2007-09-30(日) [長年日記]
_ 那州雪絵『嵐が原』(ジェッツコミックス)
たまたま見かけたので買ってきたけど、えらい古い作品みたいだなあ。
表題作は、仇をとるために暗殺するため王城に忍び込む話だが、どうも好く居所がなくて寂しい話やのー。
_ 館淳一『魅入られて』(双葉文庫)
館淳一文庫新刊。
ただし、2000年にフランス書院からでていた『新妻・陵辱後遺症』の加筆訂正らしい。
このタイトルも内容の一部を表してるのだが、作品のイメージと違う気もする。
会社の社長をしているが実は匿名で妻と一緒のSM写真をネットで公開している男のところに直接電話があり、妻を誘拐したという。しかも相手は自分がネット上の誰であるかを知っているらしい。
自宅に戻って確かに妻がさらわれたらしいことを確認したあとで、相手の男と、男が遣わせた若い女と話をするが…。
館淳一らしい、過去の経験が今の性癖に影響していてかつ新しい体験への扉が・・・みたいな展開。
猿楽一による解説(というか館淳一紹介)が的確。
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