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2009-09-04(金) [長年日記] この日を編集

_ めいびい『黄昏乙女×アムネジア(1)』

黄昏乙女×アムネジア(1) Amazon

isbnプラグインが動かなくなってしまったのでリンクが手作業になってしまった。

めいびいの非エロ新刊。

学校の怪談で噂の旧校舎の幽霊・夕子さんに出会ってしまった貞一君。

幽霊といっても、ほかの人に見えないだけで貞一は夕子に触ることもできるのだけど・・・見えないのをいいことに遊んでいる夕子さん。

幽霊譚はともかくとして、紺のセーラー服にタイツの夕子さんの表紙は、タイツが紫に染まって表紙から決まりすぎ。

_ 小畑健/ほったゆみ『ヒカルの碁 完全版(12)』

ヒカルの碁 完全版(12) Amazon

最近買ってる完全版。月イチ刊行で、12巻は今日出たばかり。

ジャンプコミックスも普通に手に入るのだからそっちを読みなおせばよいのには違いないが、せっかくなので大判でカラーページ収録の完全版で。(ちなみにジャンプコミックスは全巻持っているけどゆうパックの箱の中に埋もれています…)

いまは塔矢名人と佐為がネット碁で対戦したあたり。

_ 『COMIC快楽天(10月号)』

COMIC快楽天(10月号)

表紙にもなっている鳴子ハナハルの巻中カラー『ユカタ de ポン』。

幼馴染?の姉ちゃんと久々の縁日で浴衣に腕組んでドキドキ。とかそんな余韻もなくいきなりエッチに :-)

恒例の巻末おまけに続きます。


2009-09-05(土) [長年日記] この日を編集

_ 『世界の名艦 キティホーク級航空母艦/フォレスタル級航空母艦』(イカロス)

世界の名艦 キティホーク級航空母艦/フォレスタル級航空母艦 Amazon

なぜ今頃になって、、という気もするセレクトだが、キティホーク引退で米海軍から通常空母がなくなってすべて原子力空母だけ(エンタープライズとニミッツ級)になってしまったので、戦後の主力かつ現代空母の基本形を作ったということでおさらいという感じかしらん。

大戦中空母をベースに屋上屋を重ねるように改装して頑張ってたミッドウェーと、もはや見慣れてしまってスタンダードに思えてしまうニミッツ級に比べると過渡期という印象もあるが、それでも空母としての構造に大きな違いがないのはいかにそのあとの基本形になっているかと感心してしまう。

空母&機動部隊のオペレーション周りの説明は何度も見かけるのでいまさらではあるが、キティーホーク・フォレスタル固有のディティールやニミッツ級との違いは参考になるところ。

_ 『世界の艦船別冊 Masters of the Ocean』アメリカ海軍原子力空母群の写真集

世界の艦船別冊 Masters of the Ocean Amazon

ということでこちらはアメリカ海軍の原子力空母、ニミッツ級とエンタープライズのカラー写真集。横長横開きの本です。

基本は割と最近の姿の写真であることで、エンタープライズの大改装前の艦橋とか、進水当時のニミッツとかそんなのは出てこない。

また空母の写真がメインでグラウンドクルー(フライトデッキクルー)やスタッフの紹介とかそんなのは皆無に等しい(ページも限られてるしね)。

ニミッツ級も最近の型ではマストを始め改良が入っていて変遷を眺めるのは面白い。ちなみにニミッツ級の次の世代であるCVN 21については登場していません。

_ 川原由美子『観用少女 プランツ・ドール 完全版(2)』(ソノラマコミックス)

観用少女 プランツ・ドール 完全版(2) Amazon

全3巻の観用少女完全版。

完全版って、最近「愛蔵版だしたところやん!」という突っ込みを入れたいところだが、とりあえず買ってしまう。

未収録作品を収録とのことだが、1巻のときは1作だけ読んだ記憶がない話があったが、今回はなかったなあ…。

_ 天野こずえ『あまんちゅ!(1)』(BLADEコミックス)

あまんちゅ!(1) Amazon

『ARIA』が完結したので新シリーズ。BLADEの表紙を見て新連載が始まったことは知っていたが、これだけのためには買えないのでコミックスでしか読まない。

今時の高校なのにマキシロングなスカートでARIAと同じやん、と思いながらみてたのだけど、話知らんかった。海女の系統なのであまんちゅなのね。

主人公のピカリに振り回される「てこ」もキャラ立ちはいかにも天野こずえだけど、この作品は珍しく現代日本が舞台なのでちょっと新鮮さもあるか。まだダイビングの話はほとんどないのだけど、いまのところはダイビングのレクチャーよりもピカリと先生が最初にダイバーと認識し合うシーンのあたりが一番おもしろかった気がする。張り合ってるシーンはコナンとジムシィのあれか?

