついているので、貼り付けてシートを剥がそうとするとインレットがくっついてきてしまいます。
しかたないのでインレットをデカール糊を使って定着させてみました。
セメダインハイグレード模型用などを使う手もあるようですが、はみ出しが目立ちそうなので使っていません。

フロントのフェラーリのエンブレムもインレットマークですが、切り絵みたいに枠と馬の部分だけがあって、下の黄色い部分がないので、半透明シートにイエローを吹いたものを切って車体に貼り付けてからその上にエンブレムを載せました。こちらもデカール糊で固定。

ライト類はただのクリアパーツで奥に難のパーツもないので、裏からメタルフィニッシュのシートを貼って、クリアパーツ自体はボンドGPクリアーで貼り付け。
フロントライトのカバーが縁取りが無いタイプなのでフチを塗装するわけにもいかず、このままGPクリアーで付けても接着剤がめだちそうだったので、ラッカーのつや有りクリアーをフチに塗って固定してみました。

ホイールはメッキパーツで、説明書の指定では全体をクロームシルバーで吹くようになっていますが、実車はアウターリムがピカピカで、インナーリムはつや消しシルバーという感じなので、仲宗根さんのレシート拳ならぬコピー用紙拳で筒を作って内側だけC8シルバーを吹き付けるというやりかたで塗装しました。

タイヤはポリキャップでは無く、ピンを押し込むようになってるのですが、ホイールとの合わせがゆるゆるでかなりガタついてしまいますが、まあ飾るだけなので問題は無いでしょう。気になる場合は太めに加工して接着してしまった方がよいかも。

最後にシャシーとボディを合体させるのですが、組んでる途中はぴったりだったのに、コクピットを取り付けてから塗装で皮膜が増えたせいか、イマイチきっちりとはまらなくなってしまいました。
まあ最後に写真撮ってこれでいいかと言うことにしてしまった。

でも久々に赤いフェラーリを作って楽しめたので良かったかな。
他にもフェラーリを作りたくなった。

■2024/1/4のキシダ模型 イタリア祭り お披露目ライブ で紹介して貰いました。

【模型】サニー1/32 フェラーリ350アメリカ

サニーの昔のキット、1/32 フェラーリ350アメリカを作りました。

製作開始は2023/10/24、完成は12/23でした。

キシダ模型でイタリア祭りに投稿するために古いキットを引っ張り出してきました。

■実車について
初期のフェラーリの名車というと、1949年に発表した「166MM(ミッレリミア)」。
ル・マンやミッレリミアを席巻しました。

その後アメリカ市場向けとして1952年に「340アメリカ」を発表しました。1気筒あたり340ccの12気筒で4.1リッターのエンジンを登載していました。

350アメリカは350cc x 12気筒では無いかと思うけども、どうも実車の情報が無い。

ただ、このキットの車体は市販車っぽい趣の強い340アメリカよりは166MMに似ています。

■キットについて
このキットは今は亡きサニーが発売していたものです。
サニーはオリジナルキットと言うより他メーカーの金型のキットを発売していたメーカーで、このキットの刻印を見ると、Gowland & gowland 1955とあります。当時ゴウランド兄弟のメーカーが製造して、レベルなどが発売していたそうです。

箱を見るとフェラーリ350アメリカの他にもジャガーXK120、MG-TDの写真も載ってます。

購入した時期は不明。1980年代末だったか、1990年代か…。

パーツはあっさりしたものでランナーが非常に太く、簡易インジェクションという感じですがプロポーションは悪くありません。
ボディを一発で抜けないのでボディのフロントマスクと左右は別パーツです。
タイヤもホイールと一体になっていて、左右貼り合わせです。

パッケージと主要パーツはこんな感じ。

せっかくのオールドキットなのでディテールアップなどはせず、そのまま組んで楽しむことにします。

塗装はサーフェイサーのあと白を吹き、その後でクレオスC68モンザレッドを吹いています。

クリアーを厚く吹いたときの、「ああ、クリア層があるなあ」という感じが好きではないので、赤の塗装に直接コンパウンドかけています。

タイヤはホイールとタイヤが一体なので、塗り分けが必要です。
サークルカッターでマスキングシートを切り出そうと思ったのですが、丸く切り抜くと全てをきれいに貼り付けるのが難しかったので、半分ずつ貼り付けてマスキングしてシルバーを吹いてみた。
しかしマスキングを外したら結構はみ出ている!しかも使う塗料を間違えてクレオスのMr.メタリックカラーを使ってしまった。
これは吹いた後で磨くことでメタリックの輝きが出る塗料なので、吹いた後も触ると手に粉がついてしまうんですよね。おかげでその後も銀色があちこちに写ってしまって困りました。
しかたなく、タイヤブラックを後から筆塗りしてタッチアップしましたがうまくいってないところがあります。

ウィンドスクリーンは付属の透明プラ板を型紙にあわせて切るような指示がありますがプラ板がありませんでした。無くしたのかも…。

しかもボディ塗装後に気づいたのですが、ウィンドウスクリーンを車体に取り付ける基部パートを紛失していました。
しかも基部を取り付ける穴が車体に開いており、ここが丸見えになってしまいます。

仕方ないのでステーを自作して、穴を隠しつつウィンドウスクリーンを付けるようにしました。小さいステーを作るのにどうしようかと悩んだ結果、エポパテで作成しました。すごいやっつけ感のパーツになってしまった。
ウィンドウスクリーンはお惣菜が入っていたブリスターのフタから切り出しました。

リアのナンバープレートを付ける部分にも穴があるのですが、こちらもナンバーが紛失しているので、ナンバープレートを自作し、基部も適当にでっち上げました(黒いパーツです)。

