2006-10-20(金) [長年日記]
_ 陽気婢『眠れる惑星(2)』(サンデーGXコミックス)
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ある日目覚めたら自分以外が皆深い眠りについていたという世界。
淳平はやることもなく出歩いた先でファミレスのウェイトレス(吉野)を眠ったまま犯すが、事が終わったところで起きないはずの吉野が目を覚ましてしまう。それからは吉野に脅かされながらも房江とエリコを同様に抱いて覚醒させた淳平だったが…。
1巻の終わりで、房江がよこしたヘリに乗った淳平とエリコがたどり着いたところでは目を覚ました女性達が順平を迎えていた。
房江の説明によれば、保存してあった淳平の精液を注入した女性が目を覚ましたという。そんなわけで、目覚めの王子様として歓迎されてる淳平だが、エリコはそんな状況に嫉妬してエッチ保留宣言 :-)
そんな中、再度眠りにつく女性達が現れる。淳平と直接SEXした3人(吉野恵美、尾美房江、エリコ)以外は覚醒が完全でなく、再度眠ってしまう可能性があるという。それを聞いた女性達が淳平のところに殺到し、エリコと淳平は逃避行に。
ノリはいつもの陽気婢。積極的な二宮さんとか、独占欲がでてきたエリコがかわいい。
_ 谷川史子『積極 -愛のうた-』(クイーンズコミックス)
短編集。
奥さんを亡くした老教授に片思いの女子大生。積極的にアピールするものの、妻にわるいからと学生と目を合わせない教授。
同棲していた彼と別れることになり泣いていたところを教授に出会って一緒にのみに行く。酔っぱらってしまって教授におんぶしてもらいながらの帰り道、教授を好きな理由をさんざん吐露してしまうが…。
最後に青林檎を買ってもらってちょっとうきうきしているところに訃報が。青林檎を送ることが最後に見せた「積極」だったことを教授が愛していた詩で知る。 (河野裕子の詩らしい)
『スパイラル ホリディ』は『ホームメイド』のマンガ家貴和子さんのシリーズ。今回は貴和子/日和子さんではなく、担当編集が主人公。自分の結婚式当日だというのに貴和子先生の原稿が遅れているのでぎりぎりまで入稿待ち。そして朝に弱い花嫁を心配して電話するもつながらず、幹事に電話して連絡を取ってもらうようにおねがいする。
その幹事というのが主人公と腐れ縁の女で、花嫁を紹介した当人だった。でもほんとは花婿のことが好きで…。
と、各自のいろんな思いが交錯して結婚式に間に合うか間に合わないかという緊迫感があるいい話。