2004-10-05(火)
_ 『スピカ(10月号)』、船戸明里・高野宮子・藤田貴美・新井理恵
忘れてたけど、スピカ10月号が配信されていた。
船戸明里は『Under the Rose』お休みで、そのかわり『思春期おまけ日記 ライナスくん』。アルに女遊びに連れて行かれたライナスはショックを…。感想は「きもちわるい」 :-)
高野宮子『フラワーガーデン』の小林家シリーズは最終回。椿ちゃんが結婚とか。
藤田貴美は『EXIT』の連載再開ってことで。
新井理恵はスピカ初登場の予告(次号から)。新連載『M』。高校卒業前にあこがれの女性教師をレイプしたのは若い日の思い出、いまは23担ったが未だに彼女を忘れれらない。とおもったら妄想のはずが自分が攻められてたりしてもしかしてMなのかどうかとか。
→スピカ
2005-10-05(水)
_ 久保帯人『BLEACH(19)』(少年ジャンプコミックス)
Amazon
朽木白哉と一護の対決の回、19頁オールカラーがそのままカラーで収録。
話のほとんどが百哉vs一護。前半は
藍染もまだ出てきていないし、百哉の告白も出てこないし、まだあとが長い。
そういえば、藍染が去ってからの後日談の間、雛森出てこなかった気がするなあ…。どうなったんだろう。
2007-10-05(金)
_ 筑波さくら『ペンギン革命(6)』
Amazon
舞台の続き。
丘ようこが復活して目の前に登場。
藤丸はかつて見たことのあるのとおなじ「才能の羽根」をそこに見るが。
って、最近の展開は、藤丸たちが何かしてるのではなくて社長を中心として決まっていったことをなぞってるだけで傍観者っぽくてつまらないなあ。
_ 黒丸/夏川武『クロサギ(15)』
仇敵、三木=御木本のそばまで接近し、せっかくこれから本格的に仕掛けようかと思ったところで御木本に逃げられてしまった黒崎。
親爺にもバレていて「自分の手落ちで逃がしてしまうことに比べたら」とチクッとされて、家に戻ったころで氷柱がいるにも係わらず悔し涙を。
2010-10-05(火)
_ 内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)
Amazon
2002年の本。8年間で30刷。
現代思想のことをほとんど知らない人を想定して説明をした構造主義の本。
内田樹の本を読んでると何度か出てくる話だが、専門家が専門家のために書いた本は内輪っぽい目配せが多かったり「知っての通り」と言いながら顕示するようなことを書いたりと言うのが多くてつまらないというところから書きたいと思っていたという初心者を想定した入門書。
マルクス、フロイト、ニーチェを前振りに、フーコー、レヴィ=ストロース、ソシュール、バルト、ラカンを紹介。
それぞれの思想のエッセンスを紹介しているが、細かいことは知っておいた方がよいものの、大きく二つのことは「今」のものの見方として重点を置かれていると思われる。内田樹がよく書いていることだけど。
ひとつは「どちらかが正しい」というのではなく「それぞれの集団にはそれぞれの正義や考え方がある」というような考え方自体が普及したのが最近であるという説明。つまり、価値体系や考え方・常識自体が地域・集団や時代の制約のもとにあるというのはもはや現代思想を勉強して初めて知ると言うものではなく、すでに構造主義的なものの見方の一部が広まっているということ。
もうひとつは、今「こうなっている」制度や習慣について、今の視点で過去を振り返って「昔からこういうものだった」「昔は間違っていたがだんだん間違いが正されて今の形に向かってきた」という歴史主義的な見方では隠されてきたもの、忘れられてきたものが見えない。それぞれの時代・場所ではそれぞれの原理に従って正しくて、またそれぞれの時代でものの見え方が異なっており身体性までも違っていたという系譜学の視点。
すでにマルクス、ニーチェが先鞭をつけていたことではあるけども、今の視点を特権化できない(制約の下にあると言うことを指摘している自分も制約の下にあり、一番後からきて過去を見ているからと言って一番正しくものを見れるとはいえない)という自己否定にもなりそうな状態でものを見ることは今や避けて通れないというのは何度も出てくる話ですね。
内田樹がよく言う言い回しだと「民族的奇習」から離れて見ないといけないということになるけども。