_ 『Wings(10月号)』シギサワカヤ、長谷川スズ

Wings(10月号) Amazon

先月リニューアルのWingsです。

那州雪絵『魔法使いの娘』は隔月なので今月載ってないけど、予告によると来月号が最終回らしい。あの状態からラストに持っていくのか〜?

長谷川スズ『レンアイ』読み切り

『リカってば!』の長谷川スズが初登場です。いやこっちで読み切り描くぐらいなら『リカってば』早く描いてくれ、という気がします :-) まんがタイムラブリーに移ったのにほとんど載ってないし。

それはともかくとしてこっちの話は、頭を打って記憶をなくして19歳の状態になってしまった28歳の女の子。周りに聞くとどうやら自分は結婚しているらしい…。しかも相手である旦那さんをみても相手のどこを好きになったかわからない。

記憶もなくて夫婦としてやっていけるか不安なのにフォローもしてくれずちょっとよそよそしい夫に怒って離婚届を置いて飛び出してきたが…。

いきおいとかへたれぶりとか長谷川スズらしさ全開。

シギサワカヤ『そういう関係。』読み切り

残業のため書庫で資料整理していたら近づいてきた後輩。 彼女はこのポーカーフェースな後輩が苦手らしく、飲み会も避けているのを後ろめたく思っていたら相手もわかっていらしくそこをつついてきたりしてじわじわと責められる。

といってもエッチな展開には(まだ)ならないが、苦手にしているのを分かっているのに笑みをたたえて話を振ってくるとか、シギサワカヤらしい短編。

西炯子『ひらひらひゅ〜ん』

とうとう部員全員がやる気を出して練習してきた開開高校の弓道部。大会ではライバル(といっても実力差は大きいが)の板金との接戦を見せるが。。。

御徒町鳩『みどりのまきば』

扉で若葉、でかまり、静香が応援団の格好をしていて、思わずあのインパクトのあったagehaの表紙を思い出してしまった:)

_ シギサワカヤ『ファムファタル〜運命の女〜(2)』

ファムファタル〜運命の女〜(2) Amazon

というわけでこちらもシギサワカヤ。

とはいっても、ドロドロした話苦手なんだよな〜:-)


2009-09-06(日) [長年日記] この日を編集

_ 田中長徳『田中長徳 PENの本』(インプレスDCM MOOK)

PENの本 Amazon

チョートクのPEN本、E-P1本である。

E-P1は発売時に梅田のビッグマン前で展示していたのを触ったことがあるのだが、大きさの割にずっしり重いのが(GRDに比べて)違和感があったのだよなあ。あとはAFがいまいちで、AF-Cにすると相手が動いてないのにいつまでもフォーカスが落ち着かなかったので、コンティニュアスはまず使わん、と思ったのだった。デモ機はもしかしたらいまいちチューニングがされてなかったのかもしれないが。

それはともかく、チョートクなのでまあノリは想定通りで、PEN買うかどうかのまあ気分を高める足しにしようかと。GRDもⅡは興味なかったし、Ⅲは、、、28mm相当のレンズがF2.4からF1.9と明るくなったらしいのでどうしようかと思うが、今ので困ってないからなあ。

7月末に亡くなった米谷美久氏が、PENの思想を受け継いだE-P1をよろしくと発信した文書が紹介されているのも、間にあったというか間に合わなかったというのか…。

_ 新井理恵『M〜エム〜(7)』(BIRZコミックス) 完結

M〜エム〜(7) Amazon

WEBスピカで連載していたこの作品も完結。

操と麻衣、そこに狩野の同居生活。いちいち反発していた狩野も、麻衣がまったりしているのと操があまりにも暖簾に腕押しで堪えない、というか聞いてないというか、、なもんでもはやいちいちぶつからなくなって来ているようだったが、千憂美ははやりそんな狩野の不安定さを見切っていたようだった・・・。

ってあまりにも操の暴走気味テンションが高すぎて疲れる話なのだが、きれいにおさまったなあー。

麻衣もあんな状況でも落ち着きすぎ :-)

