ドイツレベルの1/72 PzH2000(Panzerhaubitze 2000、パンツァーハウビッツェ、装甲榴弾砲)を作りました。
2023/9/12に製作開始して、完成したのは10/22でした。
これはキシダ模型のミニスケール(1/72、1/76)AFV祭りに合わせて作ったものですね。
前にレオパルト1A5とビーバーを作ってドイツ連邦陸軍のNATO迷彩は1/72なら何とかなるなと思ったので今回もドイツ連邦軍です。
時間があればドイツ連邦軍じゃないけどM109A6とM109A7の作り比べもしたかったけどさすがに時間がありませんでしたわ。
■実車について
PzH2000はドイツ連邦軍が1998年に配備を始めた155mm自走榴弾砲で、それまで使っていたM109シリーズでは言外が見えていたので、より長射程で連射速度を上げられるようにしています。
自動装填装置を備えた主砲、MBT並に長い車体に長い砲塔、長い砲身が特徴です。
ウクライナにも提供されて話題になりました。
■キットについて
キットはドイツレベルの1/72としては標準的なもので、細かいパーツは少なくて、OVMは車体と一体成型ですがそこそこのディティール感があります。
キャタピラは部分連結式です。これもドイツレベルの1/72としては一般的な構成です。
キャタピラを組む前に塗装した場合、連結するときに羽目合いがきつくて入らなかったり、接着剤で塗装が汚れてしまうので、今回は事前に車体にホイールとキャタピラを接着してしまって、後で筆塗りすることにしました。上部のキャタピラはサイドスカートで見えなくなるので省略しています。
また、車体背面パーツは車体上下を接着してからでないと組み立てられないのですが、塗装後に接着すると塗料が汚れやすいので、車体上下とスカートも先に接着してしまいました。
そのため、
・転輪とキャタピラを接着して車体上下、後面も接着した車体
・砲塔
のように大きく分けて2の塊になるまで組み立ててしまってから塗装しました。
塗装はタミヤアクリルのNATOグリーンをエアブラシで吹いたあと、VICカラーのNATOブラウンとBATOブラックを筆塗りしました。
そのままだとアクリルはつや消し、VICカラーは半つやでちぐはぐになりますがが、クレオスの水性プレミアムトップコートつや消しをエアブラシで2回ほど吹いたら艶も均一になって筆むらも分からなくなりました。
そのあとはいつものようにエナメルのフラットブラックとレッドブラウンでウォッシングした後でスミ入れしました。
PzH2000の演習写真を見ると、足回りもサイドスカートも泥で隠れて迷彩すら見えない状態をよく見かけますが、今回はドライブラシや泥汚れは無し。
ランプ類にはオレンジを塗り、シャベルなども塗装しました。
ワイヤーロープはプラパーツですが、今回はあまり波打った形状を再現する必要が無かったのでそのまま使っています。
ウォッシングでエナメルを薄めて塗っていると、乾燥させてもほこりが付きやすいし指紋も付きやすいので、再度水性のつや消しでコートしました。
金属色とバイザーのガラス部分は最後に筆塗りしてます。
モンモデルの1/35キットも作らないとね。
2023/10/28の「キシダ模型”ミニスケールAFV祭り”お披露目ライブ」で紹介して貰いました。