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煩悩日記

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2009-07-20(月) [長年日記] この日を編集

_ 須賀しのぶ『芙蓉千里』(角川書店)

芙蓉千里
須賀 しのぶ
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,680

『アンゲルゼ』が完結してからコバルト文庫のほうも新作がなくてさびしい須賀しのぶなのですが、シリーズものじゃないのが出ました。

その存在は全然知らなかったのだけど小説屋 sari-sariという角川の携帯小説サイトで連載していたらしい。

今回の舞台は明治のハルビン、女郎になりたいといって女衒についてきたという少女おフミが主人公。いまどきの女子相手にハルビンとかウラジオストックとか出してくるあたりがすでに普通ではありません。が、しかしの出てくる少女たちの意志の強さとたくましさはやはり須賀しのぶらしい…。

最後の選択肢がちょっと残念な気がするけども、あっちを選んでも幸せになった気にはならなさそうなのでやむを得ないか。でも『流血女神伝』のカリエなら絶対こっちは選択しなかったに違いない:-)

_ 似鳥鶏『さよならの次にくる <卒業式編>』(創元推理文庫)

さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
¥ 609

『理由あって冬に出る』に続く第2弾。

今回も葉山君が探偵のまねごとをする羽目になるのですが、、、。

今回は演劇部の柳瀬さんがあまり活躍しなくてつまらないなあ。柳瀬さんが葉山を好きだと言ってるを本気と思ってないのでそれでいろいろすれ違うのだが、そういうところは話の全面には出てこずに、柳瀬さんもからかうだけになってしまうのだが。

それはそれとして、今回の謎ときはまあどうでもよかったというか…。

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
¥ 609


2009-07-21(火) [長年日記] この日を編集

_ 「モデルアートプロフィールNo.5 中島キ44 Ⅱ式戦闘機 鍾馗」(モデルアート)

MODEL Art (モデル アート) 増刊 モデルアートプロフィール鍾馗(しょうき) 2009年 08月号 [雑誌]

モデルアート社
¥ 2,300

ハセガワから1/32の鍾馗が発売されたのを記念して出た鍾馗の資料集。

鍾馗は日本陸軍機の中では一番好きな機体のひとつなのと、今まで資料といえば丸メカか世傑ぐらいしかなかったので最新の資料本が出ることが非常にうれしいところ。

資料なだけではなくてハセ1/32の作例やハセ1/48による塗装テクニックなどもあり。

大日本絵画の写真集『鍾馗戦闘機隊』の2冊目(陸軍明野学校がメイン)も出ているはずなのだが…。

鍾馗戦闘機隊―帝都防衛の切り札・陸軍飛行第70戦隊写真史
伊沢 保穂/柴田 一哉
大日本絵画
¥ 3,465

_ 木下誠『Dynamic Objective-C』(BNN)

Dynamic Objective-C
木下 誠
ビー・エヌ・エヌ新社
¥ 3,360

Xcodeもさわるひまがないままなのですが(たまにライブラリのアップデートをかけているだけ)、本が出ていたのでとりあえず買っています。

表題の「Dynamic Objective-C」はObjective-Cの新しいバージョン…というわけではなく、ダイナミックな性質を取り上げていた連載のタイトルかららしい。ついでにiPhoneアプリについて書いた『Hack the iPhone』が書き下ろし。

_ 雫井脩介の望月篠子シリーズ『栄光一途』『白銀を踏み荒らせ』

雫井脩介は『クローズド・ノート』で初めて知ったひと。

『クローズド・ノート』はとても好きな作品なんんだけど、他の作品はミステリーとか犯罪小説だということだったので、他の本は読んでなかったのだけど、いろいろ飢えてたので手を出してみた。

とりあえずはたまたまなのだけど望月篠子が主人公のスポーツ界もの。スポーツものだから選んだのではなくて、本職の刑事が主役の刑事事件ものよりはミステリー色が薄いかもと思っただけ。

『栄光一途』はもと女子柔道選手だったが今は引退してスポーツ心理学の教授の助手をしながらオリンピック強化チームの臨時コーチをしている望月篠子が、日本男子柔道選手のドーピング疑惑を明らかにするために極秘に調査をする任務を命じられる話。

篠子の親友でスポーツ生理学をやっている深紅が知恵を貸したりひっかきまわしたりで、肝心な推理はこっちがやってたりするのだが、背景を探っているうちに思わぬつながりが見えてくるところが面白い。

とはいえ、ドーピングそのものの解明よりも、街で発生していた柔道選手による暴行事件の真相と決着がなんだか意外な展開すぎて、ちょっと消化不良な気がする。

読者が謎解きできるようになってないといけないとは思わないので、叙述トリックじみたところはしゃあないとしても、ここでいきなり全部説明なの?みたいな印象がなあ。

『白銀を踏み荒せ』はその続編。前の事件があって柔道から離れた篠子がアルプスへスキーをしに行ってるときに、篠子がいることを知った日本のアルペンチームのコーチから合宿への協力を要請される。

その時はレース中に死亡した兄の事故を引きずってなかなか成績を上げられない弟選手のメンタルトレーニングをするはずだったが、兄の事故の理由を探ることになったり、白人至上主義の秘密結社の殺し屋が出てきたりで、身の危険にさらされるが…。

こっちも地道な話の一方でやや派手なアクション小説みたいな展開があったりで、ミステリーというよりはエンタテインメント志向なのかしらん。

まあ(500ページぐらいあるのですが)読みはじめたらぐいぐい読めるからあまり欠点とも思えないですが。

栄光一途 (幻冬舎文庫)
雫井 脩介
幻冬舎
¥ 720

白銀を踏み荒らせ (幻冬舎文庫)
雫井 脩介
幻冬舎
¥ 760


2009-07-27(月) [長年日記] この日を編集

_ 神林長平『戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー』(早川書房)

アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風
神林 長平
早川書房
¥ 1,680

グッドラック』から10年経って、グッドラックのラストの続きからを描いた続編が。

しかし、今回は寝返ったロンバード大佐の発言をはじめとして、唯心論なのやら哲学的思弁に満ち満ちていて、話が進まない。というか、時間にしたら半日も経ってないのではなかろうか。

そういううっとうしい:-)展開の後の最後の章はやけに現実に戻ってきた感じでなごんでしまったが、最後の零はあんな社交辞令が云えるわけがないのであれはジャムである:-)と言いたくなるようなシチュエーションであった。

しかしこの終わり方だとまだ続き書きかねないな…。


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