_ 『COMICリュウ(10月号)』

コミックリュウ(10月号) Amazon

ナヲコ『なずなのねいろ』

部活を始めたのはいいけど手探りでゆっくりしたなずなたちにあたしたちには時間が無限にあるわけじゃないと急ぐ橘さん。

伊賀君も巻き込んでなずなと花梨さんの家まで押し掛けて、三味線部をやってることをなずなにいわせてしまう。。。

花梨さんは(知ってたはずだが)なずなから三味線の話が聞けて感涙。

ここんところ毎号載っててうれしい。話も進むし。

夢乃むえ『狐に嫁入り』

双子姉妹の萌と紗英。土砂崩れで神社のご神体がどこか行方不明に。崩れた崖から落ちそうになった萌を助けようとした稲荷の神様が萌と合体して窮地を脱したのはよかったが、萌から出られなくなるし、ご神体の貴船を見つけないとお稲荷さんも力出せないし、、で紗英と萌(稲荷)で中途半端な日をすごしながら打開策を考えて。

なんか、何度も読んでたことがある人のような錯覚が。

黒谷友也『二鳥翠』

二鳥さんは背が高い女子高生。後輩の女の子には慕われてるけどもあまり好きじゃない。でも自分のほうは喫茶店の名も知らないお姉さんにあこがれている。

一方的にあこがれて店に通っていただけだったのに、ある日ひょんなことから一緒に運動会に出ることになって…。

ぶっきらぼうな感じだけど、感情表現をうまくコントロールしていてそれはいい感じ。ペンとベタだけの(黒田硫黄みたいな)ペンタッチのところも好きな理由(実際にはトーンも使ってるのだけど)。


2009-09-07(月) [長年日記] この日を編集

_ 『マンガ・エロティクスF(vol.59)』「青い花」トリビュート号

マンガ・エロティクスF(vol.59) Amazon

次号で創刊60号ということで次回は記念号らしい。

それで今号は何かというと『青い花』アニメ化記念で「青い花トリビュート」でマンガ家33人!からのトリビュートイラストが山盛り。

宇木敦哉のピンナップは女の子がゴロゴロと横になって絡まってたりするのがよいのですが、この人の名前は知らないが絵を見たことがある気がする。『アノニマス』の今村陽子にちょっと似てるんだな。

志村貴子『青い花』

とうとう藤が谷の演劇祭。あーちゃんも舞台に立ちます。あーちゃん可愛がりの家族も緊張。見てるふみもあーちゃんに見惚れるわでいろいろ大変。 井汲さんはいいなずけの康ちゃんから婚約解消しようかといわれてやや方針気味。ふみも千津と再会するのがうれしいのかもうどうでもいいのか、だんだん変っているようで…。

おがきちか『侍ばんぱいや』

前の号から連載始まってます。

江戸の浪人侍でバンパイヤという主人公(いや脇役のような・・)。

若い娘を切り捨てたりするのは、処女の血がもったいない!という理由で怒ったりしているが町の人は正義感があると勘違いしてたり。

_ 志村貴子と藤ヶ谷女学院新聞部『「青い花」 公式読本』

「青い花」 公式読本 Amazon

それで、こちらはアニメ化便乗の『青い花』ファンブック。

基本的にアニメの紹介や設定が中心なのだが表紙はアニメではなく志村貴子だし、羽海野チカやオノ・ナツメ、松苗あけみとの対談があって、おまけに描き下ろしマンガ(杉本先輩とポンちゃんの話)が載っててそれはそれでよい。 後は設定集というか青い花事典。

扉絵ギャラリーもあるけど、サイズが小さいのが残念。あれがスライドショーのスクリーンセーバーにでもなれば絶対買うのに!

それはそうと、『海街Diary』といい(ま、吉田秋生は前からだけど)、『とめはねっ!』といい、鎌倉・湘南舞台の作品が同時期に並ぶというのは何なのか。


2009-09-20(日) [長年日記] この日を編集

_ 酒川郁子『おいしい銀座 バイヤー真理(3)』(オフィスユーコミックス)

おいしい銀座 バイヤー真理(3) Amazon

サクランボとか、近大マグロの完全養殖を見に和歌山に行ったり。

真理と榎木田はすったもんだの末やっと婚姻届を…。

_ ねむようこ『ペンとチョコレート(1)』(まんがタイムコミックス)

ペンとチョコレート(1) Amazon

今まで読んでなかったマンガ家なのだけど、『リカってば!』が載り始めたので『まんがタイムラブリー』を久々にチェックしているのに『リカってば!』が載らないので代わりにほかの作品だけ読んでたりしてて知った人。

主人公のフタバ トウコはマンガ家だけど、連載打ち切りを通告されてしまう。そんな時、別の編集・秋元が、フタバさんもらっていい?と入ってきて、新しくコンビを組むことに…。アンケートでは人気が上がらないものの頑張って取り組んでいるが、秋元にもネームのOKがもらえなかったりでもがいているところで、人気マンガ家鴬谷コゴローのところにアシスタントにいくことに。

