【模型】ハセガワ 1/72 F4U-1D コルセア

ハセガワ 1/72のF4U-1D コルセア作りました。

製作開始は2024/11/2で、完成したのは20224/12/1でした。

これはキシダ模型閑古鳥ライブの「ハセガワA帯祭り」にあわせて作りました。

F4UもF8Fと同じく好きな機体で、F4U-1Aのトライカラースキームが色あせた姿もいいし、F4U-5Nも格好いいし色々作りたいけど、A帯ということでF4U-1Dになりました。

F4U-1は速度性能を出すためにP&W R-2800エンジンを搭載し、胴体の直径を極力細く絞っています。
結果として大きなプロペラに対して主脚が届かなくなるので逆ガル翼に。
しかし視界が悪いので座席を上に上げてキャノピーも突き出して視界を確保したというのがF4U-1Dです。

製作上は何もディティールアップしていませんが、アンテナ線を伸ばしランナーで作りました。
アンテナ支柱はほぼイモ付けなので真鍮で差し込み線を作って接着しています。

塗装は例のシーブルーですが、相変わらず調合は曖昧。

キャノピーはマスキング販売のマスクシートを使いました。

このキットは古い在庫ではないのですがハセガワのデカールは糊が弱くて困りました。一部のデカールが破れてしまったので急遽キットを買い足してデカールをかっぱらってなんとかしました。

■こちらの作品は2024/12/21のキシダ模型閑古鳥ライブ「ハセガワA帯祭り」お披露目ライブでしょうか委して貰いました。

【模型】モノグラム 1/72 F8F-2 ベアキャット

モノグラム 1/72 F8F-2 ベアキャットを製作しました。

製作開始は2024/10/31、完成したのは2024/11/24でした。

元々ベアキャットは好きな機体で、モノグラムのキットも昔から持っていたけどなかなか作れなかったのですが、F9Fも完成したので、勢いで作っています。
シーブルーの機体繋がりです。

F6Fヘルキャットよりも小さくした機体に大きな4枚プロペラがついていて、地面を叩かないように主脚の長さを稼ぐために付け根で外側に一度折って畳むという凝った仕組みになっていて、両足を踏ん張ったように見えるところがいいです。
P&W R-2800エンジン搭載の機体はみんな大きなプロペラに対して主脚をどうするか工夫をしていて面白いですね。

キットは刻印を見ると1976年製のように思われます。(今回のキットは1989年再版品)
内容は簡素なもので、主脚収納部はがらんどうだし、主翼と尾翼は胴体で挟み込んで組み立てる構造になっています〔隙間が出来やすい)。

F8Fは割とずんぐりしていてコクピット位置が盛り上がってるような形ですが、モノグラムのキットは少しスマート過ぎるかなという感じです。
また、エンジンの軸も水平というよりはコクピットから斜め下に向いている感じなんですが、キットは割と水平ですね。

さすがに古いキットなので、デカールは水に浸けてもなかなか浮いてこないし、デカールが浮いてくるときにゴミが出てきましたが、何とか貼り付けて水性の半つやクリアの缶スプレーでコートしました。

他のメーカーのF8Fも作り比べしたいですな。

この作品は2024/11/29のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。

【模型】ハセガワ 1/72 F9F-2 パンサー

ハセガワ 1/72の F9F-2 パンサーを作りました。

製作開始は2024/10/1、完成したのは2024/10/21でした。

F9F-2はもともと好きな機体だったけどいつも挫折してたのですが、今回はサクッと作ってみようと思って取り組みました。
どちらかというとグロッシーシーブルーの機体の練習という感じです。

キットは古いものですが、素性はいいです。
ただ、実機はもう少しずんぐりしているのに対して少しスマートすぎるかなという気がします。

塗装は指定のC365 グロスシーブルーだと少しくすんでいるのでもう少し青みを強くしようと色々調合していたら、どういう調合だったかわすれてしまいました。

困ったのはデカールの糊が弱くて、貼った後も剥がれてきたところですか。クリアーでコートしたけど、エアブラシの空気でデカールが剥がれた。

【模型】ForeArt 1/72 M109A7 パラディン

ForeArt 1/72の M109A7パラディン作りました。

製作開始は2024/8/25で、完成したのは2024/9/21でした。(M109A6と一緒に完成)

M109A7 パラディンは、M109A6の改良型で、足回りのパワーユニットや転輪・キャラピラをM2ブラッドレイから流用して機動力を高めています。
車体正面も変わっているし、車体長も伸びてるようです。

A6とA7のの簡単な見分け方としてはこのあたり。
・前照灯の形がちがう
・ロードホイールの数が違う(A6は7つ、A7は6つ)
・キャラピラがちがう(A6はシングルピンの1列、A7はダブルピンの2列)
・車体後部のスキッドの有無(A7は足回りだけでたえられるようになったので廃止)

2017年ごろから配備されてるはずなのに、ネットで調べてもなんかプロモーション的な動画や遠景の写真しかなくて、イマイチディティールが判らない。A6とA7を間違えて紹介している動画も多い。

今回のキットは新興メーカーのForeArtのもので、一部のパーツはエッチング、砲身はアルミ挽物、マズルブレーキはプラの一発抜きか、3Dプリントのものが選べるようになっています。キャラピラは部分連結式です。

