2009-05-05(火) [長年日記]
_ 宮村優子/磯光雄『小説 電脳コイル(8)』(徳間ノベルスEdge)
電脳コイル〈8〉 (トクマ・ノベルズEdge)
徳間書店
(no price)
電脳コイル小説版の、出たばかりの最新刊。
小説版は前から存在を知ってたのだけど、まああまりノベライズには興味がなかったので手を出してなかったのだけど、3月4月はちょっと読む本がなくて飢えていたので手を出してみたら、これはこれで面白かったので読み続けている次第。
廃ビルで暗号を仕掛けてイサコがイリーガルをとらえようとしてヤサコといっしょに自分の罠にかかってしまったり、イサコがバスの墓場でキラバグ集めをしたりするというあたりはTVシリーズと同じなのだけど、途中からオリジナル展開が増えてくる。
神社で昔あった事件とかメガネを忌避する話とかがあって、イサコがおかしなポジションに位置づけられたり、読んでてある種気持ちの良くない展開もあったりして、ノベルス版独自の展開が進行している最中。
7巻まで読んだら、こんなところで「続く」かよ〜と思ってたので、8巻を待ちわびていたところだった。でも9巻は夏に出る予定とかいうことで、まだまだ続きそうだなあ、、、話もまだ引っ張りそうだし。
_ びっけ『真空融接(春)』(B's Lovely Comics)
真空融接 春 (B's-LOVEY COMICS)
KADOKAWA
(no price)
既刊の『真空融接』の間を埋めるエピソード。
主にアレクシとラエルが子供の頃の話が中心で、まあ周辺の話もある。
舞台となるとある国では、生まれつき体質が「供給者」と「補給者」に別れていて、唇を合わせることでエネルギーを補給しなければならない、しかもそのパートナーは子供の頃に決まってしまう。ということでやや強引ながら男同士の離れられないカップルというのを作り出している設定なのだが、個人的にはやっぱりヘテロなカップル(というか女の子が絡む)の話がすきなので、『春』でいえば、ミレイユがいいし、前の巻であればアレクシの母親であるイルゼとフロランの話が好みなのだった。
『春』は同人誌発表作品と描き下ろしが収録されてるのだけど、商業誌も同人誌もあまり違わない作風だよなあ、この人は。
真空融接 上 (B's-LOVEY COMICS)
KADOKAWA
(no price)
真空融接 下 (B's-LOVEY COMICS)
KADOKAWA
(no price)