2009-08-01(土) [長年日記]
_ 新生ウィングス『Wings(9月号)』はシギサワカヤ、鈴木有布子の読み切りも
Wings (ウィングス) 2009年 09月号 [雑誌]
新書館
¥ 617
いつも会社帰りによっている書店(TSUTAYA)が最近全然Wingsおいてなくて読み損ねることが多くて、今日も探していたら、、ありました。
ただし判型が大きくなってB5版になってるではないですか。
表紙にもあるように今月から新装開店みたいです。
那州雪絵『魔法使いの娘』
隔月でのるのだけど、読み損ねることがあるのでたまに間が空いてわからなくなる。
実の父親の無定を殺したのが無山だと初音が知ったことによって初音は逃げ、無山も行方をくらますが、兵吾と接触した初音は無山が代表をやっている団体の総本山にやってくる。
待ちかまえているくせに直接会おうとしない無山にいらだつ初音だが、これは無山からの試験を兼ねているようで。。。
無畏と繰名も復活していたなあ。
シギサワカヤ『さよなら さよなら、また あした』読切
幼い頃から病弱で20歳まで持たないだろうと言われた娘、1999年7月を目の前にして高校卒業するときに駆け込みで先生にプロポーズしてしまい…。
鈴木有布子『二人について』読切
大学の文芸サークルで小説を野田。先輩のこーこさんが賞を何回も取っているのに対して自分はいつも3次選考が限界。こーこさんが謙遜しても説得力がないといらだち気味に対応する野田だが…。
短い話だけどいろいろ詰まってる感じだなー。
2009-08-16(日) [長年日記]
_ 紺野キタ『ひみつの階段(完全版)(1)(2)』(PIANISSIMOコミックス)
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何かとはやりの「完全版」が「ひみつの階段」にも!
帯を見たら単行本未収録作品が入ってるとかで、読んでみたら、同人誌の「See You」とか復刊後の『コミックFantasy』で描いた『MAZE 迷路』とかのことだった。そらコミックスの後に描いた話は未収録には違いないが。
『学園祭にいこう』だってもとは同人誌だしなー。ただ、今回は描き下ろしで『もうひとつの学園祭にいこう』という別展開バージョンがあるのがうれしい。
というわけで『ひみつの階段(1)(2)』(描き下ろしが増えたポプラ社版)+『ひみつのドミトリー』+同人誌分という構成で結構分厚い。
しかし気がつくと再販されたにも係わらずすでに入手難だったとは…。
1997に『ひみつの階段』の存在を知って、1998年に2巻が、2000年には『ひみつのドミトリー』、2002年に描き下ろしが入ったポプラ社版の『ひみつの階段』の1巻と2巻がでてたし何度も続きが出ていた気がしたのと、UKOZあたりの同人誌を読んでたりしたせいもあって、まだまだリアルタイムな頭が合ったのだがなあ。(紺野キタもほかの作品を書き続けているせいかもしれないけど)。
それでも最初のコミックスがでてから12年、最後の本が出てから7年はたってるので、年を取るのも当たり前だなあ、と思ってしまうのだが、それでも『ひみつの階段』を読むと寄宿舎のファンタジーにふわふわしてしまうのであった。