2007-05-11(金) [長年日記]
_ 出張がてら品川で買い物
急に本社出張が決まって昼から東京へ。でも夜は大阪に戻るという慌ただしさ。
新幹線の品川駅は、駅を新設すると聞いたときは「東京と新横浜の間にはいらん」と思っていたが出来てみるとやっぱり便利で(もちろん、本社が品川から徒歩だというのが大きいけど)、あわせて大改装された駅内のショッピングモールはデパ地下みたいで便利というか魅力的なのだった。改札内にあって、アクセスが便利なのがよい。新幹線待ちの時間つぶしにも良いし。
で、大抵「BOOK GARDEN」で本を買って帰ってしまうのであった。
_ Cuvie『ドロテア〜魔女の鉄槌(4)』
ドロテアに逆恨みのかつての知人がドロテアを殺すために戦闘に参加してたり、ギュルクがドロテアを守って負傷したり。
いちおういろいろ悪意に巻き込まれたり、(前巻では)戦争の実情を見せられたりするのだけどなんとなくいまいち。
なにが物足りないのかよく分からないが、どうもドロテア(または魔女)に関する怨念やドロテアを守ろうとか利用しようという勢力のことか話に出てこないで大局的な話とか、止められない動きというのが描かれていないせいかもしれない。
_ かわすみひろし『プラチナ(1)』(モーニングKC)
『大使閣下の料理人』を描いていたかわすみひろしの新シリーズ。
伝統はあるものの今は閑散として経営難の結婚式場を引き継いだ"真理子"君達が、それでも思い出に残る披露宴をしようとする話。
結婚式とか披露宴より、まあ女性キャラとかが好きだから読んでるのだけど。
_ 仁木稔『グアルディア(下)』(ハヤカワ文庫JA)
上巻の続き。
JDとカルラがトリニを殺した張本人であるアンヘルのところに押し入った(どうやってたどり着いたのだろう)と思ったら交換条件で協力することになったり、ホアキンが異形の怪物になったり、アンヘルの真のねらいでまたまた裏切られたり殺されたりとだんだん凄惨になってくる。
その前にJDやカルラ達と毎晩遊び歩いているという蜜月の期間があるから余計にそのギャップが怖い。
が、最後の方でアンヘルの願いとねらいがやっと判って最終決戦のような形になって話が見えてくる。
しかしですな、カルラが復活してくるところは伊藤潤二の「富江」かと思いましたよ^^; さんざん殺しといて、意志を引き継ぐ孤独な二人は生き残ってたり…。
それはそうと、アンヘルは表紙の様に髪を短くしていることになってるのだけど、その傍若無人に好き勝手しながら狂笑したり、そばのホアキンがドキドキしてたりするのを見てたら、『ヨルムンガンド』のココとヨナに脳内変換してましたよ。
_ 『リアル・リッチの世界(セオリーvol.9)』(講談社)
「本物のお金持ちの世界へようこそ!」というもの。
贅沢ぶりというよりは、富裕層向け向けサービスの話が多いか。
知らずに買ったが「セオリー」シリーズであった。