2005-05-02(月) [長年日記]
_ 上條淳士『SEX(7)』完結
ついにコミックスで完結。
そうかー、こんな締め方してたのかあ、全然記憶にないなあ。ユキの片割れもユキ。ユキとナツのほうが大事なカホ。カホはユキに渡せないユキ(どっちだ)。
沖縄という舞台が内地人には珍しいだけかもしれないが、いや沖縄というより福生も含めて基地の街といったほうがいいのだが、それもちょっと新鮮だった。
_ ささだあすか『三日月パン(2)』(花とゆめコミックス)
パン屋さん居候シリーズ(というと身も蓋もないが)。従兄弟とか幼なじみとか出てきてライバル登場かと思っても…。とりあえず元気が取り柄。
_ 『安心のファシズム』読了
読了なのだがちょっとだるかった。
元記者という経歴のせいか、資料にあたっていろいろな議事録や発言を引用してきて意志決定のプロセスについて指摘しているのだが、論旨自体は個人的感想になってしまっている。なんか、20年ぐらい前に読んでた体制批判系書籍とあまり構造が変わらない…。
いや、いろいろ論点をあげてるのは問題ないんだけど、これは皆さん不快でしょ?というのが説明しなくても同じ感想を持つだろうとという前提で書かれてるんだな。なので、具体的に言わなくても「ここ」が問題だってことはわかるでしょう、といわれている感じ。
2005-05-03(火) [長年日記]
_ 寝屋川再生計画とか
寝屋川再生とかなんとかで川辺の工事をやってたのが数週間前に終わっていた模様。橋のそばから川岸に降りる階段があって、立ち入り禁止になっているのかと思ったらいつの間にか開放されていた。といっても川岸に遊歩道ができているのは寝屋川市駅前の3つの橋の区間だけなんだけど。再生計画の一環なので橋のそばには説明の看板があるんだけど寝屋川市のHPには最新情報なし(不便)。
昼間に撮ってもよかったのだが、あまり明るくても目立って歩きにくいし夜のムードをねらってるとしか思えない設計なので夜で。ほんとはもう少し明るい時間帯に行こうと思ってたんだけど。
川沿いは板張りのテラスみたいなところがあって、橋もある。ちなみにこの階段状のところは「船着き場」といわれているが、船って…。
2005-05-05(木) [長年日記]
_ 大阪三越の閉店
業績不振のため、5/5をもって三越百貨店の横浜・大阪(北浜)・枚方・倉敷店は閉店となったのでした。
会社の目と鼻の先に北浜店があったので、会社に行ったついでにのぞいてみた。会社に行ったのは家にいると気が散ってできないことがあったからだけど、会社に行っても全く仕事ができなかった…。
とりあえず用は済んだので会社を出たらちょうど閉店間際(18時前)で、閉店の音楽としてホルストの「木星」が鳴り響いていた。正面玄関にまわると閉店の挨拶を見るための野次馬や通行人、マスコミがあふれていた。いやー店内も結構混み合ってそうだから行かなくてよかった。
18時をちょっとまわったところで店長の挨拶。「315年」の歴史に幕を下ろすことになるがまた戻ってきたいとのことでした。
北浜の三越は会社に近かったとはいえ、百貨店なんて普段寄るはずもなく、もっぱらデリカテッセンと中に入っているマクドナルドぐらいしか利用してなかったんだけど、アルティザン&アーティストのカメラバッグを買ったのもここなので、ちょっと残念。
_ マーチン・ファウラー『エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン』やっと邦訳
Martin Fowlerの"Patterns of Enterprise Application Architecture"、いわゆる"PoEAA"の邦訳が翔泳社からでたようです。待ってたよう。でも今金がないので今すぐ買えなかったりして(邦訳も\6,090と高い)。
(同じ日に「After...Sweet Kiss」買ってたのね)
2005-05-06(金) [長年日記]
_ 『フィールヤング』
宇仁田ゆみ『ゆくゆく』(トリバコハウスの外伝)も完結だ(そういえばLaLaではカレカノが最終回)。これは平和に終わった。途中すっ飛ばしてる気もするけども…。
かわかみじゅんこ おかざき真理『サプリ』、女の戦い。になったようなならなかったような。最後の開き直ったような口げんかがよかったり。
高口里純『新・花のあすか組』はキツツキ対決&マリーの居場所。なんでいきなり潜伏してるのか。それも蘭塾。
_ 『コミックBIRZ』