秋元に彼女がいるか気にしたり、自分がどう思われてるか気にしてみたり、邪念がはいってますが :-)

最近はフタバ、秋元、コゴローの3人が何かしらからんでる展開がおおいかしらん。

それはそうと、『まんがタイムジャンボ』では青木俊直『なのはなフラワーズ』が載っててこちらもマンガ家と担当編集の話で、たまにエピソードが混乱する :-)

_ 長谷川スズ『リカってば!』(まんがタイムラブリー)

まんがタイムジャンボからまんがタイムラブリーに移ったと思ったのに、全然掲載されない、と思ったら載っていた。

珍しく元気がなくて食欲もなさそうなリカを見て、塚田っちをとられたことで落ち込んでるのかと志保も気を使って気晴らしになりそうなことに誘ってみるが…。やっぱり心配して損した、みたいな志保でした :-)

_ 梅川和実『ガウガウわー太2(5)』(IDコミックス)

ガウガウわー太2(5) Amazon

雑誌を移って続けてきた『ガウガウわー太』もとうとう最終回。

両親の力を受け継いだ太助は歳をとらないので、人間の女に本気になるな、といわれるが、悩んだ末に動物と話せることで助ける機会があるのだからと力を選んだ太助だが、ここにきてわー太の病気が発覚し、危篤状態になったわー太とみさとさんを見て…。

最後の最後に大きなイベントで一大決心で決着がついたのはよかったのだが、尾田島委員長が完全に過去の人になってしまって、脇役ですら登場しないというのはどういうことでしょうか;_; (収録された番外編にしか出てこなかった)


2009-09-21(月) [長年日記] この日を編集

_ 『マイクロフォーサーズWORLD』(日本カメラ社)

マイクロフォーサーズWORLD Amazon

E-P1やGF-1が出てきてペンタのついた「一眼レフ」以外の形で展開されはじめたマイクロフォーサーズ機のムック。

一眼レフ機であるG1/GH-1にはあまり興味がないので、E-P1とGF-1目当てというか。まあE-P1も、デジ一眼人気にあやからないといけないからなのか、一眼レフでもないのに「マイクロ一眼」などというコピーをつけているが…。

マイクロフォーサーズの位置づけと、各機の紹介、あとはフランジバックが短いのんでマウントアダプター次第でいろんなレンズをつけられる利点を紹介するためにマウントアダプター周りの紹介(案外ページを割いている)。後はアクセサリなど。

E-P1とGF-1はサイズもほとんど同じで、GF-1には外付けEVFがあるとか動画がAVCHD Liteだとか(E-P1はMotion JPEGのみ)いうところがあるが、本体側手ぶれ補正のE-P1のほうが捨てがたい気がするなあ。

_ かまたきみこ『KATANA(6)胡蝶』(ぶんか社コミックス)

KATANA(6)胡蝶 Amazon

かまたきみこのコミックスが3冊も同時発売とは…。(前に上下巻同時というのはあったが今回は別作品だからなあ)

『KATANA』は、前巻で邪気を移されてしまったのがまだ尾を引いている面々。襲(かさね)はそれを払おうといろいろ画策するという展開。

そりがあわない父親との歴史的和解:-)とかもあるなー。そのかわり葉月の出番が少なかったが…。

_ かまたきみこ『マーメイド・シンドローム』(Feelコミックス)

マーメイド・シンドローム Amazon

こちらは短編集。

表題作は、急に体に鱗が現れてしまう謎の奇病、マーメイド・シンドロームの患者のカウンセリングをする医者の話。片思いを心に秘めて悩んでいることが原因と分かったものの、今度は自分が病気に、とか。

完璧郵便配達員のロボット(アンドロイド)の話もかまたきみこらしいなあ。

_ かまたきみこ『妖かし恋奇譚』(ぶんか社コミックス)

妖かし恋奇譚 Amazon

こちらは江戸時代を舞台にした、妖かしの話。

死に別れた恋人が幽霊になって夜な夜な密会したり、絵に描かれた幽霊の女性に恋をして取り込まれたり。

_ 『季刊GELATIN ゼラチン(vol.3/2009 あき)』(ワニマガジン)