エッチングにしてくれようとしているのはいいんだけど、1/72だと小さいので加工も接着も大変です。(接着面の強度不足)
プラパーツとの選択式でも良かった。

後はあまり言うことは無くて、塗装もM109A6と同じくクレオスのC313 イエローで塗装しました。

パーツだけ見ると細かいしエッチングもあるのですげーっとなるのですが、完成するとレベルとあまり違いが出なかったですね。

砲塔と挽物の砲身

エッチングパーツとデカール

車体を組んだところ

3Dプリントパーツ

ドイツレベル1/72 M109A6と ForeArt 1/72 M109A7を並べたところ

こちらは2024/10/4のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介して貰いました。

【模型】ドイツレベル 1/72 レオパルト1A5

ドイツレベル 1/72 レオパルト1A5作りました。

2023/6/6に作り始めて、キャラピラ以外は3日目に組み上がっていたのだけど、そこからなんやかんやしてると時間がかかって、完成したのは7/9でした。
ほぼ素組みの1/72で一ヶ月もかけていると1/35だと1年に数台しか作れないのでもっと早く作れるようにしたい。

■実車について
レオパルト1の初期の鋳造砲塔車輌のレオパルト1A1は、その後で生産されたレオパルト1A2に比べると装甲が薄く、手法のサーマルジャケットがなく、サイドスカートもなかったので、近代化改修として、増加装甲を付けたレオパルト1A1A1に改造された。
その後、パッシブ暗視装置を付けたレオパルト1A1A2にも改造された。

さらにその後、火器管制装置などをアップデートして、EMES18というレーザー測遠機と赤外線暗視装置を統合した火器管制システムを搭載。これはレオパルト2相当の装備になった。
測遠機がレーザーになったことで、従来砲塔の左右に突き出ていた光学式の測遠機は撤去されている。

(VANGUARDの本を見たら、その後呼称が変更されてレオパルト1A5は1A5A1ににあったという記載があるが、あまり普及してないみたいなのでここでは1A5で通す)

■キットについて
ドイツレベルは1/72でドイツ陸軍のAFVを色々出していますが、このキットは割と感じがいいです。
砲塔や増加装甲もこのままでも見栄えするし。

ただ、増加装甲を砲塔に付ける際に,やたらステーが延びていたけど実車にはないので全部削り取った。

防楯についてル増加装甲には溶接後が目立つので伸ばしランナーで再現した。

その他、ワイヤーロープはプラ製だったので、電気コードをよじったものに作り替えて(手頃なアクセサリーがみつからなかったので)、ゲーブルを取り回す際のステーは真鍮戦で自作した(オーバースケールだけど、小さすぎると固定出来ない)。

塗装はガイアノーツのNATOグリーンをエアブラシで拭いた後は、VICカラーのNATOブラウンとNATOブラック筆塗り。

迷彩は苦手だったが、これは境界がシャープな塗り分けなので、エアブラシンフリーハンドでは難しいため、筆塗りしようと考えていた。(マスキングするには細かい部品や凸凹が多い)。

筆塗りは、ムラが出来たり下の塗装が剥がれてきたりするので苦手だったが、VICカラーは水性で割とすぐ早く乾き、自己平滑性でムラがでにくいということなので試してみた。1回では塗料が載らないが3回ほど塗るとちゃんと色が乗ったかな。

ただ、この時点ではやたら明るくておもちゃっぽいので、エナメルのブラックとレッドブラウンとダークグリーンを混ぜたものでウォッシングして全体を暗い色調にした。(実車は迷彩パターンがもっと視認しにくい)

また、1/72は近づかないとモールドがわかりにくいのでちょっと大げさにスミ入れしてある。

ドライブブラシなどのハイライトは入れていません。

OVMは車体に一体化しているし面積も小さいので、筆を寝かせて塗るとはみ出る。なので、極細面相筆の先でチョンチョンとつついて塗料を置く感じで塗りました。

※色々書いているが、こうやって塗るもんだぜということではなく自分でも初めてなので記録のために書いています。

①素組みの状態。増加装甲のモールドもいい感じのキット。手すりはもっと細いのだけどこのままにした。

②防楯の溶接痕は追加した。

③NATOグリーンの上に、VICカラーのNATOブラウンとNATOブラックを筆塗りし終わったところ。
やたら明るいし、おもちゃっぽい。

④デカールを貼ってからクリアーでコートした後でウォッシングとスミ入れをした状態。

⑤完成品

⑥タミヤエナメルと比べると大きさはこれぐらい。

■2023/7/11のキシダ模型閑古鳥ライブで紹介していただきました。

■参考資料

  1. PANZER臨時増刊「世界のMBTシリーズ レオパルト1&2」サンデーアート社(1983年刊)
    古いので、レオパルト1A1A1までしか載っていない。またレオパルト1はみんな迷彩していないが、砲塔などのアップがあるので参考になる。
  2. 「LEOPARD 1 and 2 THER SPEARHEADS OF THE WEST GERMAN ARMOURD FOURCES」Concord(1990年刊)
    レオパルト1A5登場後。カラーは少ないが、ワイヤー取り回しなど参考になる。カラーの色調も確認出来る。

  3. 「ARMOUR OF THE WEST – NATO’s AFNORTH & NORTHHAG」Concord(1992年刊)
    ドイツ陸軍だけでなくイギリスやベルギー、デンマーク、オランダなどのAFVが出てくる、レオパルト1A5比率は低いが、カラーで3ページほど載ってる。むしろチーフテンMk.11、チャレンジャーの写真が格好いい。

  4. 「NEW VANGUARD 16 LEOPARD 1 MAIN BATTLE TANK 1965-1995」OSPREY(1995年刊)
    手持ち資料では一番新しい時期をフォロー。レオパルト1シリーズの解説や開発、近代化改修の記載あり。レオパルト1A5についても。

  5. 「PANZER 1986年6月号」サンデーアート社
    「最近のレオパルト1シリーズ(1)」という特集がある。ディティールの参考というよりは近代化改修の説明として。