2006-04-09(日) [長年日記]
_ カルティエ=ブレッソン展@天保山サントリーミュージアム
天保山のサントリーミュージアムで開催されている「アンリ・カルティエ=ブレッソン展」に行ってきた。
ブレッソン展というと1998年に赤坂の東京写真文化館で開催されたのを見に行ったことがある。 このときは60点ほどだったが、今回は大阪芸大が所蔵している、ブレッソン自選の411点のプリントコレクション。「大阪芸術大学を含め世界で4ヶ所にしか所蔵されていません」だって。
天保山は大阪市営地下鉄中央線の「大阪港」駅から徒歩5分ほど。海遊館のすぐ隣。
あまり便利ともいえない場所だし、そんなに人はいないだろうなあと思ったら、混んではいないものの、展示を見ていたら常に前後に誰かしら人がいるぐらいで、写真としては盛況だろう。
ブレッソンは晩年は写真ではなく絵画に移ってしまったので近年の写真はない。好みからいっても(親しんでいるせいもあるけど)、有名な「サン=ラザール駅裏」とか、イェール?の自転車が駆け抜ける写真とか、階段の上から円形を見渡して女性が歩いてるところとか、30年台の写真がすきだな。
インドや日本、メキシコなどの写真もあるが、いまいち「スナップショット」とではなく風景写真みたいなのが多く好みにあってなかった(ブレッソンに対して抱いている印象とあってないのだろう)。
それでも全部をゆっくりみていくとかなり疲れた。2時間ぐらいかけてみたら足腰疲れてきた(軟弱)。ちゅーか朝早出で本番稼動待機だったのですが。
展示品目録を買って帰ってきました。
開催は4月16日(日)まで。会場時間は10:30〜19:30(入場は19:00まで)。
_ よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ(3)』
武田さんが洋服を買いに行くというので、たまたまであったクラスメイトもお買い物気分を楽しむところ。勧めるセリフとか、たまたま出くわした春太郎のセリフとかそのリアクションがよいよなあ。
その後、試験も終わって春太郎の家でクリスマスパーティをやることになって、みんな準備に気合い入れまくりだが、外したらどうしようと思ってるのとか、実際準備で失敗して焦ってるのやらいて、それでもみんな集まったら楽しくやれましたというのが見ていて楽しい。
料理の工夫の話とかさりげなく描かせるとやっぱりうまいのな。
滋と真島はそのころトレンディドラマのなり損ないで姦ってしまっているし…。
これはそのことよりも巻末描き下ろしの「ツンデレ萌え!」の方が受けた :-)
_ 新井理恵『ろまんが(3)』
新井理恵の『うまんが』『ろまんが』は適当に立ち読みでしか読んでなくてまともに読んでなかったしコミックスもそろえてないのだけど、ついつい新刊(途中なのに)を買ってしまった。
相変わらずの身も蓋もない、少女マンガと思えぬ下ネタつっこみまくり :-)
_ Cuvie『ドロテア 魔女の鉄槌(1)』(角川コミックスドラゴンJr.)/Cuvieの一般誌連載作品
Amazon
エロ出身のCuvieがドラゴンエイジで描いている、剣と鎧と魔法?のファンタジー。
舞台は中世ヨーロッパ。主人公は白い髪に赤い眼の魔女の血を引く娘として恐れられているが、普段は屋敷を守るための剣士として男顔負けの剣の腕を見せている。
地元を戦災から守るために傭兵部隊に志願したものの…。
って、これはこれでわるくはないものの典型的な展開になってしまってる気がするし、なにより同じドラゴンエイジで『オルフィーナSAGA』も連載していて、かぶりすぎ。って、あまり編集部も考えてないか。
とらのあなで買ったら付いてきたCuvieのペーパーには「自分では萌えツボだらけ」の作品らしい。
_ Cuvie『ピュア ピュア』
ついでに買ってきたCuvieの過去作品(どれ持ってないのか把握してない)。
Cuvieは線はよわいものの、柔らかそう(?)だしエロいところがよい。この巻の収録作品は全体的にあっけないハッピーエンドっていうのが多いかも。
_ 酔花ころん『好きにシテもいいよ?』
酔花ころんはわりと好きな作家なのだが(まあコミックス買ってて好きじゃないのはいるはずないが)、最近は絵がくどくなってきた気がするなあ。それに構図がなんかわかりにくくて読んでてしっくり来ないぞ〜。(アップになりすぎて姿勢やシチュエーションがわかりづらいというのか)
_ 鬼束直『Life is Peachy?』(TENMAコミックス LO)
Amazon
買うのが遅れたけど、『LO』で鬼束直が描いていた作品集。
表紙はちょっとイメージが違うけど、本編に出てくるのって割とおとなしい感じの子が多いんだよなー。エロさはたいしたことがないけど絵のタッチが好み。
まあLO掲載なだけあって、女の子は○学生か○学生というのが多いのだけど、凌辱系ではなく相手はお兄ちゃんとか好きな先生だから大丈夫だ(なにが)。