2005-12-16(金) [長年日記]
_ ということでファウストvol.6のつづき
西尾維新はりすかと零崎の二本立て。 『新本格魔法少女りすか / 部外者以外立ち入り禁止!』は前回の続きで、血液中の魔法を止められてしまったりすか。それをとめようとしたツナギも巻き添えで…。罠にはまってホテルの部屋に閉じこめられてしまった3人。
『零崎軋識の人間ノック2 / 竹取山決戦(前半戦)』は零崎軋識・零崎双識・零崎人識の零崎どもと、「策士」萩原子荻が赤神イリヤ、千賀てる子あたりを引っ張り出してきて対決。 双識がメイド服なのにスカートの下にスパッツをはいていたからといってやる気をなくしたり、脱ぐように頼めば良かった!と後悔するのはまあ、人として当然の反応でしょう、と言う気はするけども、萩原子荻は戯言シリーズのなかでもさんざん「策士」と繰り返し評価されているにもかかわらず、どうもたいしたことがないという印象しか伝わってこない。評価コメント以外に策士ぶりをあまり見せてもらってないせいだろう。それに学園のなかであっさりと殺されたりしたしなあ。
まあ、とりあえずSIDE-Bに続くみたいだ。
佐藤友哉『愛らしき目もと口は緑』。
このタイトルは当然、サリンジャー『愛らしき口もと目は緑』(『ナイン・ストーリーズ』収録)をふまえているわけですが、文体も電話の会話の積み重ねだったりで、『フラニーとゾーイー』『ナイン・ストーリーズ』のオマージュ的作品であることは明白なのですが、あいにくナイン・ストーリーズが手元になくて筋を思い出せないのでどういう関わり方をしているのかはわからないのでした。でもこういうタイトルの付け方は『世界の中心で…』を例に出すまでもなく、同人でやるならともかく商業誌でやるのはどうか、というかというきがする。
巻末の箸井地図『夢水清志郎事件ノート/そして5人がいなくなる』は、遊園地で3人が消えるあたりです。
奈須きのこ、竜騎士07はまだ読んでなかったり。