2007-01-15(月) [長年日記]
_ 金井美恵子『快適生活研究』
知らないうちに金井美恵子の小説新刊が出ていたので買っておく。『小説トリッパー』で書いていたものらしい。表題作以外にも数本収録。長いセンテンスは相変わらず。
_ 西尾維新『刀語(1)絶刀・鉋』(講談社BOX)
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12ヶ月毎月刊行企画の"大河ノベル"の第一弾(一緒に、清流院も大河ノベルをだす)。
今回は時代物剣劇。
無刀の剣術「虚刀流」の跡継ぎ・鑢七花のところに訪れた三河幕府の奇策士・とがめが依頼したのは、 伝説の刀鍛冶、四季崎記紀が作った12本の刀を集めること。
とがめの父親を殺したのは先代である七花の父親だったのだが、その恩讐を越えて頼みに来たとがめ。背景を知りつつも協力する七花。
まあ、話はそこそこ。つまらなくもないがどうでもいいところがあるなあ。今までの西尾維新作品の中では一番どうでもいい印象。
ポジション的にはえらいはずのとがめがおっちょこちょいさんだとか今風萌えポイントがあったりしてまじめになりきらないところが多いのはまあアレとして。
_ 奈須きのこ『DDD(1)』(講談社BOX)
いままでとちがうのだが、道具立てが(というかみせかた)相変わらず奈須きのこだなあ、と思った作品であった。叙述トリックも多いし。
妹に奪われた左手にもらった義手をつけているのだがこいつが地獄の黒犬というか化けものなので、いざというときには左手が動き出すのだった。その妹の話もちょっとずつ出てくる。
なんか大道具が多すぎて説明できんな :-)
Fate/hollow ataraxia(stay nightではなく)でエピソードを重ねているような感じの進み方です。
いかにも奈須きのこではあるけど、これは嫌いではない。
_ 『コミックハイ!(1月号)』
いったん描いたけど2月号と1月号をあげ間違えていたのに気づいたので差し替えました。 (1月号を1/15に、2月号を1/22に買ってたので…)
御形屋はるか『ぽてまよ』がアニメ化とか。
桐原いづみ『ひとひら』
とうとう新学期、演劇部に入ろうとする麦だが、引っ込み思案が災いして自分から演劇部まで入部希望を伝えに行けない。 そんなとき、学園祭で麦を見て感動したという新入生が麦を見つけて演劇部に連れて行ってしまい…
でも裏方希望で、みたいな :-)
山名沢湖『つぶらら』
家にやってきたTV局の人と女の子。
つららちゃんとつぶらちゃんでコンビを組んで「つぶらら」だ!(タイトルに意味があったとは)とか。がんばってキャラ☆エンと一緒にテレビに出る妄想をしつつ、新幹線にのって仕事に向かうが降りたのは東京じゃなくて富士岡?。地元のローカル局のレポーターの仕事だった…。
見事キャラ☆エンの裏番組に出ることに(なんか違う)。
袴田めら『暁色の潜伏魔女』
夜先輩が謹慎と聞いて驚く暁。夜外出していたのが、意識不明の父親を治す魔法を研究していると知った暁。
そんなとき、夜の父親が危篤という連絡が。
新井葉月『薬屋りかちゃん』
いつも薬の内容にうるさい奥さんがいるので眠剤がふえてたから理論武装して挑んだところ、今回は旦那さんが来ていて肩すかし。「今日は奥さんは?」といったものの、睡眠薬の注意事項を一通り披露した後、奥さんが亡くなったので眠れなくて、と聞かされて自分の都合だけでしゃべりまくっていたことに気づく…。
藤井ハル『鉛筆娘』
鉛筆擬人化の話。ご主人様にいつも握ってもらって使ってもらってる鉛筆娘。
たまに忘れ去られたりはするけども。。。しかしそんな鉛筆娘にもパソコン娘やケータイ娘というライバルが(笑)。
あまりオチはないのだけど、最後にちびて小さくなった鉛筆娘がかわいい。
_ 『Dokiッ!(2月号)』
今月号の表紙はすばらしいですね。
寒そうだけども黒ハイソックスに、ふくらはぎ、ふともも、お尻。パンツはともかくこのアングルがすきですわ〜ヽ(^o^)丿(脚からお尻への広がりが大きく見える角度)
クリスマス?の雰囲気で緑と赤のコーディネートもいいですわ。
で、本誌がずっと手元にあったはずなのに行方不明なので中身は後で…。
↓で、追記
春輝『秘書課ドロップ』
桃川の差し金で急にアパートを追い出されてしまい、他の物件も見つからない後台。
京子の計らいで「桃川がいやがる手を出せない物件」を紹介してもらったが、引っ越しの挨拶に行ったら、なんと隣の部屋から出てきたのは沙織!?
