2009-09-05(土) [長年日記]
_ 『世界の名艦 キティホーク級航空母艦/フォレスタル級航空母艦』(イカロス)
なぜ今頃になって、、という気もするセレクトだが、キティホーク引退で米海軍から通常空母がなくなってすべて原子力空母だけ(エンタープライズとニミッツ級)になってしまったので、戦後の主力かつ現代空母の基本形を作ったということでおさらいという感じかしらん。
大戦中空母をベースに屋上屋を重ねるように改装して頑張ってたミッドウェーと、もはや見慣れてしまってスタンダードに思えてしまうニミッツ級に比べると過渡期という印象もあるが、それでも空母としての構造に大きな違いがないのはいかにそのあとの基本形になっているかと感心してしまう。
空母&機動部隊のオペレーション周りの説明は何度も見かけるのでいまさらではあるが、キティーホーク・フォレスタル固有のディティールやニミッツ級との違いは参考になるところ。
_ 『世界の艦船別冊 Masters of the Ocean』アメリカ海軍原子力空母群の写真集
ということでこちらはアメリカ海軍の原子力空母、ニミッツ級とエンタープライズのカラー写真集。横長横開きの本です。
基本は割と最近の姿の写真であることで、エンタープライズの大改装前の艦橋とか、進水当時のニミッツとかそんなのは出てこない。
また空母の写真がメインでグラウンドクルー(フライトデッキクルー)やスタッフの紹介とかそんなのは皆無に等しい(ページも限られてるしね)。
ニミッツ級も最近の型ではマストを始め改良が入っていて変遷を眺めるのは面白い。ちなみにニミッツ級の次の世代であるCVN 21については登場していません。
_ 川原由美子『観用少女 プランツ・ドール 完全版(2)』(ソノラマコミックス)
全3巻の観用少女完全版。
完全版って、最近「愛蔵版だしたところやん!」という突っ込みを入れたいところだが、とりあえず買ってしまう。
未収録作品を収録とのことだが、1巻のときは1作だけ読んだ記憶がない話があったが、今回はなかったなあ…。
_ 天野こずえ『あまんちゅ!(1)』(BLADEコミックス)
『ARIA』が完結したので新シリーズ。BLADEの表紙を見て新連載が始まったことは知っていたが、これだけのためには買えないのでコミックスでしか読まない。
今時の高校なのにマキシロングなスカートでARIAと同じやん、と思いながらみてたのだけど、話知らんかった。海女の系統なのであまんちゅなのね。
主人公のピカリに振り回される「てこ」もキャラ立ちはいかにも天野こずえだけど、この作品は珍しく現代日本が舞台なのでちょっと新鮮さもあるか。まだダイビングの話はほとんどないのだけど、いまのところはダイビングのレクチャーよりもピカリと先生が最初にダイバーと認識し合うシーンのあたりが一番おもしろかった気がする。張り合ってるシーンはコナンとジムシィのあれか?
_ 『Wings(10月号)』シギサワカヤ、長谷川スズ
先月リニューアルのWingsです。
那州雪絵『魔法使いの娘』は隔月なので今月載ってないけど、予告によると来月号が最終回らしい。あの状態からラストに持っていくのか〜?
長谷川スズ『レンアイ』読み切り
『リカってば!』の長谷川スズが初登場です。いやこっちで読み切り描くぐらいなら『リカってば』早く描いてくれ、という気がします :-) まんがタイムラブリーに移ったのにほとんど載ってないし。
それはともかくとしてこっちの話は、頭を打って記憶をなくして19歳の状態になってしまった28歳の女の子。周りに聞くとどうやら自分は結婚しているらしい…。しかも相手である旦那さんをみても相手のどこを好きになったかわからない。
記憶もなくて夫婦としてやっていけるか不安なのにフォローもしてくれずちょっとよそよそしい夫に怒って離婚届を置いて飛び出してきたが…。
いきおいとかへたれぶりとか長谷川スズらしさ全開。
シギサワカヤ『そういう関係。』読み切り
残業のため書庫で資料整理していたら近づいてきた後輩。 彼女はこのポーカーフェースな後輩が苦手らしく、飲み会も避けているのを後ろめたく思っていたら相手もわかっていらしくそこをつついてきたりしてじわじわと責められる。
といってもエッチな展開には(まだ)ならないが、苦手にしているのを分かっているのに笑みをたたえて話を振ってくるとか、シギサワカヤらしい短編。
西炯子『ひらひらひゅ〜ん』
とうとう部員全員がやる気を出して練習してきた開開高校の弓道部。大会ではライバル(といっても実力差は大きいが)の板金との接戦を見せるが。。。
御徒町鳩『みどりのまきば』
扉で若葉、でかまり、静香が応援団の格好をしていて、思わずあのインパクトのあったagehaの表紙を思い出してしまった:)