2006-09-30(土) [長年日記]
_ 『COMICリュウ(11月号)』(徳間書店)
安彦良和『アリオン』やふくやまけいこ『ゼリービーンズ』(そういえば真乃呼やあびゅうきょも)を読んでた世代としては超ひさびさの『リュウ』復刊なのだが、ちょっと読者層も高齢化というか当時の層がそのまま繰り上がってるのを期待してるのだろうか、なんか「なつかしい」顔ぶれ。
鶴田謙二による『エマノン』のマンガが載ってるのでとりあえず買っては見たが、いまいち買う気が起きない雑誌だなあ…。
遠藤浩輝『Hang II』がここで続いていたのがちょっと以外だったが、『日本ふるさと沈没』でもやってたからいいか。
_ 日日日『アンダカの怪造学(4)笛吹き男の夢見る世界』
Amazon
なんか、だんだんと黒タイツ度が減っていってるんですけど!
まあそれはともかく、今回も前回に続いて…。
校舎が壊れて授業ができないので他の学校に校舎を間借りしに出かけたはいいものの、1年生だけ変な結界の中の学校についてしまい、変な生徒達と過ごしてる。生徒会の連中もやたら高飛車で雰囲気険悪、とかいう前振りはいいとして、思いっきり対立してたはずのタカピーな相手が、伊依が怪物は友達というのを本気で考えていて助けようとしているのをみて、いきなり心を許してしかも天使みたいに羽根はやして伊依を助ける、、、とかいう展開をみてると、あまりにも単純な図式にちょっとがっくりしてしまう。
_ 築地俊彦『ときむすび』(ファミ通文庫)加茂さんの挿絵で
これは全く知らん人だったのだが、GAFASの加茂さんの挿絵だったので思わず買いました:-)(そんなに多くのカットはないのだけど)
とはいえ一応読まないと勿体ないし、挿絵がどう生きているか確認しないといけないので(逆)、ちゃんと読んだ。
うーん、ちょっとうっとうしく感じている幼なじみとか、昔友達だった女の子が実家が神社なので巫女バイトやってるとか(なんで友達に巫女がそうそういるのか)、ちょっとお約束な設定はあるが、全体の雰囲気はよい。
しかし、、、いつになったら話が展開するのかと思わせるのんびりさはちょっと辛い。読み返すと結構スピーディなのだが、細かいエピソードはともかくいたずらに時間が過ぎてる気がする。
おまけに(ちょっとネタバレになるが)、断罪している女の子が指さしてるだけで相手がうろたえて逃げるだとか、見殺しにしたから「最低女」だとか、嫌ってたはずの相手を助けようとして運良く(運悪く)車に跳ねられるとか、そこで恨んでた子が刺して自分も自殺するとか(簡単に刺したり首切ったりできんよなー)、ある願いが引き起こした「ゆがみ」だとはいえちょっと紋切り型な印象。クライマックスなんて思いっきり詰め込みすぎだし。
話はわるくないので、こういう話ならもっと短くても良かったんじゃないか、と思う(短編集に入るとか)。
加茂さんのイラストはすばらしいですが、生徒会長はあまり神々しさはなかったかも。
_ 『ヤングキングOURs(11月号)』
『朝霧の巫女』。とうとう、乱裁と菊理の主であるスサノオが依代を菊理から柚子に変えて行動開始…。
エクセルサーガ、退院したエルガーラがイルパラッツォにハイアット先輩が偽物だとご注進したところ、閑職に飛ばされて…。
ジオブリはまだしばらく過去の話。函館にミグ25が強行着陸したときの話。
『超人ロック クアドラ』はやっとロックのところにたどりついたスーミン。