ナンバープレートやライト、ウィンドウシールド類は、塗装面に接着するので、プラスチック用接着剤では無く、コニシの「ボンド デコプリンセス」を使ってみました。
これは「セメダイン ハイグレード模型用」と似た接着剤ですが、乾燥後はハイグレード模型よりは固くなるということです。

キットにはデカールも無いし、フェラーリのエンブレムの指定も無かったので、とりあえず黄色に塗ったシートを貼り付けてごまかしました。

ボンネットを止めるベルトなどはモールドになっているので筆塗りです。あまりシャープにはなりませんでしたが、メリハリが付いていい感じになったのではないかと思いす。

セメダイン ハイグレード模型用と、コニシボンドのデコプリンセス

■2024/1/4のキシダ模型 イタリア祭り お披露目ライブ で紹介して貰いました。

【模型】タミヤ 1/35 バレンタイン17ポンド対戦車自走砲 アーチャー

タミヤ 1/35のアーチャーを作りました。

2023/8/27に製作開始して、完成したのは11/4でした。

作りかけてから、ミニスケール祭り向けにPzH2000とレオパルト2A7Vを作り始めたので完成が少し遅くなってしまった。

今は一人自走砲祭りとして、マーダーIII→アーチャーと作っているので次のAFVも自走砲の予定。

■実車について
パンターやティーガーに対抗しうる対戦車砲として17ポンド砲(76.2mm)を開発したイギリスですが、当然ながらこれを戦車の車体に載せる案が出てきます。

当時、クロムウェルの車体を大型化して17ポンド砲を旋回砲塔に積んだ巡航戦車A30チャレンジャーが開発中でしたが、開発に時間がかかったためとりあえず配備ができるアーチャーの開発が進められました。
それでも最初の配備は1944年の10月で、ノルマンディー上陸作戦より後のことでした。

17ポンド砲は砲身が長く、機関部も大きいのでバレンタインの車体には積めないので、後ろ向きに搭載されることになり、砲身が向いているのが実は後ろだという独特な形になりました。

操縦席は車体中央にあり、17ポンド砲の真後ろになります。
一応、座っていても下がってくる大砲に頭がぶつかる心配は無いのですが、戦闘中にこんなころにとても坐ってられなさそうです。

車体は一応バレンタインを流用しているのですが、エンジンルーム上面はかなり外見が違います。
バレンタインは小さなカバーが並んでいるのに対して、アーチャーは広く開口したグリルが並んでいます。
アーチャーは横や操縦席側からの写真を見ることが多いので、後ろから見るとこんな形になっていたんだ、と驚くことが多いです。

なお、車体下部は速度低下を避けるため重量を減らそうとして装甲の厚みが減らされてたそうです。

■キットについて
さてキットですが、タミヤの比較的最近のものなので組み易いです。
戦闘室周りはかなり入り組んでいますが、指示通りに組み立てていくと形になってしまうのに感心します。

キャタピラも部分連結式のキャタピラになってて、前後のカーブにあわせる箇所以外はあらかじめ一体成型なので手間が減ります。
また、上部のキャタピラはあらかじめ少し波打った状態で一体成型されているのはうれしいところですな。

連結式キャタピラはいつも組み立てと塗装の順番に悩むのですが、今回は、上下の長い部分と、前後の転輪に沿ってカーブしている箇所の4パーツまで接着してしまい、キャタピラを塗装してから最後に接着しました。

この手の自走砲は、装甲板で囲まれた戦闘室の中が完成後も丸見えで、大砲周りが入り組んでいるので、塗装と接着の順番に悩むところです。
塗装後に接着すると接着剤跡が目立ちそうだったけど、一応、車体下部と車体上部は塗装後でも接着できそうだったので、今回は戦闘室はほぼ先に接着してから塗装することにしました。

塗装ですが、イギリス戦車の色はいわゆる「ダークグリーン」ではなくて「SCC No.15 オリーブドラブ」だということなので、AKのアクリル第3世代のSCC No.15 オリーブドラブを使ってみました。米軍のオリーブドラブよりは少しだけダークグリーン寄りの色になります。
タミヤの製作見本はダークグリーンなんですが、パッケージアートはオリーブドラブっぽく茶色よりになっていて、この箱絵がまた戦闘中の緊迫感があって格好いいです。

専用アクリル溶剤と1:1に薄めてエアブラシ塗装してみたのですが、かなりガサガサでザラザラな感じになりました。もう少し薄めた方がよかったのかも知れません。
ラッカー版も出ているのでそちらも試してみようと思います。

しかしウォッシングをしてみたら、かなり暗くなってしまった。

目標としてはその後に明るめの調子をつけたかったけども、うまくリカバリーができず、ドライブラシもいまいちだったので、やむなくタミヤのウェザリングマスターのサンドで軽くなぞったらそこそこ明るくなりました。
ただ、いかにも昔ながらのバフのドライブラシをやりすぎましたという感じになってしまったので、つきすぎた部分を多少落としてから水性のつや消しクリアーを拭いてやっと落ち着きました。

足回りはほとんど泥汚しをしない形にしてみました。

本来はボックスアートみたいなウェザリング(汚れの塗装ではなくて、色んな色調が混ざった色合い)をしたかったのですが、全体としては狙った汚しが出来ませんでした。

この後も自走砲も17ポンド搭載の戦車も作る予定。

なんとなくイモムシっぽいが、前後の転輪に沿わせて組み立てたキャラピラ。

■資料について
「GROUND POWER グランドパワー 2017年6月号 バレンタインの開発と構造」にバレンタインの派生車両として、ビショップとアーチャーが載っています。

2023/11/10のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。