季刊GELATIN ゼラチン(2009/あき) Amazon

表紙がたかみちで、表紙イラストのポスター付きです^^

その他、たかみち作品紹介、モタのインタビュー、toi8のインタビューとメイキング記事もあってちょっと嬉しい。

たかみち『りとうのうみ』第3話「めんそーれ!那間古ダイビングサービスへ」

内地から来たスキューバダイビングのお客さん、女の子3人を迎えて張り切る、海・空・波の3人。

スキューバが得意でない海にちょっと不安になるが、スキンダイビングに馴染みすぎていると分かってちょっと安心。

宇木敦哉『くらげひめ』

巨大なクラゲが打ち上げられる。

新町長の娘とそこで出くわしたら、あとで付き合えと言われてついて言ったら、クラゲをこっそり海に帰す手伝いをさせられる。

まああんなこんなで海に落ちて服べったりとかお約束なイベントもありつつボーイミーツガール的な。

けろりん『おんなのこのひみつ』

女子児童だけを集めておんなのこのからだの授業。

ただし、、女の子は魔法が使えるようになるんです、という授業だった。でも「彼氏は?」と突っ込まれてヤケモードになった先生が暴走したりして。

ぼっしぃ『ミズギノセカイ』

水没して学校も水着通学。たまーにきわどいイベントが、、。

mebae『お兄ちゃんお兄ちゃん詐欺』

突然かわいくてちょっとエッチな妹が家に現れて、両親もなじんでいるけども、自分だけは納得できない。あまりにエッチなアピールが強いものだから相手の意図を疑ったところ…。

詐欺というか西川魯介的にいえば『妹型宇宙人』ですな。

放電映像『ストロー』第9話

『ROBOT』掲載時代から続いてもう9話。

とうとう上にいる少女を助けに行くという話になるが…。

VOFAN『距離96公分的世界』

原文中国語のVOFANのマンガを日本語訳。96cmがものをはっきり見れる距離という女の子の話。


2009-09-22(火) [長年日記] この日を編集

_ ブランドン・サンダースン/金子司訳『ミストボーン -霧の落とし子-(3)白き海の踊り手』(ハヤカワFT)

ミストボーン -霧の落とし子-(3)白き海の踊り手 Amazon

日記に書いてなかったけど、1巻が出た時から読んでた『ミストボーン』がこのたび完結。

といってもこの作者のほかの作品はまだ読んだことがないのだけど。

支配王と呼ばれる絶対君主が支配している世界。人はスカート呼ばれる下層階級と貴族にわかれており、スカーはいつも貧困状態に置かれていた。そんな中で盗賊団で使われていた少女ヴィンは、聖職省の役人をだます仕事に加わったところで、「ハッシンの生き残り」といわれる伝説的な英雄ケルシャーと出会う。

ケルシャーと対峙しているときに、自分が知らずに使っていた力が「合金術」と知り、また自分がいろいろな金属を使える「霧の落とし子」と知らされて、ケルシャーの仲間に加わって力を伸ばそうとする…。

というのが冒頭なのですが、鉄・銅・錫などの金属を飲んで「燃やす」ことで力を出したり、金属を押したり引いたりして宙に浮いたり相手を押したりするという合金術をうまく体系だてて盛り込んで生かしているのがおもしろい。合金術の説明なしに成り立たない話だし。

また、ケルシャーたちがたくらんでいるのが支配王が統べる都市の転覆と知って、地方貴族の姪になりすまして貴族の舞踏会に顔を出して情報収集する任務を仰せつかって、なれないテーブルマナーな貴族女性の立ち居振る舞いのいやいや練習させられたり、舞踏会に出ているうちにそっちも楽しくなったり、、、というヴィンの姿が面白い。

みんなを引っ張っているケルシャーが何か真の目的を隠したままみたいなところがあって、みんなに疑念を抱かせているというのが最後まで続くのだが、いやいや最後の大掛かりな仕掛けがこんなんだったとは。

おまけにこんな最後まできてまだ支配王に押されててどうするのと思ったりで、なかなか楽しめました。

ミストボーン -霧の落とし子-(1)灰色の帝国 ミストボーン -霧の落とし子-(1)灰色の帝国(Amazon)

ミストボーン -霧の落とし子-(2)赤き血の太陽 ミストボーン -霧の落とし子-(2)赤き血の太陽(Amazon)

_ ジャクリーン・ケアリー/和爾桃子訳『クシエルの矢(2)蜘蛛たちの宮廷』(ハヤカワFT)

クシエルの矢(2)蜘蛛たちの宮廷 Amazon

『ミストボーン』のことを書いたので、まだ完結してないけどほぼ同時期から買っている『クシエルの矢』のことも書いておこう。

ちなみにもともとは立ち読みでエロティックファンタジーぽいのりだったのでつられて買いました:-)

こちらはエロティックな"天使"を神話として祖先に抱く王国で「夜の法廷」とよばれる高級娼館に預けられたもと娼婦の娘が主人公。

左目の瞳に赤い点がありそれが「クシエルの矢」とも呼ばれているが不吉と思われてうとまれる部分もあるが、貴族のデローネイが彼女を見て本物の"アングィセット"だということで高く買い取られてデローネイに仕えることになるあたりから話が始まる。