『夜刀の神つかい』、首切って死んだはずなのに神つかいになって動いてるし…。まにあわあわなかったのか。冬目景『幻影博覧会』は新章。真夜さん、相変わらず。
_ 坂井恵理『ブラッディ・オレンジ・ガール』(ヤングジャンプ漫革)
読み切り。心の傷が見える話。けがだらけの同級生の女の子、と思ったら他人には傷は見えてなくて本人と自分にだけ見える心の傷だった。心ない発言で傷がついているが、本人は気にしていないというけれど…。
心の傷というとちとモチーフとしてナイーブな気はするけれど、まあラストのオチに持ってくための話ですね。
2005-05-07(土) [長年日記]
_ コミティア72の収穫
5/5にビッグサイトで開催されたコミティア72、またまたlunmingさんに買ってきていただいた。ありがとうございます。
・HATA HATA(らいだゆず)『まじょっこ』
魔王から世界を救うために立ち上がりそうで立ち上がらない魔女っこたち…。
・HATA HATA(らいだゆず)『ただそれだけのはなし(vol.1)』
いつもの調子のカップルもの。これ続くのか :-)
・UK@WEB(西村竜)『キャラボン』
リラックマとかそのあたりのキャラネタ。
(マチカネット)
・UKOZ『微笑みをください』→NWXP
描き下ろし2編と再録1編。デートの思い出のような。
・印度茶(ちゃい)『机くん』→[0101]
教室の机に取り付いた地縛霊のような。
・サギリック(須田さぎり)『ぎゃっと!』→サギリック
須田さぎりオリジナル描き下ろし本ではなく、『COMICぎゅっと』に描いていたマンガ家達の、掲載作品最新作。
須田さぎり『賢者の休日』、荒井チェリー『マジックナンバー』、藤凪かおる『みつ☆たまご』、湖西晶『ふらんちゅ!』。掲載された最後の話なのか掲載されるはず話だったのか。
・オタクビーム『SS Plus』→オタクビーム
再販らしいですが、受けました。武装SSの「野戦メイド大隊」の制服解説とマンガ。礼服と給仕服が…。エプロンドレスの野戦給仕服はそれだけでおかしい :-)
_ 『ヤングサンデー増刊号』
GWでほとんど刊行が止まってますが、増刊号がでてました。いつでたんだろ。
ほとんどグラビアだらけの増刊だけど、北崎拓『クピドの悪戯』の番外編が載ってます。むつきが先輩の彼女とH寸前まで行ったというエピソード。それ自体より、そのあと再会した麻美とか(髪が長い!)とかまだ知り合ってなかった頃の玲子とかのほうが重要だったりして。
2005-05-08(日) [長年日記]
_ 金井美恵子『目白雑録 (ひびのあれこれ)』
読みかけになっていた金井美恵子のエッセイ『目白雑録 (ひびのあれこれ) 』の残りを読む。書評ではなくエッセイなのだが相変わらず悪口が多いというか意地悪で、ひとに対して容赦が無い。まあ相手としては島田雅彦が頻出しているのだが。
中にも出てきたが、小学生の時からそんな感じで母親から「雀百まで踊り忘れず」といわれたとかなんとか。50もすぎたのでやめようかと思ったが経験に基づいた批判もできるので、と変える気はなさそう。
それはそうとしてちょっとおかしかったのは、「手入れをする」というとを若い人たちが「ガサ入れのことですか?」と聞き返してくる、というあたり。
結局夜中までよんでしまい、後ろに宣伝が載っていた『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』という、いかにもゴダールなタイトルの小説も読みたくなってきた。『小春日和(インディアン・サマー)』の続きのようだけど。、一体どこにしまったっけなあ…。
_ 萩尾望都のバレエ作品
読み終わったのがもう2時だか3時だかという時間だったのだけど、なんか寝る気になれず、枕元にあった萩尾望都の旧作を読みなおす。
『フラワー・フェスティバル』『感謝知らずの男』『ローマへの道』『青い鳥』と一時期続いていた、バレエ・ダンス系の作品シリーズ。
出た当初は何となくなじめなかったのだが、読むとやっぱり味がある(『残酷な神が支配する』はとうとうなじめないままだったけども)。
『フラワー・フェスティバル』『ローマへの道』もともに家族というか生みの親探しみたいなのが底流にあって不安要素にもなってるわけですが、『フラワー・フェスティバル』が割と明るいのに比べて『ローマへの道』はライバルや恋人が先に注目されたりして焦っている主人公が嫉妬込みでだんだん八つ当たりしていくところがつらい。彼女を何度かの喧嘩で殺しかけてしまったあとで謝ろうとして「愛してる?なぜなぐるの?あたしはサンド・バッグなの?」「あなたには愛なんかない」「あなたは人生において愛を学ばなかったのよ…!」と拒絶される。
