2004-12-19(日) [長年日記]
_ かまたきみこ『てんから』(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
『クレメンテ商会』『深海蒐集人』など、髪が長くて自分の美意識を持ってるちょっと気の強い女性キャラが主人公の話が印象に残ってる人だけど、短編集も悪くない。
表題は天からの贈り物とよばれる不思議な現象が連続して起きたとある田舎町話。主人公は役所で事務をしているがうだつが上がらず、職場でも仕方ないやつといわれてたりしていて、天からの贈り物についてもなぜみんなが順応しているのか理解できないが…。
バーチャル霊園の謎の墓守、『エンセル』とか未来の歌姫が辺境の地球の月で織られたニットにほれた『月とニット』、人の話を聞いて教えることが出来る植物を使った盗聴を描いた『グリーンワークス』とか、いい感じの話ばかり。
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_ 井上章一&関西性欲研究会『性の用語集』(講談社現代新書)
さほどアングラな俗語がでてるわけではないけども、下ネタでかつ井上章一ときたら手を出さずにはいられないというか。「関西性欲研究会」っつーのもなかなか。
ちなみにネタとしてはいまは普通に使ってるけどその語源は、とかいつ頃からいまの方法になったかというような話題。
ちなみに新しい現代新書を買うのは初めて。
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_ マイケル A.クスマノ『ソフトウエア企業の競争戦略』(サイコム・インターナショナル)
『マイクロソフト シークレット - 勝ち続ける驚異の経営』などソフトウェア企業の調査報告で有名なクスマノ氏の新刊ってことでとりあえず。
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_ 『ギガロック(vol.5)』(幻冬舎)
猫井ミイのドジサンタものとかOKAWARIのサンタコスプレいたずらしてたら仕返しとか。
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