2004-10-11(月)
_ 冬目景『イエスタデイをうたって』を読み返していたら
うーん、初登場時(第2話)のしな子さん別人28号^^;
髪型が違うのは髪を切る前なので当然だけど、性格があまりにもざっくばらんすぎ。最近のおとなしい姿とえらい違いです。
つーか、髪切ってから結構違う…。
各章のサブタイトルを並べるとこんな感じ(連載時はあまり気にしてなかったけど)。映画作る話とかはわりと好き。金沢に戻ってる時の話とか、元カノジョが居候するのとか。
_ ウィッチハンターロビン#1〜#4
ストリーミングサービスで見ました。
どういう捜査してるのかよくわからんとか特殊な組織にしてはへたれすぎるとか警察・軍隊モノにありがちな不満はあるけれど文句を言うほどではないですね。基本的にキャラクターについて説明がないので、背景とかよくわからんけど、それはいいとして、4話まで見た感じだと2話〜4話のどれかが欠けたり入れ替わったりしても問題なさそうな展開だな〜。事件を積み重ねてるだけで。3話はマイケルの話、4話が烏丸と多少接近した、という部分はあるけれど、何かが進んでるような気がしないのはどうも。
うーん、そういえばロビンって15歳という設定だったか。振る舞いを見ればそう見えることもあるが、周りからの扱われ方も年齢不詳だな。つーか、不思議ちゃん。
2005-10-11(火)
_ 頭痛
土日は腹の調子が悪かったのが今度は頭痛。
ひどい痛みではないのだが、たまにあるんだよなあ。結局会社も休んでしまった。それで家でも安静にしてたけど、何か読んだり片付けたりしようかと思いながらもなにもせずなんかフラストレーションが溜まってしまった。
_ オーバーマン キングゲイナー #1,#2
ということでバンダイチャンネルでブロードバンド配信が始まってるキングゲイナーです。これDVDで全部買ってもいいかなあとは思ってたけど、金もないし。
中村嘉宏のコミックスを先に読んでしまったので設定やキャラは知ってしまってるのだけど、1話2話だけみてると背景やキャラクターの名前とか全然解らんな。こういうもんだったかも。
「シベリア鉄道が〜」という声や「アデット・キスラー!」とかフルネームで呼んでみたり、ああ富野アニメ…と思うなあ。
ジャボリちゃんとかやっぱりよいのだけど、踊り子のミーアはまだ本人が出てこないなあ。これもまた良い感じ。アデットは初めのうちはまだまともなのですな。頭に血が上りやすいだけで。
全体に声優がヘタな印象(声が出てないというか、声を張り上げてる場面でもそう見えない)はあるけど、これはこれでよいか。
この作品は全26話なんだけど、やっぱりこれぐらいでないとなあ。エウレカセブンの4クールというのは長すぎる。長いと言うより、密度が薄くなりそうで。
2009-10-11(日)
_ 米澤穂信『ボトルネック』(新潮文庫)
なーんか朝から寒かったので、今年の秋になって初めてニットを引っ張り出してきてジャケットの下に羽織って出かけたら、暑いかと思ったけどちょうどよかったね。とはいいつつも、喫茶店にこもって本読んでましたよ。
米澤穂信は「小市民」シリーズと『さよなら妖精』ぐらいしか読んでないのだけど、新しい文庫はなんとなく手にとってぱらぱら見ているうちに買ってしまった。
好きだった女の子を弔うために東尋坊に来ていた主人公は、兄の告別式に間に合うようにと母に言われて帰ろうとしたところで絶壁から落ちそうになってしまう。
気がつくと住んでいた金沢。東尋坊にいたはずなのになぜ金沢にいるのか、理解できないまま家に戻ると、そこには自分の代わりに知らない「姉」のサキがいた。お互いにこの家の子供だと主張するものの、どちらも家のことを知り尽くしていて、どうも嘘を言っているわけではなそうだ…。
以下どうしてもネタバレになるので注意。
というわけで、信じにくいけど、もしかしたらパラレルワールドなんじゃない?とサキがいうのでひとまずそのつもりで話をする僕。
パラレルワールドからどうやって自分がいた時代に戻るかということはあまり考えていない、あまり帰りたくない世界だから。
しかし、自分の世界ともう一つのサキの居る世界の違いは、単にいろいろ違うだけかと思ったら、自分と同じ時にとったサキの行動が今の世界の違いを生んでいると分かって来る。サキと自分の違いが今の違いのもとだった。いろいろな相違点を見つけるにつれ、、自分の世界ではどうしようもないことだと思っていたことが、こちらではサキのおかげで不幸なことがいろいろと回避されていて、自分の存在が間違いなんだと…。
途中で出てきたパラレルワールドの間違い探しという言葉も踏まえていてうまくおさまってるなー。
サキがまたポジティブで勘がよくて、サキのしゃべりで途中話が進んでいくような気がする。このキャラのおかげでかなり救われてるなー。
村上貴史の解説がちょっと余計。
_ 石持浅海『BG、あるいは死せるカイニス』(創元推理文庫)
この人は全く読んだことがない人だったのだけど、ジャケに惹かれて。
タイトルは意味がわからないものの思わせぶりだなー。
高校の先輩であり、みんなから慕われていた優等生である最愛の姉・優子が天文観測の夜に学校で殺された。ショックも冷めやらぬ間にこんどは、優子さんの後継者と目されていた宮下さんも学校で殺されてしまう。
わたし・遥は親友美紀と一緒に犯人探しをしようとするが、わかったのは「BG」をはじめとしてつながりのないたくさんのキーワードだけ…。
