2005-06-19(日) [長年日記]
_ 日日日『アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス』(角川スニーカー文庫)
とりあえず
いまいち作風がみえない(ニュートラルな感じ)のだが、主人公の伊依の理想主義とかそんなことよりは、呪文の変な感じがわりとよかったり。変と言うよりは「絶壁の果ての扉の群衆、扉は赤の三十七番、鍵は菱形の六十六番、解錠し、足を滑らす凍りの舞台を噛靴で削り歩く、右から中央は落下穴、左の細い道を行く、氷柱の牙を掠めかわして無音の峠に辿りつく、…」道案内の用に
あまり作風がよくわからんので他の作品も読みたい!というほどではないんだよな。
挿絵では伊依は黒タイツだと言うところも少しだけポイント。
_ 雁須磨子『ファミリーレストラン』
ファミレスのウェイトレスが主人公の、ファミレスを舞台にした話。
といっても大したことが起きるわけでもないけども、ファミレスの日常というものが雁須磨子タッチで。(内幕ものでもない)
常連の話とか、顔を覚えてたり服で憶えてたりするはなしが好き。
_ 麻生我等『センリツ』
麻生我等の最新刊。
センリツは戦慄ではなく旋律らしい。巻頭と巻末でピアノ教師作品に挟まれています。
金魚の話は前編だけ読んでたけど、続編があったとは。掲載誌違ってれば気づかんわ^^;
→Amazon
_ 大見武士『ネコネコパンチ!』
とりあえず買ってみたりして。
不況の折、やっと就職にこぎ着けそうな会社を見つけたものの、キャットファイトにでないといけなくなり、そのまま次の試合もずるずると…。
→Amazon
_ 安斉種介『働くお姉さんH白書』
知らない人だけど積んであったので。
働くお姉さんの職場Hの読み切り集。ちょっと頭が大きいけども割と好みのタッチ。チャイナとバニーは巻頭のマンガだけだったか…。
作者って女性なのね。
©vette<vette@mail.ne.jp>