2004-09-27(月)
_ 魔訶不思議『あくまくまじっく(完全版)(1)&(2)』(シーズ情報出版/ももまんじるし)
魔訶不思議(摩訶不思議)の旧作が完全版として復活(どこが完全になったのかは知らない)。
普通の家庭で過ごしていた魔界の王子を迎えにきたものの、魔力を失っていて門をくぐれないことが発覚。魔力を身につけるまで地上で王子と一緒に暮らすことになったものの、毎日のようにもてあそばれる羽目に…(延々続く)。まだ3巻がでるみたいね。
それにしても知らない出版社だ。「ももまんじるし」というシリーズ名もなんのだか:-) おまけに発行元は「モエールパブリッシング」というこれまた怪しげな名前…。
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2010-09-27(月)
_ 『ユリイカ(10月号) 特集:安倍吉俊』(青土社)
ユリイカ最新号は安倍吉俊の特集。
新城カズマとの対談、有村悠によるインタビュー、その他大勢による安倍吉俊論。
同人誌「古街」と何か際立たせて扱っているのはちょっとちがうきがする。(そういえば後の同人誌で「古街というタイトルはフルマテリアルのことで」「ああっ、がっかりする声が」みたいなことを描いてたなあ。コミケに遠征しなくなってむてけいもしばらく買ってない…)
_ 内田樹『態度が悪くてすみません』(角川oneテーマ21)
昨日、内田樹のフェアで買ってきた本。その前にも他に読んでるのだがすっ飛ばしたりして。
表題は、態度が不遜であるとかいうのではなく、批判されるとさっさとすみませんと謝ってしまう態度のことを言ってるとか。新しい発見の無い指摘をされてもしょうもないので「もうわかってますから」と話を打ち切る態度。聞き返すときには何か有意義なことを感じたと。
それはそれとしてこの本はブログの文章を集めたのではなくて依頼原稿を中心に集めた本らしい。
出版順とはちがう順番で著作を読んでいるので「この議論はもう読んだなあ」と思うときも多々あり。とはいっても『大滝詠一の系譜学』と『池上先生のこと』『時の守護者』あたりは興味深かった。興味深いというのは「その周辺、もっと知りたいんですけど」と思ったと言うことですが。