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煩悩日記

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2010-10-24(日) [長年日記]

_ 映画「Mr&Mrs.スミス」ブラピ&アンジェリーナ・ジョリー

DVDで見た。

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー主演。

ジョン・スミスとジェーン・スミスの夫婦は実はお互い秘密のエージェントとして暗殺をしているがお互いの素性をしらなかった。とある依頼で同じ標的を狙うことになって、存在を知ってしまった相手を消そうとして調べているうちに相手に気づいてしまう。そうして相手が気づく前にどうしようかと思っているうちにふとしたことでお互いが気づいていることにバレてしまう。

ジェーンを追いかけていったジョンを、ジェーンが殺そうとするところから殺し合いが始まり・・・

てなあれなのだけど、ジェーンのオフィスや電子レンジに隠したギミックが凝り過ぎで笑える。

家の中の銃撃戦しておいて最後は殴り合い。でもその後至近距離で銃を向けたジョンが撃てないから撃てと言ったところから、お互いにむさぼり合うようなセックスに・・・。

と思ったら今度は2人が組織から狙われて、、、と、「バレたら相手を殺さないといけない」というルールによる緊迫感よりもまだ先の展開が長くて楽しめる。

最後のほうで今まで偽装のためについていたうそを告白し合うところがあるのだが、何を言っても笑ってたジェーンが、ジョンが結婚は2度目だと言ったところでマジに怒り出すところが楽しい。

二人での逃避行の途中でカーステレオからエア・サプライの"Making Love Out Of Nothing At All"が流れてくるのだが、サビのところでかぶせるところがまたタイミングがうまい。あの歌のPVも、すれ違いで夫婦喧嘩をしてしまうような話だったなあ。

ショッピングセンターで組織の追っ手と最後の銃撃戦を繰り広げる箇所のガンアクションで、お互いに背中を預けて2丁拳銃で位置を変えながら撃つところはちょっと、見ため重視すぎ〜とは思うが・・・(向かい合って相手の背中の相手を撃つのとか)

見終わってから監督と脚本家によるコメンタリーモードで見返すと楽しい。

ショッピングセンターで最後に小部屋から飛び出すシーンは、見ているときは「明日に向って撃て!」か何かになると思ったのだけど、コメンタリーを見てると、フェードアウトさせるつもりだったけどプロデューサー意見で全部描ききることになったらしい。これはこれでよいか。

トゥームレイダーが2001年、この映画が2005なのだが、アンジェリーナ・ジョリーが髪を結ぶと、どうしてもララ・クロフトに見えてしまいます。

_ 映画「千と千尋の神隠し」

実は見てなかったんです。

誰もいない店で料理をとって食べ始める千尋の両親。いくら後で払うと言っても夢中で食い過ぎ、というのはやはり仕掛けられていたのか。

湯屋の中の描写や湯婆婆などは流石に細かいところに気を遣ってるなあ、と思うのだが、銭婆の家から帰るシーンでなぜそんなに千尋が別れを惜しむのかよくわからないし、河の神を助けた千(千尋)に抱きついて喜ぶところも唐突すぎる気がして、なんとなく途中が飛んでるのはと思ってしまう。

最後のトンネルを抜けるまで振り向いてはいけないというのは、異界から抜けるためのお約束なのでハクの最後なのは仕方ないが、ハクと別れてから、車に乗り込む千尋の髪留めが映るシーンから後は千尋の姿もモノローグも無くて、エピローグみたいなのもないのはそういう狙いなのかもしれんがちょっと物足りなさがあるなあ。

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