タミヤ1/35 JS-2スターリン重戦車1944年 ChKZ(チェリャビンスク・キーロフ工場製)作りました。
2−3年前のコロナ自粛期間に作りかけてほぼ組み立てし終わった状態で止まっていたものを製作再開、
2023/7/9に再開して、完成したのは8/1でした。
■実車について
ドイツ戦車に対抗するために122mm砲を積んだのがスターリン重戦車。
ティーガーIやティーガーIIと違ってあまり大きくない車体なのに砲身が威圧的なのが特徴ですね。
JS-2の初期型の車体前面(操縦席部分)がくびれていたのに対して、避弾経始を向上させるように斜めの装甲にかわったのが1944年型になります。
昔はJS-2m等と呼称されていたものか?
JS-2はIS-2と書くこともあるが、元々「ヨシフ・スターリン」のロシア語綴りが「Ио́сиф Ста́лин」なのでロシア語なら「ИС(イーエス)」、それに対するラテン文字で「IS」になるのだが、
スターリンの「ヨシフ」を英語圏の名前として「Joseph」と表記しているとその略称が「JS」になる。
戦車名は「ヨシフ・スターリン2」じゃないから「ИС-2」かそれをラテン表記にした「IS-2」と書く方が自然に思える。
■製作について
中断時はほぼ接着が終わっていて、砲身と砲塔、燃料タンクにタミヤパテを持って継ぎ目消しを待っている状態だったので、継ぎ目消し作業から開始。
砲塔の表面も鋳造の荒さを出そうと溶きパテを塗ってみたが、結果的にはおとなしくなりすぎたかも。
ディティールアップ的なことはほとんど何もせず、前照灯とホーンのための電気コードを足したぐらい。
今回は、ベルリン市街戦で敵味方識別用の白線を描きたかったのでさっさと塗装に入る。
車体はGSIクレオスのC511「ロシアングリーン 4BO」をエアブラシで。4BOというのはロシア戦車のグリーンの標準色です。
あとはタミヤアクリルのフラットホワイトを水で溶いたもので白線を筆塗り。
その後はいつものようにウォッシングとスミ入れをしてから、へたった感じにするために雨汚れとか入れてみようと思ってMRウェザリングカラーなど使ってみたが、少し色を載せただけでも色が落とせない(消しても残ってしまう)ので扱いが難しかった。溶剤で拭いても乾くと色が復活するんだよねえ。
燃料タンクあたりにオイル汚れ(ガソリン)、排気口あたりは黒い油混じりの汚れを入れてみた。全体は、兵士が乗り降りするので泥汚れを上面に入れてみたが途中で力尽きてきたので、全体は統一感がなくなってしまったかも。
マーキングはシロクマが描いてあるものにしたのでちょっと可愛い。
ロシアングリーンとホワイトを塗ってからデカールを貼っただけの状態。つやが落ち着いてない。
■2023/8/7のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。