死んだと知らされていた主人公の実の母親は亭主を殺して刑務所に入っていたことを知って、それ以来ふたりの共通の楽しみが悪い思い出を連想させるものになっていたのだった。母親のことを聞かされた彼女が喧嘩のきっかけになった自分のことを思い出してやり直そうとするが…。と、悪いことが重なってしまう流れを見せているのはさすが。
上の喧嘩のセリフと、よりを戻したあとに「なぜ僕を待ってたの」ときかれて「うーん?」と首をかしげる姿のかわいさ、この辺りだけは憶えてるのだった。
『ローマへの道』では話のわかる助演男優という感じで登場しているレヴィは『感謝知らずの男』では主人公だった。人間嫌いでえらそうなタイプ。その中でも『オオカミと三匹の子ブタ』はわりと好きな話で、自分がうまいからとパートナーの女の子に容赦なく毒舌をはいていたら、新しいパートナーのジュンと組んで以来自分がダメ呼ばわりされる羽目になってしまい自信喪失に。おまけに公演前日使ったシャンプーで顔にアレルギーを起こして踊れなくなってしまってジュンに愛想を尽かされる。このまま負けるのはいやだと念じていたらこけの一念でアレルギーが治まって舞台に登場…。
なぜかここでモチーフになってるのがルームメイト?が飼ってるイグアナだったりして、ちょっと変だけど『イグアナの娘』ともつながってるのかしらんと考えてみたり。
2005-05-11(水) [長年日記]
_ 『エロティクスF(vol.33)』は遠藤淑子、志村貴子
前回予告どおり、遠藤淑子が読み切り『おとぎばなし』を描いています。
西の国の王女が、身代わりに妖怪の国王に嫁ぐことになったけれどいってみたら相手は普通のイモムシで…。って、それはなんなんだ:-)
志村貴子の百合もの『青い花』4話。相変わらずなカットバックですが、メガネのふみちゃんは学校の先輩とデートしたり、図書館でキスされたりするのでした。先輩は黒タイツだったりして押さえるところを押さえています:-)
古屋兎丸も新連載『ライチ☆光クラブ』を描いてるのですが、絵柄をがらっと変えて丸尾末広みたいなタッチでやってきた。なぜ?まあ話は近い路線なんだけど。
オノ・ナツメの新連載もちょっと変だがよいかも。再婚のじゃまになるからと娘を預けっぱなしにして居ないことにしている母親へ嫌がらせをしようと、再婚相手のリストランテへ。年配でメガネのギャルソンだらけ(バリスタといったほうがいいのか)のその店は、年配紳士目当ての女性客でにぎわってて変な感じ。
2005-05-12(木) [長年日記]
_ 『コミックビーム(6月号)』、ゆずとの別れ、エマの手紙
森薫『エマ』、連れ去られたあと意識を取り戻したエマ。船倉かなにかよくわからない部屋でウィリアム宛の手紙を書かされる。まだそんなことを知らないウィリアム。
乱れた髪のエマも素敵〜。
須藤真澄『長い長い散歩』(全編)。愛猫「ゆず」との別れを描いたエッセイ。
須藤ファンならゆずママの溺愛っぷりを知っているが、ゆずを亡くしてどうなってしまうんだろう、という心配もあった。この話ではさらに旅行中に亡くなったので死に目にも会えず、最後の数日間の様子をゆずパパから聞かされるというなんともいたたまれないというか悲しい話で、珍しくもらい泣きしそうになってしまいました…。
岩原裕二『いばらの王』。目のマルコを殺されて(どうも復活しそうではあるが)、ゼウスの前に連れて行かれた
シズク探そうとするが、ゼウスによると最初にカスミ達をおそった怪物がシズクだという。誰が最初に目を覚ましたか、誰がエレベータに乗ろうとしなかったかを思い出せというフレーズがまた出てきた。マルコが言ってたんだっけ。
志村貴子『放浪息子』はみんな思いが高じて、告白合戦状態。高槻くん、ついていけてません。
_ 矢凪まさし『シード・ガール』(アクションコミックス)
雑誌で読んだことがあるような。
突如自分の目の前に現れた女の子は未来から子種を集めに来たという(ああ、ありがち:-))
その娘は会社で心を寄せている同僚とうり二つなのでエッチしづらかったり、意識してしまって会社でも相手の顔を見れなかったり。
でもその娘は精子をもらいに来たのではなく、時間移動の関係で妊娠して帰らないと連れて戻れないという。
