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煩悩日記

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2007-12-31(月) [長年日記]

_ トマス・ハリス『羊たちの沈黙』(新潮文庫)

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ということで、昨日DVDを見たばかりだが、実家に帰省する途中で正月に読む本として買ってしまった。

読んで思ったのは、映画は原作にかなり忠実に作っているのだなあということ。忠実すぎていまいち新鮮味がないぐらいだ。まあ筋書きと脚本・演出はちがうのだろうけど。

独房に入れられたレクター教授が、ヒントを教える代わりに手に入れた娯楽としてグレン・グールドのコールドベルグ変奏曲を聞いていて、ここでもグールドか!と思ってしまった。

食べる女』や『コーンクリームスープ』もグールドだったもので。

(ちなみに、先日CDを買ったところだった)

_ 筒井ともみ『舌の記憶』(新潮文庫)

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前に買った『食べる女』が女とセックスと食事、みたいな感じで面白かったので買ってみたが、こっちはほんとに食事の話だった。

_ 黒川伊保子『恋愛脳 - 男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか』(新潮文庫)

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たまたま買ってみたのだが面白かった。

まあ男の脳と女の脳は生物学的にこう違って、、、というところは話半分としても(本当だとしてもどうでもよくて)、そんな風に考えられない造りになってるのだからそんなところで怒ってはダメで、代わりにこうしよう、みたいな話をするのだけど、話がうまい。その分説得力がある気がする :-)

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