ちなみにアングィセットとは、真の価値が述べられてないかもしれないが、身も蓋もなくいえば"真正M女"のようなもので、鞭など苦痛を与えられることに快感を得る女性のホンモノみたいなもんらしい。アングィセットでなくても責めを受けることを奉仕とする娼館もあるのだけど、まあそれはそれでおいといて。

で単に娼館だの高級娼婦だのがメインではなく、貴族間のせめぎ合いの中で、フェードルが多様な外国語を仕込まれたりものの見方を仕込まれてパーティや娼婦としてのお客である貴族のところで耳そそばだてることで情報収集をするのが仕事なのだが、2巻では主役級人物があっけなく死んだりフェードルも外国に売り飛ばされたりして、あれーーな展開になるのだった。(すみません一部ネタバレ)

これを読んでて、「フェードルは流血女神伝のカリエだ!」と思ったのはわしだけではあるまい…。(別に「今度は奴隷になっちゃった」だけで思ったのではなくて、だんだん知識をつけて諸侯の関係を理解するにつれて今まで考えていたことが浅い視点だったのことに気づくという成長のさせ方もね)

で、2巻の表紙のイケメンはよく考えてみるとキャシリーヌ修道士ではないですか。デローネイですら表紙になってないのに(←発想が少女マンガ)。

クシエルの矢(1)八天使の王国 『クシエルの矢(1)八天使の王国』(Amazon)

_ 2010年用スケジュール帳検討会(気が早い)

いつもは10月末〜11月頭に12月始まり用スケジュール帳を物色するのですが、手帳で検索している人をみて思い出してしまったのでちょっと検討。

2008年は陰山手長、2009年はパイロットの「NEW STANDARD DIARY ORDINAL」のB6判。

ORDINALは、1週間のバーチカル見開きページのスケジュール部分は陰山手帳と同サイズで狭くもないし、巻末フリーメモページが少なめなことを除けば不満はないのでたぶん来年もORDINALにすると思うが、一応物色。

ORDINALの2010年版を見ると、ペンホルダー付本革表紙版があってこれにはちょっと惹かれる。ノーマルはビニールのペンホルダーしかなくて、千切れてしまったので。ただバーチカル版(PD-10-P13E)の色がカラシ色とケシズミ色で、横スケジュール版にある赤蘇芳(こんな色名があったのか)とクリ色が捨てがたい。カバーだけ買えんのかな。またはこのカバー付きとノーマル黒表紙版を買ってカバーつけ替えるとか。

ほかにフリクションポイント付というのもあるが、こちらは表紙を止めるのがついてて、却って邪魔なのでパス。

「陰山手帳」のほうはと言えば、2010年版は10/2発売とのことで Amazonで予約 は始まってるものの、改訂箇所がわからないので、現物みてからかなあ。

_ 日記壊れかけ

tDiaryそのもののバージョンアップをさぼっていたのでCVSからSubversionにも切り替えてないしAmazon.rbのエラーも出るしということで入れ替えようと思ったらトラブルがいろいろ。

tdiary.confがいろいろおかしい状態になったので復旧中。

_ 雁須磨子『いばら・ら・ららばい』(KCデラックス)

いばら・ら・ららばい Amazon

タイトルからすると、茨田さんが主人公なのだろうか。

お菓子の卸か小売業の倉庫にアルバイトでやってきた茨田さん。背が高くて美人でプロポーションもいいけども、声が大きくて思ったことをずけずけ言ってしまう性格が災いして怖がられるタイプ。

事務の度上さんとは友達になれたものの、倉庫でも黒岩君とはぶつかりがちで…。

などなど、度上さん-茨田さん、茨田さんと同じ倉庫バイトの平良さん、平良さんの別のバイト先にあらわれる石田さん、ちょっとずつつながってる女の子たちが、好きになったり好かれたり妬んだり。 (そういえば、作者は4人の女の子と言ってたが、hassyが脇役か?)

