2010-01-31(日) [長年日記]
_ USBモデムをD31HWへ切り替え
下り7.2MbpsのD02HWから下り21MbpsのD31HWへ切り替え。
正確にはSIMはそのままでハードだけ買うので「買い増し」なのだけど。
2年前に買ったD02HWがちょうど契約更改期間で解約金免除セールだったので買い増ししました。
やはりそれなりに早い。
_ 藤井明美『スイート☆ミッション(10)』(マーガレットコミックス)
いよいよ夏先輩が卒業。卒業式のイベントのために生徒会で作りかけていたクッキーが何者かの嫌がらせで全滅。あわてて別のお菓子を作ろうとするがタイムリミットが。
それは夏やメグの機転もあって何とか卒業式は成功したものの(って、卒業生が手伝ってどうする)、灯里の悩みは夏の進路。京大に受かっているのに地元の大学に行くという。しかも京大の申し込み期限は翌日。
無理をして京大をあきらめてるのじゃないかと、高良といっしょになってなんとかして京大への入学手続きをさせようとするが、京大に行かない理由が、灯里を置いておくとほかの男に取られそうだから眼の届くところに置いておきたいとか…。
ごちそうさま、みたいな展開。
_ 大和川『たいへんよくできました?』(TENMAコミックス)
大和川の絵はシャープでよいわー。特にカラー。表4のヘッドホンの姉ちゃんはヘッドホン少女とかに触発されたらしいけど、かっちり描いてあると気持ちよい。
後はちょっとつり目なところがあって、喜怒哀楽が激しくて起こるとふくれっ面で、、、という女の子が多いのが気持ちいいなあ。
表題作の『たいへんよくできました?』と『おねぇさんといっしょ!』『CYBER RABBIT』あたりが特に好き。
_ きづきあきら×サトウナンキ『うそつきパラドクス(2)』(ジェッツコミックス)
『うそつきパラドクス』2巻です。
内緒で<嘘で>付き合ってる八日堂と栖佑さん。風邪で倒れている八日堂のところに丸悦が心配してやってきたがすでに栖佑がいて、、と栖佑をかくして丸悦を追い返す。そんなこんなでどんどん栖佑が家に来ることが多くなって、先に晩御飯を作って待っていることも…(さすがにそれは仮初の、、ではない気がするが)、といううちに抜き打ちで母と妹に押しかけられて栖佑を彼女として紹介する羽目に。
そんなことしているうちに、一線は越えないという約束を守るのがつらくなってきた八日堂。
うーん、振りかえると話はあまり進んでない気がする。山があったのは「名古屋」とうまくいってないのかと思ったらプロポーズされたと聞かされて大衝撃の八日堂ぐらいか。
_ 北崎拓『オレ×ヨメ』(ビッグコミックス)
ショート連作だった『オレ×ヨメ』と『逆襲のオレ×ヨメ』を収録。いちおう『クピドの悪戯』シリーズらしい。『逆襲』のほうは読んだ覚えがないや。
『オレ×ヨメ』はフリーターの男が、彼女には正社員といってあったのであわてて正社員の仕事を探そうとしているところで見つけた募集に応募してみたら、CUPIDシステムという結婚相性マッチングシステムの被験者になれという話だった。その相手がキャリアウーマンで、相手には主夫になってほしいというが・・・。
ぶつけかりあってるようでうまくやってるところが見てて微笑ましい。プロポーズでハッピーエンドというところはちょっと物足りないが、話も短いし仕方ないか。
『逆襲』は全然趣がちがって、このままいったら99歳まで童貞というロボット技師のところに、未来の自分からの使者がやってきて、という話。
片思いしている同僚の女の子とうまくいくかと思ったら誤解が重なって最悪な別れ方になるのだが、、、この女の子もそこまでして相手の気持ちを確認したいというところが普通にはなさそうな気もする。
_ 北崎拓『クピドの悪戯 - このSを、見よ!(1)』(ビッグコミックス)
いまスピリッツで連載中のシリーズ。
主人公のおしりにある謎の痣を見るとオンナが発情する、でも一度エッチしたら冷めてしまうようで、諸刃の剣というか期間限定で相手を捕まえられないという中途半端なところがあって。
主人公は幼なじみの女医のお姉さんが好きなのだが、腐れ縁の同級生とか、その友達とかに絡まれたり、またまたその知り合いが出てきたり、ヒロイン候補が多すぎてなんかよくわからん。
_ 小川糸『食堂かたつむり』(ポプラ文庫)
群ようこ『かもめ食堂』とか筒井ともみ『食べる女』とか、食堂とか料理が絡んだ話は嫌いではないので、ヒット中作品をその渦中で買うのは気が引けたが買ってみた。
しかし。うーん、読みやすいけど、うまく話が進みすぎて自分に酔いすぎみたいな感じ。
いろんなレストランで働いてたとはいえバイトだし、料理好きといってもインド人の恋人に作ってただけみたいなのに、食堂でいろんな国の料理を作って出せるのか。作れることは作れるのだろうけど、心をこめて作った→とても喜ばれた→たまたまかもしれないが奇跡のように変化が起きた、ってそんな話はなぁ。
恋人に逃げられたとか、おかん(母親)とどうしてもうまく付き合えないとか、心にとげがあってそれが解けていくとかいうのはまあいいのだけど、モノローグでやたらと文学的な修辞で風景や心象を描写されるとしらけるのです。