てな感じで、なんか話がうまく回ってきたなあ。
ZUKI樹『おーじの冒険』前編
ZUKI樹は線が太くて(ちょっとくどいときがあるけど)わりと好きな作家ですな。
ネットゲームでパーティを組んでる仲間、おーじ、もよもよ、タマっち、ぐらいぜる。ネットでは全員男性キャラだが、タマっちとぐらいぜるはリアルでは付き合ってるらしい。
明日二人はデートがあるのでネットに来ないと言うことなので、あぶれた"おーじ"(主人公)と"もよもよ"でオフで会ってみる?…ということになったが、あってみたら、"もよもよ"はメガネにストレートの黒髪の女の子だった!
ってなことでオフはデートに早変わり。もよもよの大きな胸から目が離せないでいると、もよもよもいやがるわけではなく、コンプレックスだったし痴漢に遭うからいやだったんだけど、おーじが目をそらしながらみてるので判っててからかってしまいました:-)とあっけらかんとしている。
帰りの電車で良い雰囲気になってそのままおーじの部屋に行ってそのままエッチに。
じゃあ次はタマっちとぐらいぜるも一緒に4人で会おうか、と言うことになって行ってみると、そこには何故か女の子が3人待っていました…。
と、キャラもタイプなので割と好みな路線ヽ(^o^)丿
しかし、痴漢とがいやで引きこもってネトゲしていたという女子が、「動物みたいに犯されるのが好きなの!」とあえぐのはちょっとどうか^^;
高橋こばと『シエスタ!』新連載
『虹色パレット』が完結したので新連載。
田舎から東京に出てきて、カフェのウェイトレスのバイトをしながら暮らすことにした和音。
東京に出てきて家を決めた不動産屋さんに向かうが道に迷ってたどり着けなくて、道を聞こう思ってカフェに入ったら、ようこそいらっしゃました!と歓迎ムード(バイトがくるのを待っていたところに来たので人違いと言うところはお約束)。
訳の分からないままオーナーの事務室に入ったら、どうも女性オーナーが男性職員に対して女王様プレイをしている光景が・・・。思わず自分も捕まってSMプレイされてしまう!!!と妄想が暴走したけども案外普通のオーナーさんで、だしてもらったコーヒーがいい豆使ってますねとかいってたら、人違いとは判ったけれどバイト採用、てなことに。
九部玖凛『かんなの水魚』
カンナと関係が環菜姉にばれて、環菜までがモーションをかけてきて取り合いになりかけた翌日、カンナの撮影現場に環菜も付いてくることになってしまった。
カンナの水着が妙にきわどいヒモ水着に変わっていたので文句をつけようとしたところ、チャンスのためならそんなことで文句を言うなとか言われて、それぐらいならオレ(雅人)が撮ると買い言葉に売り言葉の応酬をしているうちに、環菜姉がモデルになるからうまく撮ったほうカンナを撮ることにしましょう、と仕切られてしまう…。
カンナのメイクできめてきた環菜の初めての顔に驚く雅人。