平良さんは茨田さんの恋を見守ったり、レンタルビデオ屋のほうのあれこれを頑張ったりで忙しいのだよなー、見てて一番注目したくなる。

_ 谷川史子『P.S.アイラブユー』(クイーンズコミックス)

P.S.アイラブユー Amazon

タイトルだけ見るとすごく陳腐なのですが。

表題作は、ドイツ語作品の翻訳家をしている一三子(いさこ)。翻訳の仕事を目指していたのに、彼から守ってあげるといわれたことが引っかかってプロポーズを断ってしまって以来、引っかかってる。

図書館にでかけたときに、草市という男の子に懐かれてしまい、なんとなく友達に。草市はおばあちゃんの家に遊びに来ていただけなのでそのうちに帰らないといけないのだが…。

もうひとつの短編連作が『Room201』。お互い全然つながりはないのだけど、201号室に暮らす人たちにやってきた破局の危機、みたいな。


2009-09-23(水) [長年日記] この日を編集

_ 似鳥鶏『さよならの次にくる<新学期編>』(創元推理文庫)

さよならの次にくる<新学期編> Amazon

『さよならの次にくる<卒業式編>』を7月に買ったのに知らないうちにもう続きが出ていた。

今回は、前回の吹奏楽部の事件の解決方法を引きずったままいろいろ進むのかと思いきや、また新しく自分に好感を持ってそうな女の子が出てきてですね、美術部的にはよくなりそうな予感で話が始まるのです。

話は結局、前回に謎めいたエピソードだけ残していた伏線とも何とも分からなかった小道具が糸口になって(表向きの事件とは別のことを)解決するのだった。

そんなところから引っ張ってたんかよ!という感想はあるものの、珍しく主人公が謎ときをして関係者をいろいろ巻き込んで最終的に幸せにしたということではいい終わり方。いやこのシリーズって、こんなことをもとめていただったの?という気もするが…。

それはそれとしても、伊神さんを頼るの早すぎるし、柳瀬さんは最後のほうになると完全フェードアウトだし(葉山に本気と思えないようなやり方でアピールしてたのじゃないのか)、感動の再会を演出するのはいいけど、結局葉山は伊神さんの盛りたて役だったのだろうか。

いや、ここのエピソードは面白いんですけどね。柳瀬さんの演技がはまりすぎてたとか、兄妹そろって葉山に同じ相談をしてくるとか。

_ 末次由紀『ちはやふる(6)』(BeLoveコミックス)

ちはやふる(6) Amazon

2巻が出たころから買ってたのだけど全然日記書く暇もなかった。

この漫画では競技かるたに取りつかれた子供たちが、転校で張ればなれになっても高校生なっても競技かるたを続けていくのだが、いままでは耳の良さとスピードが売りだった主人公の千早が、大会で現クイーンと対戦してあまりのスピードの違いに圧倒される…というのが5巻の話で、今回はスピードだけじゃダメで、相手が得意じゃない部分で点を稼ぐことの大切さを、A級対戦相手から学んだりして、やっと「相手がだれでも関係ない」かるたから相手に合わせた試合を目指すようになったりして、やっと千早も成長か…と思わせるのだが。

まあ黙ってればきれいなのに動くと相変わらずガサツで幻滅されたり、「なんとなく許される天然バカ」と言われて落ち込んだりするのだが、自覚がないところもすごい:-)

_ 宮村優子/磯光雄『小説 電脳コイル(9)』(トクマ・ノベルズEdge)

小説 電脳コイル(9) Amazon

8巻から4カ月待った。案外短かったか。

しかし、あまり進んでない。

というか8巻ではいろいろ転換をしたり今まで見えてなかった過去の出来事が出てきたので今回はそれとの接点を強めているというところか。

イサコもやっと調子を取り戻してきてヤサコとぶつかってるし。

そして久しぶりにTVシリーズとの接点。「あちらへの扉」を開くイサコと取引を持ちかけるハラケンが…。

_ 松本剛『しずかの山 - 真実の山・アンナプルナ』連載開始(イブニングvol.20)

とりあえず松本剛/愛英史『しずかの山』新連載ということで。

2月ごろに『しずかの山 - 神の山・マチャプチャレ』を全4話で描いてたのですが、今回はその新章。

『しずかの山 - 真実の山・アンナプルナ』ということで、マスコミにもはやし立てられている若干20歳の登山家が、アンナプルナ初登頂の疑惑に挑む、、ような話か。

高遠静が現地ポーターとして参加しそうだがいろいろ探られたりややこしくなりそうな。


2009-09-25(金) [長年日記] この日を編集

_ 中村嘉宏/富野由悠季『オーバーマン キングゲイナー(7)』

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ちょっと間が空いたけど、やっと完結した中村嘉宏(胃之上奇嘉郎)のコミック版『キングゲイナー』。

TVアニメは、バンダイチャンネルで見ようと思ったけども、中だるみが多い感じで途中で断念。

なんか最後にシンシアの邪気がとれて素直な女の子になって、サラとくっついたばかりなのに、ふたりでシンシアを迎えよう、みたいな変な感じ。それでいいのか、サラ:-)

_ 山崎紗也夏『シマシマ(6)』

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モーニングは『シマシマ』のためだけに読んでいる(立ち読みだけど)といっても過言ではない。

