2006-08-04(金) [長年日記]
_ 夏物そろえるついでに買い物を
すでに夏物在庫処分に近づいてる気がするがまだまだ熱いので服の夏物を買うついでに駅周辺で買い物。わざわざ書かないといけないほど滅多に買わない。
_ 鈴木有布子『お振るいあそばせ!』(Wingsコミックス)
鈴木有布子 4冊目のコミックス。
表題作は振られてもすぐ次の恋を見つける親友にかける励ましのことばで、大正の女学生あたりが使ってた表現だとか。
学校のめぼしい(好みの)男子には振られたので(それも凄い)、今度臨時講師でやってくる自分の兄貴を紹介したら…。
『キリエの場合』『ゆうなの場合』は死んだときに死神が迎えに来るが手違いで地獄に行くか天国に行くか決まっていないという…。
商業誌未発表作『夜明けまえ』も収録。こちらはふんいきはいい話だが、ラストがちょっと単に幸せそうになってるだけで締めが弱い気がするなあ。
_ 川瀬夏菜『飛べない魔女(2)』(花とゆめコミックス)
ホウキに乗れない魔女カリンのシリーズ。
リゼと一緒に森にいたが、冬ともなるとなかなか森までやってくる客がいないので街の店にみんなで移動。
魔法を身につけたい警護隊の女性のサポートをしたり、いつも誕生パーティで魔法使いの商売もさせてくれる友人からお呼びが掛からないので行ってみたら結界の中で雪に閉ざされていたり。
_ 緑川ゆき『夏目友人帳(2)』(花とゆめコミックス)
祖母が集めたあやかしを縛る友人帳を引き継いでしまった主人公。 順次名前を返して呪縛から解いて回っているが、あやかしを相手にしているところをクラスメートに目撃されて、見えないものが見える力を当てにされる。
連載周期の関係なのか、毎回冒頭であらすじを説明するのがちょっと気になる。
_ 梅川和実『ガウガウわー太 新装版(1)(2)』(一迅社)
新潮社バンチコミックスで出ていた旧シリーズが一迅社版としてでたもの。ちょっと分厚くなった以外は特に変わりなしかな?
_ 神崎京介『女薫の旅(14)/ 情の限り』(講談社文庫)
これは実際は数日前に買ってたのだけどいつ買ったのか忘れた。
コンビニでたまたま見かけて買った、普通の?官能小説。
主人公の山神大地は色んな女性に出会って、色んなことを学びながら成長していく、という性遍歴なんだけど成長譚でもあるらしい。
セックスのテクニックは上がるのだが、性欲より、心が繋がらないとだめだ、とかそういう感じ。ちょっときれい事っぽいが、話の展開としてはそれほど浮いていない。
_ 村山由香『おいしいコーヒーのいれ方(Ⅰ)/キスまでの距離』(集英社文庫) なかなかの好み
これは服を買いに行ったついでにおもしろそうな本はないかとおもって物色していたら、ちょっとしゃれたイラストの表紙を向けてシリーズがならべてあったのにつられた。ヤングアダルト系の恋愛小説。
最近の個人的ヒットかな(といっても1999年頃から刊行されてるシリーズで、すでに厚いファン層があるようですが)。
(追記:と思ったら間違いで、1993年が初出でした。12年以上続いてるのも凄いけど、1年1冊ペースでは待つ方もつらい^^;)
父親が単身赴任するというので、これまた両親が赴任中なのでふたりで暮らしている従姉弟たちと一緒に暮らせ、というお達しで、5年ぶりに会うことになった高校2年の勝利(かつとし)。
まだ中学生の丈は割と気が合うタイプだったが、ひさびさに再会したかれんは見違えるほど綺麗になっていて見とれてしまった。
しかも勝利の学校の美術教師になると聞いてまた驚き。
はじめは単に見とれる相手だったのだが、関心を持ってみているうちに思いが強まってきて、かれんの行動を追いかけてみると思わぬ事実が…。
って、すごーく、奥手なので全然進展しないけどな…。
かれんだけが昔のまま勝利を「ショーリ」と呼ぶ。それが全体に効いていてよいわ。