そして片思い相手と似ているという彼女の正体は。。って一応終わってるのだが、作者的にはまだ完結してないとのこと。
→Amazon
2005-05-14(土) [長年日記]
_ リフレクションのメモ
オブジェクト内の状態をダンプでログに出そうと思って試行してみた。
toString()メソッドをオーバーライドして中身を出すようにすればよいのだが問題はその中身で、クラス毎に編集処理をいちいち書いては居られない。まあBigDecimalのようなValueObjectやHashのようなCollection系クラスなら内部表現は見せずにわかりやすく表示する必要があるかもしれないが、アプリ側でしかも異常終了時の解析用なので内部状態が全部出すほうが手っ取り早い。
そんなわけでリフレクションを使って全ての変数(Field)の内容を印字しようとしたのだけど、private変数は普通は見えないのですね(IllegalAccessExceptionになる)。
見えるようにする方法は探せば載ってるのだけど、キーワードをうまく設定しないとうまく絞り込めない。
結論としては、java.lang.reflect.FieldField#setAccessible(true) を呼ぶだけ。JDKのリフレクションに関するドキュメントではどうもたどりにくい。というかメソッドのJavaDocはあるけどこのメソッドへ誘導する説明がない。
try { .... /* private fieldへのアクセスを可にする */ field.setAccessible(true); Object value = field.get(objInstance); .... } catch (IllegalAccessException e) { ... } catch (SecurityException e) { /* セキュリティを高に設定しているとsetAccessible(true)時にthrowされる */ ... }
(キーワード:JavaのReflectionでprivate変数(field)の値を取得)
というようなことは今探したらこちらのページ(http://muimi.com/j/reflection/)にも簡単に例が書いてあったのだが、リンクだけでは検索率が上がらないため、とりあえず記す。
ちなみにFieldが配列だった場合はうまくtoString()が働かないので、Fieldの型に対して次のような処理が必要。
if(fieldClass.isArray()) { /* 配列要素の型を取り直す */ fieldClass = fieldClass.getComponentType(); }
なお、配列のサイズはjava.lang.reflect.ArrayのArray.getLength(obj)で取得できる。
FAQのような情報だったが、たどり着きにくいと労力が掛かるのよねえ。
2005-05-15(日) [長年日記]
_ NO カレー,NO LIFE 『京都CF!(6月号)』
京都のタウン誌、『京都CF!』でカレー特集をやってたので買ってみた。「NO カレー,NO LIFE」は特集のコピー。スープカレー系のうまいの喰いたいなあ。前には淀屋橋にもスープカレーの店があったんだが…。
最近は自宅でもカレー作ってないので、また自炊する方向で整備するか…。
_ 『Meets増刊 大阪本』
恒例の大阪本である。最近の情報を反映した感じ。
最近はオフィス街である淀屋橋・北浜周辺にもいろいろ夜の食事ができる店が増えてきたようで楽しみ。
こういうのを見ていると「あ、この店今度誘って飲みに行こうかな」と考えてその直後に「もう行けないんだった」と思い返す、というのを繰り返している気がする。自分の中で折り合いが付いてないのか。一度墓参りに行かないとなあ…。
2005-05-16(月) [長年日記]
_ 『ゼロサムWARD(2005/春号)』
高遠るい『CYNTHIA_THE_MISSION』。前号でカルロスを刺した殺人鬼が、ケンカ番長アラヤの前に。ってここで刑事さんも魔眼の先生も来て役者がそろってるし。
おがきちか『エビアンワンダーREACT』。両親がわたったという北の土地にたどりついたフレデリカは父親と再会するが、父親は娘は死んだものと思ってるのでフレデリカに向かって娘と同じ名前だねと。そこに小さな娘が…。って妹?
結城心一『まとちゃん』。いきなり高三になってしまったまとちゃん?