6巻ではリンダがじたばたしたり、ガイはちょっと調子に乗りかけてるし、ランさんは、、、とシオの周りがあわただしく。

それはそれとしても、山崎紗也夏(山崎さやか)といえば短編集『ラブ・ゾンビ』が一押しです。

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_ いけだたかし『ささめきこと(5)』(MFコミックスアライブ)

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まえに告白じみたところで終って、4巻は中学時代から今にフラッシュバックして、さてやっとと思ったら、純夏も汐も自分の気持ちを抑えてしまったり、チャンスを生かせなかったりしてだんだん閉塞状態に…。プールに行った時はラブラブだったのになー。

じりじりしてきます。

_ ヤスダスズヒト『夜桜四重奏(ヨザクラカルテット)(7)』

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ひと段落したので江戸時代編へ。

_ 雁須磨子『かよちゃんの荷物(2)』

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雁須磨子らしい主人公。

3人仲良しの中で自分だけが生理痛が大したことがなくて友達が苦しんでるのがよくわからんと発言したために間に大きな溝が:-)

髪型かアニメキャラみたいだからとアニメと言われているヘアサロン店員と妙にウマがあったり、どうでもいい?イベントが楽しい。

_ 沙村広明『シスタージェネレーター』

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沙村広明の短編集。

この作者は短編となるとやけにシリアスになってみたりノリツッコミのだったりブレ幅が大きいのだけどいずれにしてもやけに面白い。

一番最近の『久誓院家最大のショウ』も、見た目シリアスなのにばかばかしさ満載だし、『エメラルド』は逆にいたってまじめな西部劇でブラック・ローズやることもスタイルもカッコ良すぎ。この話は短い(といっても64P読み切り)なかで、2つの場面での異なる登場人物の働きが途中で混じり合い(偶然ではなく)ブラック・ローズの2段構えの作戦がわかったりで、面白い。

_ 沙村広明『無限の住人(25)』

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ただでさえ鬼畜な尸良が卍の力の一部をもらって不死に近い状態になってしまってもうめちゃくちゃに。冷水に沈んだ凛を助けようとして力尽きた卍は結局手助けがあって舞い戻るけども、もはや普通には勝てない状態に…。

なんだかたまに初期の妹がいた頃とか百人斬りとか、黒井鯖人が出てきた頃が懐かしい。読みなおしてみようかしらん。


2009-09-26(土) [長年日記] この日を編集

_ 中村祐介『中村祐介画集 Blue』

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中村祐介の初画集。

この人の絵を見ると「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のジャケかとおもってしまうほど、2つは結びついて記憶されている。

ロッテの「小梅ちゃん」など林静一にも似た昭和風のテイストだけど、印象に残る。

イラスト175点で結構分厚い。ちょっと高かったので見送ってたら買うのが遅くなったけど、8月末にでたのにもう第2刷です。


2009-09-28(月) [長年日記] この日を編集

_ 雫井脩介『殺気!』(徳間書店)

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『クローズド・ノート』『白銀を踏み荒らせ』『犯人に告ぐ』の雫井脩介書き下ろし新刊ハードカバー。

主人公も新しいし今までのシリーズとは独立した話かと思ったら、望月篠子のシリーズの相棒「深紅」の血縁だった。(深紅はでてくるが篠子は出てこない)

大学生のましろは、小学生の時公園で連れ去りにあって監禁されたことがある。犯人は見つからず監禁されたところを見つかったものの、その時のショックが強くて医師に記憶を封じる治療をされたおかげで事件のことは何も思い出せないぐらいで、別に今の生活に何の支障もなかったが、事件の前触れとして殺気を感じるようになっていた。

バイト先の縁で知り合った地元タウン誌の記者とそんな話をしながらも中学時代のクラスメートと成人式で再会しては旧交を温めたりしているうちに、当時自分が巻き込まれた事件の事実を知りたいと思い始めたところ、思わぬ裏の出来事が明らかになってきて…。

という感じで、事件ものなんだけど警察や探偵は出てこない。むしろ『クローズド・ノート』に近いんじゃなかろうか。

事件の真相を知りたい、、といっても途中までは別に危ないことがあるわけでもなく、周りで別のごたごたがあるだけなんだけど、いろいろめぐりめぐって起きるべくして起きるようなできごとがあったり、ましろのちょっとまっすぐなところも周りにちょっと作用したり、読んでると例の事件には「興味がある」程度で、友達との出来事のほうが大事そうなのに読み終わってみると、すべてがここに至るために必要な出来事だったという感じがする。

緊張感があるのは最後のほうだけなんだけど、一気に読んでしまった。もったいなかったので2回目を読む。


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