2010-09-25(土) [長年日記]
_ 御徒町鳩『みどりのまきば(2)』(Wingsコミックス)
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『みどりのまきば』完結。
ところどころ連載で読んでなかったところがあって、読めてよかったわ~。
基本はみな小学生時代で、青葉若葉とでかまりがメインっぽいのだけど、嫌味転校生の速水君や保健室登校の萩原さんのことも突っ込んだエピソードがあってよいですわ。
萩原さんが運動会に出るので両親も来る話とか、夏休みの宿題の話とか。
つか、御徒町鳩ってつぼにはまるのでなぜ好きなのかうまく言えないのけど。
最後に10年経って一平ちゃん(担任)も一緒に再会する話もよいわ。
_ 久米田夏緒『ボクラノキセキ(3)』(ゼロサムコミックス)
携帯寓話 の久米田夏緒がゼロサムWARDで描いてるシリーズ。
昔のヨーロッパの小国でベロニカ王女だった記憶を持つ皆見。子供のころからそんなことを言っていたので馬鹿にされていたが、高校で当時の文字をクラスメートに見られたところから、皆の記憶がよみがえり、ほかにも何人か前世の記憶をもつ者がいるとわかる。そうこうしているうちに同じ学年に結構当時の関係者がいることがわかるが、かつて城を襲撃されて全滅したベロニカ王女サイドはなぜ不意打ちで全滅したのかということの探り合いになり学年内でひそかな対立が・・・。という感じ。
前世ものは基本あまり好きではなくて、なぜかというと前世が分かったら今世のいままでの人間関係より前世の関係や前世のやり残しの続きをやることのほうが大事、みたいなのがいやなのと、登場人物皆が割とそういう考えに違和感を持たないことが多いから。
この話も、前世を思い出して当時の仲間を探したりするだけだったらレンジがいなのだけど、いろいろ温度差があって思惑が錯綜しているところが面白い。
読んでない人にはちょっとネタバレになるが1-2巻まではこんな感じ。
- 皆見は高尾春湖に告白して付き合い始めたばかりなのに、春湖はベロニカの護衛だったのでどうしても彼女ではなく護衛としてふるまってしまい、皆見はそこが物足りない。春湖は春湖で、皆見がベロニカとしてどうしても会いたい相手が気になって仕方がない(グレンが出てくるのを恐れている模様、しかしまだ蚊帳の外にいる彼女が重要なのではと)。
- 皆見は子供のころからベロニカの思い出があって慣れてきたが、クラスメートは城が襲撃されて死んだ直後の記憶から急にスタートしたので未だに最後の戦闘の状況が頭に残っていてピリピリしている。
- そんな皆見は普通に高校生活を維持したいが、クラスメートの多くは派閥に分かれて続きを始めようとする雰囲気があるので、皆見はさりげなく抑えるほうに誘導せざるを得ない。
- 皆見も全滅した理由は知りたいが、おおっぴらに暴こうとすると裏切った連中が隠れて動いてしまうので、様子見しながらいくしかない。
というわけで未だに探り合い続行中なのだよなー。
それはそれとしてそんな中でも恋愛ごとは大事だったり(笑)、夏湖はスカートなのを気にしないで動くのでパンツが見えて皆見も目のやり場に困るし、ベロニカが出てくると(デコルテ見せるので)さりげなく色っぽいしといろいろ煩悩も働くけどね:-)
_ 星野リリィ『おとめ妖怪ざくろ(5)』(BIRZコミックス)
相手の根城で捕まった状態で襲われるざくろ。逃げ回っているうちに意識のない母親をみつけ…。
ということでざくろの母親がざくろを産むまでのエピソードへ。その記憶を一緒に体験するざくろ。櫛松もここでは今と違う姿をしているなあ。
_ 岩原裕二『DARKER THAN BLACK -漆黒の花-(3)』(ヤングガンガンコミックス)
TVの続編「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」とは別に岩原裕二が描いているシリーズ。黒たちを襲ったのは人工的に黒い花の能力を身に付けた兵士たち。黒と銀たちは分断されてしまい、博士やミーナも襲われるが・・・。
おまけページでパーセルに言いくるめられて
_ 『RACERS(vol.6) KAWASAKI GP Racer』(三栄書房/SAN-EIムック)
KAWASAKI GP特集で、KR500が山盛り載ってます。'80〜'82モデルまで。
残念ながらKR250/KR350はほとんど出てこないけど。。。
あとはX-09とZX-RRです。こちらもそれなりに。
elfの特集なんて出ないかなあ。