それはそうと、『ゾンビの用心棒』を描いている山田ミノルって、ZERRY藤尾じゃないですかヽ(^o^)丿なぜこんなところで。
_ 『COMIC快楽天ビースト(vol.2)』
来たヽ(^o^)丿発売予定を知らないで見つけると楽しいなあ。
表紙はまたまた山下しゅんやで、ピンク下着の「女教師」です。
葛城ゆうも巻頭カラーで女教師陵辱もの(和姦は陵辱ではない気もするが)。
CuvieはM女な先輩をいじめているけど、男と一緒にいるところを見てしまって、攻めたいけども奪われたくない気持ちが…。
美夜川はじめは久しぶりに見るが、ノリはかわっておらんなあ。
2005-05-17(火) [長年日記]
_ CLAMP『xxxHOLiC(6)』(YMコミックス)
読むの、割と楽しみにしています。
今回は鬼灯(ホオズキ)持って百鬼夜行とか
_ 宇仁田ゆみ『よにんぐらし(1)』(BAMBOOコミックス)
まんがライフオリジナルで連載中の4人家族の普通の生活。奥さんと旦那さんとがきんちょ二人。
お母さんが主人公だけど、基本的には幸せな家族の話(うーむ、表現が難しい)。
→Amazon
2005-05-19(木) [長年日記]
_ 高屋奈月『フルーツバスケット(17)』
うーむ。今回は大きな出来事が。
慊人の出生の秘密とか、紅野の秘密とか、うおちゃんが紅野に振られてしまったり。
透くんが泣いてるのを察知してすかさず現れる花ちゃんもえらい。
→Amazon
_ くらもちふさこ『月のパルス(2)』
完結。主人公の紀が報われないというか、狂言回しみたいな役になってしまったけれど、うまく収まってしまった。結構余韻を残してるけれど、そこはくらもちふさこということで。
_ 高屋奈月『フルーツバスケットファンブック[猫]』
ムックは出てたけどファンブックというのははじめて。
とはいえ、キャラ・エピソード紹介を詰めすぎている気もする。
花ちゃん、うおちゃんの重要なエピソードもコマが小さすぎてわからないし。
2005-05-21(土) [長年日記]
_ 高口里純『新・花のあすか組(3)』
策士といえば最近では戯言シリーズの萩原子荻なのだが、『花のあすか組』は旧シリーズから策士だらけの少女マンガなのである。全中裏の大げさ加減とか、中一女子がここまで動けるかとかいうつっこみは置いといて、頭脳戦とか度胸の見せ方が魅力的。
千代田区の動きが見え始めて、あすかサイドも九曜紋の二人がやっとまともに出てきて展開が楽しみ。
ただしたまに全中裏の組織図を載せてもらわないと忘れてしまいます…。
→Amazon
_ 葉月京『恋愛ジャンキー(16)』
つきあうことになったエイタローと地井姿子だけど、セックスに抵抗がある姿子のために当分手を出さないと約束してしまってお互いに欲求不満に…。
そんなところにイギリスにわたったミホから手紙が…。ってさらに別の女も出てきてやばげ。
_ 『電撃大王(7月号)』
表紙も飾っている、林家志弦『はやて×ブレード』は綾那と順の対決がシリアスな雰囲気に…。
高野真之『BLOOD ALONE』はレンフィールドにされて実の父親を殺そうとしている娘を止めにはいって、使役している側の吸血鬼と退治したクロエ。
鳴子ハナハル『かみちゅ!』は2回目。結城みつる『木漏れ日の並木道』は最終回でした。
(それにしても現津みかみの『蒼穹のファフナー』は誌面がつらい。絵も崩れてるし、トーンだらけで却ってコピー劣化したみたいに見えるし。マンガ向きじゃないのかも。近藤ガンダムのつらさに較べるとどっちがましかとうか。)
2005-05-23(月) [長年日記]
_ 『ファウスト(vol.5)』(講談社MOOK)
やっと5号まで。
今号は上遠野浩平の特集で、書き下ろしの2本のペア小説(ポルシェ型ヤクトティーガーちゃん…、じゃなくて。「ラッチェ・バム」ってのも大戦中兵器の用語だなあ)と、西尾維新と北山猛邦による対談。西尾維新の神様だったのか…。
あとは竜騎士07のノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」特集があって、渡辺浩弐によるインタビューと奈須きのことの対談が載ってるのだが、まだゲームやってないので先に読まないでおこう…。ということでほとんど読まずにいるのだが、本格ミステリを知らずにノベルゲームの文脈だけから今の新本格を踏襲したとしか思えないようなノベルゲームが現れたというところに驚嘆している(もちろん、ゲームがミステリに追いついたとかそういう優劣ではなく)。関連して、竜騎士07と武内崇のTシャツプレゼントが。
