2011-01-15(土) [長年日記]
_ 館淳一『甘い欲悦』(双葉文庫)
館淳一の官能小説文庫新刊。再版含めて刊行ペース早いです。。。
エデンの少年
館淳一作品でショタ、やおい、ボーイズラブ、という言葉を見るのは珍しい…。ショタ女が男を取り合いと言うことにはなってるがショタというほどでもないか。ネットで男の子を紹介して貰って寝たOLが、その男の子の母親に呼び出されて締め上げられるかと思ったら、その人は義理の母親で、その母親も息子のことが好きでずっとSEXしたかったという。
妹わが愛
前半はタイトルと違う展開でちょっと驚く。
館淳一によく出てくる裏デリバリーというか出張SMクラブに登録している主人公。弟が泊まりに来たので部屋に泊めて見たところ、実は兄と肉体関係があったことを明かされ、さらには実は兄は妹(主人公)にも手を出しかけていたと知る。そのまま姉は弟に奉仕をして、兄の元へ。昔寝ている妹にキスをしたということがあったので、睡眠薬を飲んで「お兄ちゃんの好きにして」といって待っているという。。。ってそんな都合よく睡眠薬は効かないと思うけども。
ウェディングドレス
姉と結婚するはずだった男性から、姉とそっくりな弟の自分が女装してウェディングドレスを来てくれたら、実現しなかった結婚式が出来るからといって懇願されている主人公。しかしさすがに男相手にするのはいやなので断っていたが、バイト先でよく見かける、姉に似た感じの看護婦さんがどうも悩みを抱えていると知り、望遠鏡で部屋を覗いてメールパスワードを盗み見して脅されていることを知る(立派なストーカー)。女性を窮地から救うために考えたのは・・・。
それぞれ一方通行な片思いの3人の関係がおかしい。
愛されて・スパンキング
ネットのコミュニティでSMパートナーを見つけてる主人公。あたらしく見つけた女性に、試験をかねてセルフ写真で卑猥なポーズを撮ってくるように命じる。彼女はしっかり言いつけを守ったのでいよいよ対面することになるが、そのときにスパンキングが彼女に何か意味があることがわかる。処女を奪われた彼女があとからメールで告白したところによれば、厳しかった父親にあるときおしりをおもきりぶたれたのがずっと印象に残っていたということで、折り合いが悪くて家を出て依頼あっていなかった父親に会いに行くという・・・。
_ 『快楽天BEAST(2月号)』
なんだか入れ替わりが多くて読みたい人が少ないなー。最近はほとんど美夜川はじめのためだけに買ってる気がする。
美夜川はじめ『スノーパークで飛びたいの』
スキー場に来たけどスキーよりエッチという。
友人にスキーで飛びたいでしょと聞かれて、(彼氏に)いつも飛ばしてもらてる、昨日も飛ばせてくれた、とつい:−)
シヒラ竜也『かちょーおん!』
課長というあだ名の大学の先輩の女の子が、主人公がいろいろゲーム機(メガドラとか)持ってるというので遊びに来た。対戦ゲームをやるものの課長は弱い。弱いながらもしつこく続けるので追い返すために「負けた方はなんでもいうことを聞く」というルールを持ち出したところ課長が一発で勝利。
とはいえマッサージするとかいう他愛ないものだけど、タッチを許してるのはOKサインだと思って主人公はさりげなく胸を揉んだりキスして口をふさいだりして攻めるけども・・・。
「いややないねんけど・・・」と泣き出す「課長」がかわいい。