2011-01-27(木) [長年日記]
_ 桂遊生丸/あかほりさとる『ラブアレルゲン(2)』(電撃コミックス)
新キャラが登場。主人公の幼馴染みで「弟分」だった女の子のみやこ。
読んでると当初設定を忘れてしまうが、主人公たすくはかわいい顔してるせいでもてはやされたり言い寄られたりする反面恋愛の話や女の子が嫌いだったのであった。みやこが久々に会ってみたら女の子を普通に女の子としてみていて、変わってきていることに驚く。といってもたすくのほうは「女子を意識しなくていい話しやすい相手」としか思ってないみたいし別に恋愛ごとに目が向いたわけではないのでレンジ外なのだが。
しかし旅館の仲居のバイトなのに、遠くから来て週末だけってのはないんじゃないの。
_ 竹葉久美子『やさしいセカイのつくりかた(1)』(電撃コミックス)
買ったはいいがいまいちポジション測りかねる作品。タイトルが意味ありげに見えるからかなあ。
どういう話なのかは表4の説明が十分すぎるのだけど、頭よくてアメリカに渡ってスキップして19歳で大学院で研究していた主人公の悠は資金難でプロジェクトを打ち切られ、日本に帰国したら女子校講師の仕事がまっていた。ほとんど年の変わらない女子高生たちにいじられる悠。
クラスの女子ではギャル系だけど読モしていたハルカが割と突っかかってきていて、他に高校の数学では物足りないぐらい数学が出来るのに隠している葵。
悠は葵に数学の才能を行かして進学することを進めてみるが、はなぜかそちらは鬼門とばかりに拒否をする。
ハルカは昔男子教師におそわれかけたこともあって男性不信なところもあるが、いつのまにか悠のことが気になってきて…。
って、そういうあれこれはいいのだけど、主人公の才能とか、味付け程度にしかなってないしなあ…。
_ 八月薫/篁千夏『浮世艶草子(3)』(SPコミックス)
相変わらずうまい。江戸時代を描いてのだけど「時代もの」って感じにもならないし、普通にエロイ。
まあ登場人物が侍やら町人やらなので、現代とはノリがちがうので、オタ系エロとは全然方向がちがうのだけど八月薫のエロマンガとしてちゃんと成立してるよ。
花魁の笹屋清花の話や、小林一茶の精力絶倫の話、ねぷたの裏で夜這いの話とかがよいな。