あとは森川嘉一郎のベネチア・ビエンナーレ展示関係のインタビューとか。
西尾維新『新本格魔法少女りすか』は、好調に勝ち進んでいると思われた3人の前に立ちはだかった「魔法使いでない人間」。というか、魔法陣や詠唱に関係ないレベルで変形したりするこいつら、もはやスタンドの戦い。で、りすかのピンチで以下次号。
TAGROは巻頭カラーで『イキガミ様とシニガミ様』です。toi8や405のマンガもよろしいですが。
巻末はまたまた、箸井地図バージョンの『名探偵夢水清志郎事件ノート』で『そして五人がいなくなる』です(途中まで)。前回は名探偵登場のところだけ。
いや、今回読みたいところ多いのでちょっと。
そうそう、太田編集長とQuickJapanの赤田元編集長の対談も。
2005-05-24(火) [長年日記]
_ 柳沼行『ふたつのスピカ(8)』
演奏会を見に行くはずなのに訓練で閉じこめられてしまったアスミ。
閉じこめられるところは立ち読みしてたのだが、脱出はこうなっていたのかー。あとはケイの片思いとか、プラネタリウムの閉館の話やクリスマス。
_ 『アフタヌーン(7月号)』
予定通り、冬目景『ハツカネズミの時間』がモーニングから移って連載開始です。
田中ユキ『神社のススメ』。真鍋さんとつきあい始めたのはいいが、嫉妬を煽ってしまってたり。
五十嵐大介『リトル・フォレスト』最終回。逃げ出したいちこがまた戻ってきたのはいいとして、彼氏もいるってあいつとは別なのか。いきなり後日談になってしまったなあ。
げんしけん、大野さん、恥ずかしかったのか :-)
『ラブロマ』、星野くんがAVを見るのがとてもいやな根岸さん。仮にSEXをみかんと呼びましょう、が笑った :-)
2005-05-25(水) [長年日記]
_ 大岩ケンヂ/滝本竜彦『NHKにようこそ!(3)』
ネットゲームにはまって岬のことも黙殺状態になったかと思えばキャッチセールスからマルチ商法に引っかかったり、さらにミイラ取りがミイラになってみたり…。
問題は、3巻発売前から予約が始まってる4巻(岬フィギュアつき)だなあ。
→Amazon
_ 『少年シリウス(創刊号)』
講談社の新しい雑誌と言うことで。ターゲットがいまいちわからんが。
とりあえず前から目をつけていたのが、西尾維新×鶯の小説『トリプルプレイ助悪郎』、小川彌生『バロック』、はやみねかおる×武本糸会『ぼくと未来屋の夏』、UGO『圏外です』。
西尾維新のはタイトルから想像が付くとおり、『ダブルダウン勘繰郎』に連なるJDCトリビュート作品。はやみねかおるの未来屋は、、小説をまだ読んでないので先ず探さないとなあ。どこにしまったか。UGOはあのUGOですが、ケータイから現れた「電波の妖精」。。。(ちなみに電子の妖精はルリルリ)
新人賞の晴瀬ひろき『ユウナギレクイエム』はちょっとヤスダスズヒトっぽいところもあるが(線だけ)、割と好み。
ヤスダスズヒトといえばあとで気がついたが、ヤスダスズヒト×放電映像のコラボレーションピンナップのイラストが2点ヽ(^o^)丿。テレカの全員プレゼントも有り。このイラストねえ、女の子はそれぞれが分担してるんだけど、塗りはイラスト毎に一人で担当してるのでお互いに相手のキャラも塗ってるわけですわ。なので、イラスト内ですごくマッチして見える。
あと、あさのあつこ『テレパシー少女蘭』をいーだ俊嗣が描いてるのだが、そういえば、「すんぢ」のことだっけ。まだになじんでない名前。
_ 『ヤングアニマルあいらんど(vol.3)』
『ゆびさきミルクティー』の番外編と、ミニ画集。これの裏表紙、みずぎなのになぜ加賀見は下半身裸 :-)
田中ユタカ『もと子先生の恋人』は、クライマックス、、なのか。このシリーズはとてもいい感じで好き。
梅川和実『スノーホワイト』は、おもてなしの心対決。
はっとりみつる『コンチェルト』は、レズものだけど、演奏のパートナーの話。西川魯介『あぶない!図書委員長』はいつものパターンだが、今にして思えばこのタイトルって、ひさわゆみか。
2005-05-26(木) [長年日記]
_ よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ(2)』
待望の2巻。
いやいや笑い所というかツッコミ所満載ですよ。
