2008-05-23(金) [長年日記]
_ 村山由佳『おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II(2) 明日の約束』(ジャンプ Jブックス)
年に一度の「おいコー」です。
セカンドシーズン(第2部)の2巻めにきたのだけど、ちょっとだるい感じ。ショーリのモノローグだけで進んだというか。
_ 今村陽子『アノニマス』(シルフコミックス)
読んだことのない人なのだけどなんとなく惹かれて買ってみたらあたり。
画面はややパンチ不足で白い印象もあるけども、それはそれ。
舞台は昭和初期の日本か。アノニマスとは子供のころから仕込まれた本当の名を持たない暗殺集団の工作員を指す。
登場するのはそのアノニマスの工作員たち。任務遂行だけがすべてのはずなのに、組織を裏切るほどの感情がめばえたり。
ただし、雰囲気を味わう作品なので、スパイものとかノワール系としてみてはいけません。
_ 光永康則『怪物王女(7)』
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いつもどおりなんやかんやと姫のまわりに妨害する連中が来る展開なのだが、いつもどおりそれなりに面白い。
この作者で面白いのは、姫がなにか敵が仕掛けた奇異に巻き込まれる話の場合、冒頭からすでに巻き込まれた状態から始めるところが多いこと。いきさつは回想シーンで、、ということが多い。もちろん時系列に描くよりよほどよい。
_ 雁須磨子『幾百星霜(1)』
エロティクスF連載のあれ。
女子にしては背が高すぎるという名目で婚約を解消されてしまった女学校に通う主人公。断ったやつの顔を拝みに行きましょうとクラスメートに圧されて会いに行ったものの。。。
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