普通に現代の女子高の話なので、こういうプロットだけ読むと普通の小説だけど、この作品では、人類は女性しか生まれず、子供を産んだ後に何割かが男性化する世界が舞台になっている。それも疫病などでそうなったのではなく、哺乳類では人類だけがそうなっている。
設定だけ聞くとかなり恣意的で強引な気もするが、自然に組み込まれていて、無理な設定になっているわけでもない。ただ、そういう背景があるために生物の授業やモノローグでもそういう関係性に触れられていて、それがあとで解明に効いてくるところが後半うまいなーと感じさせます。
なぜかこの本も解説が村上貴史で、さすがに同じスタイルの作者紹介を見たくないので飛ばしてしまった。
_ 相沢沙呼『午前零時のサンドリヨン』(東京創元社)
第19回鮎川哲也賞受賞作らしい。みてみたら発売されたばかりだった。
一目ぼれした同級生の女の子・酉乃初は無口で不愛想。でも放課後にレストラン・バーでトランプのテーブルマジックをやってる姿はとても魅力的だった。
取りつく島がない酉乃さんと仲良くなろうと、いろいろマジックの話を振ったりバーに通ったりするうちに、「魔法」で人を幸せにしたいという彼女の夢を知ったり、同級生を助けたりするのは嫌じゃなさそうなことがわかってくるが、どうしても壁があるようで。。。そうなとき、酉乃さんの中学時代の同級生から、彼女が昔嘘をついていたといわれるが…。
高校恋愛もの+日常の謎推理物の話で、事件解決エピソードを重ねているだけかと思いきや、各エピソードの人物関係が最後に意味を持ってきたり、酉乃がマジックにまつわる自分の問題を乗り越えたいと悩んでいたりするところが一気に噴き出してくるところは、伏線とエピソードの重ね方がうまいなと思う。
それはそれとしても、人助けと推理というとのび太並みにすぐに酉乃さんに頼り走る主人公とか、ツンデレというかなんで私がみたいな無愛想な酉乃さんとか(三雲岳斗『少女ノイズ』とか思いだしました)、半分それに仕えるしもべみたいな主人公とか、基本主人公は女の子の気持ちがわかりませんとかいう設定の話が多いのは何だろう。ライトノベルなら黄金パターンかもしれないがミステリファンには必ずしも受けそうと思えないし。
2010-10-11(月)
_ 小箱とたん『スケッチブック(7)』(BLADEコミックス)
Amazon
『スケッチブック』最新巻。アニメは見てないのだけど、アニメオリジナルキャラとして登場した根岸みなもがマンガにも登場。
いつものように美術部員達のあまり美術部らしいことをしないまったりとした話なのだけど、今回妙にツボにはまってしまって、ファミレスで読んでたら笑いをこらえるのが大変だった。笑いをこらえて肩を揺らしている客って変…。
しりとりとか、道路標識とか、ナナフシとか、サムライとか。
_ 内田樹×石川康宏『若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)』(かもがわ出版)
Amazon
マルクス経済学やプロレタリア革命の理論を学ぼうとか、マルクス主義を今の世の中にどう適用できるかという本ではなくて、マルクス(とエンゲルス)の本には、未解決の問題を何とかしようと取り組む姿勢や、跳躍を見せてくれるところがいかに魅力的かと言うことを語ろうと言う本。
『共産党宣言』『ユダヤ人問題によせて』『経済学・哲学草稿(経哲草稿)』『ヘーゲル法哲学批判序説』『ドイツ・イデオロギー』という初期の5つの著作について紹介。
なのだが、魅力を説明するための引用やかみ砕いて説明するところがどうしても「著作の主張を理解する」比重が高くなってしまっていて、ちょっと思い。想定読者はマルクスを知らない高校生や大学生ということになっているのだけど、挫折しそうな気がする…。
いや、同時代の思考を規定している、何かを「当然」のように思わせているか「額縁」(下部構造)とか、共産党宣言を書いたときのマルクスは若干29歳だったとか、考え事をしているときにマルクスを読むと刺激・励みになるとか、そういう話は面白いのだけど。
『寝ながら学べる構造主義』は引用自体が多いわけではないから面白かったのだが。
往復書簡の形式だから、後から構成をざくっと変えたりできなかったせいもあるのだろうか。
2014-10-11(土)
_ ぼちぼち
復帰しようかなと思って、とりあえずtDiaryを最新にしておこうと。
tDiaryが3.2.1だったもんで、最新の4.0.5に上げてみたら動かない…。rake 10.3.2が見つからんと言われる。ううむ、gemもbundlerも苦手なんだが…と思いつついろいろやってみたところ、
- bundle install をtdiary配下に限定
bundle install --path vendor/bundler
- システムにはbundlerが10.3.2が入ってるのに10.3.1を見てるとか言われたので
tdiary配下に含まれているrakeのディレクトリ名が10.3.1だったのを10.3.2に変更(中にはいってるbinは10.3.2だったので)
あと
uninitialized constant TDiary::TdiaryDiary::DiaryBase (NameError)
が出たのでググったらこちらに同類事象があったので参考にしたら解決。
gitと同期してないディレクトリで運用しているとこういうとき面倒。