真島の「この雌豚!」とか新しい萌え(職場の不倫の次は生徒との恋愛)とかいって先生にキスしてみたり、こいつには抵抗感という物がないのか :-) そういう展開の脇でマンガのコマワリで悩んでたり。
しかし今月のWingsの買い物を巡るエピソードも描き方がうまいのだわ。
_ やまむらはじめ『蒼のサンクトゥス(2)』
読んでたり読んでなかったりするので話が飛んでいる。
体調がすぐれないままやしほ達の復帰に同乗したものの、探査ははずれまくりで治基は八つ当たりしまくり。しかし、日奈を手放したくないのに日奈に当たってどうする :-)
_ 夢路行『柔らかな冬/夢路行全集(19)』
二月に一度の楽しみ、夢路行全集。今回の3冊はいずれも単行本未収録作品ばかりで新鮮。
『例えばクマのぬいぐるみのような』は、クマのぬいぐるみをなくしてから情緒不安の女子高生。
『柔らかな冬』は、えりかが出ているけども、まるで別人のような。
『海の花』は海の男とモデルをしてる彼女の結婚。舞台が『鈴が鳴る』に似ている。島だから。大人同士なのでわりと真正面。
『夏が来る前に』は、ホラータッチだけど、救われなくて、悲しいままの終わり方…。ちょっとめずらしい。三つ編みセーラー服の彼女がかわいい。というか三つ編み多いぞ、夢路行。
_ 夢路行『百も承知さ/夢路行全集(20)』
表題作は「ぽっちゃり」さんのあきらの恋物語。
『未(まだ)』は、彼女が火事で焼け出されたので同棲することになった社会人カップルの話。珍しく変じゃない :-)
_ 夢路行『踊りましょうか/夢路行全集(21)』
『くさかんむりに南風』と『わたしのドア』花屋さんで働く男の子の双子作品。ちょっと無愛想な(また三つ編みの)彼女がよかったのに、次の話だとなんか存在しないことになってるから別のシリーズかと思ったら、知らないところで別れていたとは…。ちょっとはつきあってる話を読みたかった。
『踊りましょうか』は『百も承知さ』に出てきたあきらと本丸の話。あきらの従兄弟がでてきて三角関係…。
うううむ、今回の3冊ははじめて読むせいもあってなかなかいい感じだ。
_ 『JAVA WORLD(7月号)』
COBOL/VB/CからJavaへのスキルコンバートっていう特集だったが、今ひとつ。COBOLバリバリの人向けでもなく、両方をよく知らない人向けという感じ。
2005-05-27(金) [長年日記]
_ 『スピカ(6月号)』
藤田貴美『ご主人様の長い一日』は『ご主人様に甘いりんごのお菓子』の続編読み切りヽ(^o^)丿
メイドのアップルビーが妹の見舞いで休みをいただいて不在の一日、ジョシュアは一日中手持ちぶさたで…。ツボつき過ぎヽ(^o^)丿
船戸明里『Under the Rose〜春の賛歌』。口の利けないあのチビメイドちゃんに裁縫を教えてるミスブレナン。ズロース縫ってたり…。子供達に厳しすぎるとミス・ピック相手に戦おうとしたのはいいが、そこに恐いモルゴース様が(ドキドキ)。
2005-05-28(土) [長年日記]
_ 夢路行『あの山越えて(6)』
農村ライフ、続いてる〜。掲載誌があれとはいえ(for Mrs)、夫婦ものにしてしまってないのがいいんだろうなあ。
今回はまりなが高校進学せずに農業やるといったり、小学校の送辞や中学の答辞がでてきたり、東京時代の友達がやってきた話とかなんか好きな話ばっかりだ。
まりなみたいなかわいいの親戚に欲し〜。
_ 『PMBOK 第3版』
『プロジェクトマネジメント知識体系 ガイド』、いわゆる「PMBOK(ピンボック)ガイド」の2004年版(第3版)の日本語訳版。
2000年版よりずっと分厚くなっとるし ^^; 目を通すだけで大変そう〜。
_ おがきちかサイン会 7/3@大阪
ゼロサム連載の『Landreaall』はDXのホーリーネームを知って呪い殺そうとしている連中のところに乗り込んだりしてすごくいいところですが、それはともかく。
6/25の新刊発売を記念して、7/3(日)に「わんだ〜らんど」難波店でおがきちかのサイン会ヽ(^o^)丿 6/5(日)から整理券配布開始。
_ 『COMICキャンドール(7/11増刊号)』
むつきつとむ『小あくま天使 桃色系』第2部終了、、って、いつのまに。で、次号から第3部。あまりかわらんが、弟が出てきた。
琴の若子『奥さまDEナイト』は、烈とユキがやっとこさ…。
_ 佐原ミズ『バス走る。』
コミックバンチでの新連載。
この人って夢花李か?
