2017-01-03(火) [長年日記]
_ ハルミチヒロ『あにいもうと』(白泉社)
『楽園』掲載分。『楽園』執筆陣はほんと素晴らしいよね。
表題作は、ブラコン妹が、兄が婚約者を連れてきて驚き、徹底的に嫌うが、最終的には和解して…。その婚約者の彼女も根性が座ってる。まあ兄もシスコンでしたが。
その他、あこがれてた親戚のお兄ちゃんがチャラくなってしまって残念だとかそういう話で、みんな感情の起伏を見せているなあ。
あとがきの「イライラカリカリしている女の子が大好き」というのがわかる気がする。
_ 佐野靖之『隠れぜんそく』(幻冬舎)
キミの喘喘喘息な僕は、隠れぜんそくじゃなくて判ってる喘息なんだけど、 「咳がひどくても治まると治療しなくていい・薬飲まなくていいと思って祖サボる人が多いが、喘息は自然治癒しないので悪化する事が多い」 ことに対する本。
参考になりそうだったので。
_ カミツキレイニー『黒豚姫の神隠し』(ハヤカワ文庫JA)
篠田真由美『レディ・ヴィクトリア』(講談社タイガ)を読み終えたので、次はこれを読む。
子供が暗くなってから出歩くと神隠しにあうと大人がいう沖縄の村落に嫌気がさしていた少年が、人付き合いが悪くいつもひとりぼっちな転校生の女生徒の感情豊かな歌に魅了されて、近づこうとするが彼女は秘密を抱えていた…。
このイラストといい文字の使い方といい、表紙が作品のイメージを決めてるよね。表紙大事。 (中身を全く想像させない表紙のときも面白いけど)
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