2007-05-05(土) [長年日記]
_ 仁木稔『グアルディア(上)』(ハヤカワ文庫JA)
ハヤカワ新刊で並んでいたもの。カバーイラストはD.K。
27世紀の中米グラナダを舞台にしたちょっと変わったところに目をつけた小説。固有名詞やカタカナ語もスペイン語の変化したものなのでいろいろ違和感がある(天使の名を持つアンヘル、失われた科学技術テクノロヒアなど)。まあ、ちょっと「変わった感じ」を出す味付けに選んだだけじゃないのかという気がしないでもないが。
グラナダで第3次レコンキスタの軍を率いる総統アンヘル。代々、中央コンピュータと意識がつながる生態端末。本来は女性だが、成長して子孫を産むときは自分が死ぬときなので、とりあえず成長を止めている…。
山中に現れたJDと名乗る男と金髪の娘の行方を追いかけているが、、、。
核戦争そのものか、別の厄災かわからないが、世界が大きな災害に見舞われて科学技術が後退した世界で、化学実験の結果産み落とされたミュータントが主役に。
_ 橘真児『学園捜査線』(双葉文庫)
『ヒップにご用心』の橘真児による官能小説。表紙がいかにも「メガネの女教師」ちっくでよいです。
教頭の萩田はバーコードはげに脂ぎった姿でハゲタと呼ばれているが、その真の姿は文部科学省の特命で学校を正常化させるために教師として潜入している特命教師だった…。
でもエロ女教師の口を割らせるために自慢の「秒速の腰」を使ったり、変装を説いてダンディーな姿で教師をたらしたりと、手段は全然正しくないのであった :-) 仕事の相棒・舞は24歳のくせにどう考えても女子高生しか見えないので生徒として潜り込んでいるが、萩田とエッチしたがっているので困っている…。
まああらすじはたいしたことがないのだが^^;
「影の総帥」と呼ばれたがっている謎の上司の正体が最後の判るところが面白かった。
_ (古本買い直し)おがきちか『ハニー・クレイ・マイハニー』
『GUNSLINGER GIRL』の8巻が買ないのでとりあえず古本屋を覗いてみたけど無かったため止む無く?持ってるけど引っ張り出せない本を買ってみる。
おがきちかの『ハニー・クレイ・マイハニー』はOURs関連で描いたおがきちかのデビュー作などを集めた作品集(→昔買ったとき)。
表題作と『子羊は迷わない。』がやっぱり良いですの。
『先生のラブ時計』は結局コミックスに入らなかったので同人誌で出た。
_ (古本買い直し)山下いくと『ダークウィスパー(1) GRAND ATTESA』既に7年経過
最近ちゃんと隔月で連載している『ダークウィスパー』。これは最初のバンダイ版ではなくて3巻発売にむけてメディワークスから2000年に出し直した版(→昔買ったとき)。
さんざん読み返したので、どこを読んでも知ってる、というか今更新しい情報がない感じだけど、、、そうか、1巻はまだエノラとニドの接触って無かったんだな。あれは2巻からか。(2巻はラブコメ失恋ものと予告で書いてるしなー)
ってゆーか、再版からもう7年経ってますか^^; いやいや、コヨミはニンバスの偽物だといってオーリがコヨミを攻撃した話からでさえもう3年近く経ってるのですよ。なんか2000年過ぎてからの時間の経つのが早いこと。そろそろ4巻だしてください。