そういえばアフタヌーンで『ほしのこえ』描いてたのも佐原ミズだっけ?さすがにあっちは興味なかったので全く見てなかった(アフタヌーンは買ってるのに)。
_ 多気 [佐原ミズさんゎ夢花李さんと同じ人ですょ。。描く種類によって名前を変ぇてるとか聞きました。。]
2005-05-29(日) [長年日記]
_ ANAユニフォームコレクション
というのは前に書いたアレですが、5/1からANAのastyleで発売していたので申し込んであった分です(留守にしてたので受け取りが遅かった)。
金もあまり出せないので20個買っておいたらとりあえず10種はコンプリート。1代目がやたら多くなってしまったが、ほんとは紺スーツにタイツが似合う7,8,9が多めに欲しかった。9はまああるんだけど。8と9はいかにも西E田キャラでよい感じだわ〜。
_ 『COMIC快楽天(7月号)』
相変わらず目立つ表紙。
MARUTA『メイドのおしごと!』は最終回。コミックスは夏頃だとか。読むマンガが減ってしまった。
桜肉馬太郎『愛とエプロン』は、妹の裸エプロン。
ポン貴花田『イタズラな隣人』は、自室の椅子にバイブを固定されてしまって、、。机を使いたので仕方なくまたぐ姿勢で椅子に座ったがうずいてきて…。
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2005-05-30(月) [長年日記]
_ 『ヤングキングOURs(7月号)』
先月から分厚いので今月も分厚いです。まだ慣れん。
志村貴子『ラヴ・バズ』。3人にはめられてリングにひとりっきりのかおる。遅れて4人集合したけども収まらないかおるは盛り上げれば勝ちとタッグのゆりにもパイプ椅子攻撃。ゆりの反撃がなんと観客の前でかおるにキス…おいおい、しかも次号で最終回。
伊藤明弘『ジオブリーダーズ』。昔の神楽と社長の謎を探ってる社員達。厚生省の親玉も社長と同じ「菊島」で?そういえばジェット機に乗ってたあの女はどうなったんだっけか。
六道神士『エクセル・サーガ』。普段はマイペースなんでとりたてていわないんですが、、今回は謎の低価格PCメーカー「ILL」ってのが登場していて、美咲が変装して店頭に視察。髪を下ろしてメガネ姿の変装美咲が非常につぼ:-) しかもそこでおどろいてあの美咲が「きゃ!」って… ヽ(^o^)丿 照れる美咲すごい :-) 今回一番受けた。
メイドウェイトレスギャグ『それでも町は廻っている』。恋愛に行くはずが謎解きに変わってるし ;-)
水上悟志『惑星のさみだれ』、地球を守るはずの姫が、地球は私が壊す!って :-)
分厚くなったけど中身は薄くなってなくてよかった。
2005-05-31(火) [長年日記]
_ 館山緑『流され雛の朝』(マイクロマガジン/ルナティック・ウォーカー・シリーズ)
コンビニでたまたま見かけた本。
著者の館山緑はたかみちイラストのゲーム「インクルージョン」のゲームシナリオとノベライズをやってた人で、小説が気に入ったのでこの本も手に取った次第。マイクロマガジンのコンビニ売りのサスペンス系シリーズだとか。
挿絵も全くないのだが、話に引き込まれてしまったのであっという間に読んでしまった。
11歳の少女・万里が海上を漂うところから話が始まる。両親と兄との4人家族で海岸を歩いていたところを何者かにおそわれて刺され、両親は死亡、万里は瀕死の状態で漂っているところを救助され、兄は見つからないまま…。ショックで記憶を取り戻せないまま知人に引き取られた万里がだんだん心を開いていくさなか、悪い夢を見て跳ね起きた晩、犯人につけられた胸の逆三角形の傷から出た血がシャツについていた。傷はもうふさがっているにもかかわらず…。
つーことで、事件以来強くなった万里が記憶を取り戻そうといろいろ立ち向かったりするところがなかなかよい。読み返してみると案外短い話なんだけど。