2007-04-20(金) [長年日記]
_ 黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ セクシーボイスは14歳』(コンビニ版)
コンビニ向け廉価版です。
TV実写ドラマをやってるのでそれにあわせて出したらしい。連載読んでてコミックスも持ってるのだが、結構前なのと、連載中に腱鞘炎かなにかで長期休載したあと自然消滅したせいもあって、どうもコミックスを入手し損ねている気分が続いている。
つい先日もn-mixでセクシーボイスの話をしていたのだが、どうしても入手難の気がして「買っとかないと」と思ってしまう。とりあえずひさびさなので買ってみた。実写のロボとニコは少なくともスチールではイマイチ似合っていない。
やっぱ見所は「だるまさんがころんだ」だろうなあ。
あとは、三日坊主が殺されるきっかけを作ったのは自分、というところ。
セクシーボイスアンドロボ1 (BIC COMICS IKKI)
小学館
(no price)
セクシーボイスアンドロボ #2 (BIC COMICS IKKI)
小学館
(no price)
_ 高橋慶太郎『ヨルムンガンド(2)』
相変わらず好調。
今回は殺し屋の「オーケストラ」なる連中(今は2人組に縮小)も出てきて騒がしい。ちょっと馬鹿馬鹿しいのだがこれも作風だな^^;
おもしろいのは、警察署から出ようとしたときに、オーケストラからの捨て台詞と私兵を抑えられていることを思い出して「一歩も動けない。」というココの緊張ぶり。ある意味自衛能力のないココのへたれっぷりなのだけど、ジョナが待っててくれたから大丈夫なのだよーん、みたいな :-)
あとは「矛盾したことをいっていいのは武器商人だけ」という矛盾の故事に掛けたセリフぐらいか(いや、よくないが)。
しかし今回はあまり「武器商人」の仕事してなかったな。
最後にちょっと収録されている次のエピソードではココの兄貴(初登場)と一緒に納入する武器を預かっているが。。
_ 葉月京『Wネーム(5)』
のぞきサイトバイトが社内に暴露されて針のむしろの天ちゃん。
そんな天を守るために、自分の素性(花屋敷雲雀=利一)をネタにした噂を流して関心を逸らそうとするリーチ。
リーチは半分冗談と思っていた天を部屋に呼び、花屋敷雲雀の女装姿を晒す。学生時代に、マンガ描いてるなんてキモいと言われて振られたトラウマに抵抗して初めて告白した相手が天ちゃん。
リーチが花屋敷雲雀の格好をしてまた蓮のところに行っていた頃、天ちゃんはこれでバイトをやめようと断りに行っていた。主催者のあんちゃんは、せっかくのいいネタのモデルなのに抜けるなんてと逆ギレして覗かれてる部屋の中で天をレイプしようとする。それを自宅で見つけてしまった蓮は、リーチ達と助けに走り…。
って、蓮が今まで表向きはずっと憎しみをぶつけていた「お姉ちゃん」を助けようと男につかみかかったり、手錠の鍵を拾おうと動かなかった脚を必死に動かして、つい立ち上がってしまうあたりはわりと見せ場。簡単にたてるものじゃないという話はあるかもしれないけど、それよりも、天に負担を掛けてることを後ろめたく思っていた蓮がやっと面と向かって謝れた場面なのでなー。
でも、この巻で完結かと思ったらまだだった…。
_ 冬目景『イエスタデイをうたって(5)』
永遠のモラトリアムマンガ。
前にも書いたけど、しな子(しなは木に品)の顔が最近、とみにかわいく幼くなってきたぞ^^; もう別人ですな。
それはそれとして、相変わらずリクオもしな子も何も決められずに進まないのだった(バイトや仕事は決められても)。
しな子はリクオを久しぶりに自宅に招くが、ドアの前まで来てやっぱりごめん、、と返してしまう。ここでおとなしく帰ってしまうリクオはまあそういうヘタレキャラだし何より嫌われるのがダメなのでやむを得ないのだが、ここではむしろしな子が悪い女だよなあ。「その気」があって誘ったわけではなく、ドアの前まで来てその意味を気にし始めたり、するのもなんだし、そもそもお互いに気を持たせているというところでも「困った人」なのだよなあ。どっちも選べないしどっちにもいい顔が出来なくて、かといってどっちも決定的に断れない。
そしてしな子の返事待ちでしか動けないリクオはまた悩まされ続けるのであった。。
_ 『OURs+(6月号)』
今月は二宮ひかるの表紙がめだちます。背表紙だとロックの絵なので本誌なのか+なのかぱっと見わかりにくい :)
二宮ひかる『あおぞら』
弟と関係を持ってる姉。弟が求めてくるから、と言うことを言い訳にして、求められても嫌がる振りをして拒まない。と言うことを続けていたが、弟が大学に合格し一人暮らしをすることになって…。
なのだが、いまいち、既存作品と類似していてピントとこなかった。タイトルは、その新しい一人暮らしをする部屋で横になったら青空が見えた、と言うところから来ている。
「そんなに深く突かないで…」というのは『ナイーヴ』にもあったっけ。ここでは「そう言いながら 自ら深く 足を折る」と続く。
谷川史子『くらしのいずみ』5軒目・島岡家
別居している旦那がいるのに、酒の勢いでついゆきずりのエッチをしてしまった主人公。
編集の仕事を続けたくて東京に残っている妻(自分)と、農業をするため地方にいる夫。 月に数回会う関係だけど、なぜ彼はこんなわたしと結婚をし続けてくれるのか。不安になって問いかける。
聖悠紀『超人ロック ライザ』最終回
長官は最後になって、同行していた"エリーズ少尉"が本物の超人ロックかと疑い始めたようだが、、"ライザ"が去って本来のエリーズ少尉が戻ってきて…。
きづきあきら+サトウナンキ『いちご学級』
旦那とその母親が子供の面倒を見るから、お前は子供の世話をしなくてもいいよと言ったらどうしたい?という選択肢ができちゃった婚で中退した妻に。
あまり好きじゃないのでどうも乗れない作品である。
天野シロ『かぶりもんスター★』2話掲載で最終回
負傷した一之江の替わりにバードンに入ってショーをやることになって…。
ちとせねえちゃんとの進展はあまりないのだけど、バードンのアクターとして成長したというところで終わり。
そこそこおもしろかったけど物足りないのは毒が足りなかったから?
スエカネクミコ『成城紅茶感の事情』2話掲載で最終回
なんか、滅茶苦茶なまま終わったなあ〜 :-)