2011-03-04(金) [長年日記]
_ 桜場コハル『そんな未来はウソである(1)』
目を合わせると相手の未来が見える力を持った女の子と、相手が嘘をついているかが判る力を持った女の子が出会ったら。
というかその「嘘を見抜ける」女の子はひとりが好きなのであまりべたべたされないように、さっさと男の子とくっつけてしまおうと画策するが、却って訳のわからないことになっているという。みなみけでいうとカナのポジションであろう。
_ 西炯子『太陽の下の17歳』(JIVE/ピュアフルコミックス)
西炯子の初期作品集。
表題作は西炯子のデビュー作。あと『天使にならなきゃ』や『薔薇姫』といったコミックス表題作などもあって懐かしい。
その他『遂に最後のREQUEST』『出口』『薔薇のスープ』も。カラーイラストも採録。
あとがきがちょっと切実。「マンガを好きで描いていたことがありません。好きでやっていると、嫌いになったらやめてしまうだろうと思っていたからです。」「描かなければ、正気では生きていられなかったのです」
_ 緑川ゆき『夏目友人帳(11)』(花とゆめコミックス)
夏目の生家を取り壊すかもしれないので、最後に実父との記憶を思い出そうと親類の家に行くが、そこの娘が変なものが見えるという夏目を嫌っていて、しかも今回も何かにおびえる夏目を見て「お父さんの気を引かないで」といじらしく文句を言ってくる。
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