2005-05-23(月)
_ 『ファウスト(vol.5)』(講談社MOOK)
やっと5号まで。
今号は上遠野浩平の特集で、書き下ろしの2本のペア小説(ポルシェ型ヤクトティーガーちゃん…、じゃなくて。「ラッチェ・バム」ってのも大戦中兵器の用語だなあ)と、西尾維新と北山猛邦による対談。西尾維新の神様だったのか…。
あとは竜騎士07のノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」特集があって、渡辺浩弐によるインタビューと奈須きのことの対談が載ってるのだが、まだゲームやってないので先に読まないでおこう…。ということでほとんど読まずにいるのだが、本格ミステリを知らずにノベルゲームの文脈だけから今の新本格を踏襲したとしか思えないようなノベルゲームが現れたというところに驚嘆している(もちろん、ゲームがミステリに追いついたとかそういう優劣ではなく)。関連して、竜騎士07と武内崇のTシャツプレゼントが。
あとは森川嘉一郎のベネチア・ビエンナーレ展示関係のインタビューとか。
西尾維新『新本格魔法少女りすか』は、好調に勝ち進んでいると思われた3人の前に立ちはだかった「魔法使いでない人間」。というか、魔法陣や詠唱に関係ないレベルで変形したりするこいつら、もはやスタンドの戦い。で、りすかのピンチで以下次号。
TAGROは巻頭カラーで『イキガミ様とシニガミ様』です。toi8や405のマンガもよろしいですが。
巻末はまたまた、箸井地図バージョンの『名探偵夢水清志郎事件ノート』で『そして五人がいなくなる』です(途中まで)。前回は名探偵登場のところだけ。
いや、今回読みたいところ多いのでちょっと。
そうそう、太田編集長とQuickJapanの赤田元編集長の対談も。
2008-05-23(金)
_ 村山由佳『おいしいコーヒーのいれ方 Second Season II(2) 明日の約束』(ジャンプ Jブックス)
年に一度の「おいコー」です。
セカンドシーズン(第2部)の2巻めにきたのだけど、ちょっとだるい感じ。ショーリのモノローグだけで進んだというか。
_ 今村陽子『アノニマス』(シルフコミックス)
読んだことのない人なのだけどなんとなく惹かれて買ってみたらあたり。
画面はややパンチ不足で白い印象もあるけども、それはそれ。
舞台は昭和初期の日本か。アノニマスとは子供のころから仕込まれた本当の名を持たない暗殺集団の工作員を指す。
登場するのはそのアノニマスの工作員たち。任務遂行だけがすべてのはずなのに、組織を裏切るほどの感情がめばえたり。
ただし、雰囲気を味わう作品なので、スパイものとかノワール系としてみてはいけません。
_ 光永康則『怪物王女(7)』
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いつもどおりなんやかんやと姫のまわりに妨害する連中が来る展開なのだが、いつもどおりそれなりに面白い。
この作者で面白いのは、姫がなにか敵が仕掛けた奇異に巻き込まれる話の場合、冒頭からすでに巻き込まれた状態から始めるところが多いこと。いきさつは回想シーンで、、ということが多い。もちろん時系列に描くよりよほどよい。
_ 雁須磨子『幾百星霜(1)』
エロティクスF連載のあれ。
女子にしては背が高すぎるという名目で婚約を解消されてしまった女学校に通う主人公。断ったやつの顔を拝みに行きましょうとクラスメートに圧されて会いに行ったものの。。。