2005-02-09(水) [長年日記]
_ ネコソギラジカル(上)
ひさびさに新作をよんだがのりがよかった。
それにしても想影真心とはえらい懐かしい名前で、それ誰だっけ・・・と思い出せない。登場人物紹介は知ってればわかる知らなければわからないもので肩書きがかいてあるだけだが、いままでの登場人物全員集合で、葵井巫女子なんて最近?は哀川潤の物まねでしか印象がないぐらいなのにっ。
_ 梅本和実『ガウガウわー太(11)』とうとう発売
何度も延期の憂き目にあった11巻がやっと発売されました。
連載終了の最終話まで収録されてるのがうれしい(尾田島委員長の浴衣ひざ枕…)。髪を下ろした委員長もよいが、「門を出るまでにあなたは三度"構わん"というでしょう」みたいな委員長もよいのー。
新潮社から宙出版にうつって連載再開するとか。期待。
_ 森岡正博『感じない男』(ちくま新書)フェチ、ロリコン論
発売前からチェック入れてたんだけどこれはなかなかのツボなのです。
目次が「ミニスカートさえあれば生身の女はいらない!?」「男の不感症に目を背ける男たち」「私はなぜ制服に惹かれるのか」「ロリコン男の心理に分け入る」「脱"感じない男"に向けて」。
ツボと言うよりちょっと「やられた」巻もあるのだけど、ミニスカート(を穿いてる姿)になぜ惹かれるか、とか言う話はフロイトのエロス論の禁忌の話とも絡めたいところ。
この本がおもしろいといえるのは、「男の視点を分析」したのではなく著者の心理を吐露しているスタイルだからなのだった。まあその代わり他の部分も筆者の視点(経験)からなので、(女子高生の)制服に惹かれる理由として「制服は学校を連想させるので制服女子高生を汚すことは学校を汚している」「中高の詰め込み学習はある種の洗脳であり、女子学生ネタの魅力は洗脳して(染めて)という暗黙のアピールにある」という分析は学校関係者だからそう思うだけなのではという気がする。違ってるという感想はあるけどども、自分の感触を分析してるのであって、世の中の男はこうだといってる訳じゃないからそれほど拒否感もない。
(ペドではない)ロリコン分析も、男の自分は汚いという自己否定とのからみはともかく、初潮を迎えたばかりの少女に真っ先に射精して妊娠させることは自分の分身をつくってでなおすことだとかいう話に至っては、うーんそれはどういうストーリーなんだろうと思ってしまう。
現実の児童好きはともかく、普通のライトなオタクのロリねたというのは他人の欲望の模倣にすぎないとしか思えないけれども。。
_ 『コミックフラッパー(3月号)』
『ふたつのスピカ』のショッピングバッグ(小さな手提げ袋)付き。正印刷がずれている・・・。と、全員プレゼントでライオンさんキーホルダー。
_ 『Imageコレクション(vol.44/Spring.Summer)』(シムリー)
モテブラと恋するモテ服だそうです。
森岡さんは、同じ研究所にいたんだけど、部屋のドアにナウシカ貼ってたおじさんですからね〜。背がわたしと同じくらいで華奢なヒトです。で、男に痴漢されたのがトラウマになってる、と自分で言ってました(^_^;。<br>この本は大変わかりやすい、てか、森岡さんと直接知り合いだったら、だいたい読まなくても、わかっちゃう中身だと思います。たぶん森岡さんの知り合いは、みんな「おいおい」と突っ込みを入れていると思われます。
反応はや :-)<br>まあ学者が告白するから本としてのウリになるんだろうなあという気はしました。