2005-11-10(木)
_ 『GIRLS - GIRLS GONE WILD(WWD増刊)』(INFAS)
近所のTSUTAYAでInvitationの最新号(NANAの次は何だ!みたいなコミック-映画連動ネタ探し)と並んでいたので新刊と思って買ってきたら、新刊ではなかった。7月頃のだ。
とりあえずは表紙にもなっているジェマ・ワード×蜷川実花の撮り下ろし。
他にも、SHIHO、土屋アンナ、加藤ローサ、杏、美波、いやいろいろの「ジェマ的」モデル達が登場しているのだった。
_ 『エロティクスF(vol.36)』(太田出版)
表紙はオノ・ナツメ『リストランテ・パラディーゾ』。
志村貴子『青い花』。やっぱり志村貴子はスゴイ!
杉本先輩(♀)には誰か他に好きな人がいるんじゃないかと不安な万城目ふみ。 相談に乗ってもらったりして気が先輩から気が逸れた?ところで打ち合わせ中の先輩から「先に帰って」といわれ素直に「はい」というと目をむいて驚く先輩とか、あとで「待ってるって言ってくれないんだ」と電話を掛けてくるのとか、初恋のことを振られて、あーちゃんが自分の初恋だなあ…と思いうかべたりして、近すぎて、小さすぎて気がつかない花、と浮かべてみたり。
『敷居の住人』のころから、間の取り方というか、はしょりすぎとも言えるとばし方とか、「コマ割り・コマの配置」ではなく、シーン・カットの切り方が独特だったけど、あまりエキセントリックな個性に走るわけでもなく芸が磨かれてきた感じ。つかこの間の取り方好きなんですけどね。
それ以前に、作中での杉本かっこよすぎ。ふみの三つ編みメガネもキュートすぎヽ(^o^)丿
沙村広明『ブラッドハーレーの馬車』3話。
今回は「ちょっといい思い出」で、仲の良かった女の子が劇団にいったのは良かったけどけがをして舞台に上がれなくなり、商人になった語り手がリハビリを手伝ってるうちに彼女も愚痴を言うのをやめて商人のおかみさんにはなれるかも、とか言っていい感じとか思ったら、結局「もらわれっこ」で連れて行かれてしまった話。
桂明日香『そこはぼくらの問題ですから』。相変わらずなぞのハイテンション。大事なぬいぐるみを壊してしまって落ち込んでいるのだが、謝るべきかどうかみたいな。と言うより最後のセリフが問題発言。
雁須磨子『幾百星屑』。大正ロマン?ぽい。
女学校に通う、ちょっと背の高いお嬢様の杉内さん。毎日後ろから強い視線を感じるその原因は同じクラスの滝千賀子さん。
もしかしてその視線は、、、とちょっと甘ずっぱいことを思っていると、二人っきりになるときがあって、話をしてみれば…。
夢は夢 :-)(普通は妄想といいますが)
中村明日美子『Jの総て』。次回で最終回。
_ 『ヤングアニマル新増刊 あいらんど(No.4)』
西川魯介『危ない!図書委員長!』 てか、あぶないのはどっちかよくわからんが:-) 図書委員のふみみ先輩をモデルにしたエロ同人誌が図書館にあるのをみつけて隔離したのはいいが、それを知ったふみみ先輩、自分をモデルにするなんてダメーと怒ったあとで、ショタバージョンをご希望… :-)
袴田めら『仮想の王国』(白泉社初仕事)つか、表紙に名前出てないし。たった8Pだけど。
演劇部で親友の二人(♀)が転校で別れることになって、おどけて芝居の会話をしていたが、別れるのがイヤで…。このひとはあまり同人誌とかわらんな:-) べつに同人誌的なことをしてるようには見えない作品だから問題ないけど。
田中ユタカ『もと子先生の恋人』。
もと子先生の修羅場につきあって入稿。我に返ったもと子先生は、いかに女を棄てた格好を晒していたかに気がついて落ち込んで。一方の山崎もデートに行くはずの日に編集部がトラブル続きで抜けられず、部屋に行ったときにはぼろぼろ。こんなひどい姿も振る舞いもみせたくないのに、、と落ち込んでいるともと子先生は、こんなときに温かく迎えられてうれしい、と。
「この胸は あなたが必要なときは いつでも開いてますから」
相変わらず甘ったるい世界(悪い意味ではなく)なのだが、「しあわせ」な感触を振りまくのがうまいなあ。
萩尾ノブト『はるいちばん』。エロも話も書ける萩尾ノブトってアニマル似合ってるなあ :-)
東雲太郎『不幸委員長』。クラスで持ち回りの不幸委員長は、みんなの不幸をいってに引き受けるそんな役割(なんかどこかでそういうの読んだなあ。思い出せない)。
今週の不幸委員長を引き当ててしまった"さつき"は、親友の"ちー"と「ふたりでがんばれば何とかなるよ」といってたけども、いざさつきに降りかかってきた不幸のせいでちーにも被害が及んでしまって、ちーから「不幸になるから近寄らないで」と拒絶され…。って、友情ものと思ったらとりあえずエロだったり。
八神健『まほうせんせい』は小学生の女の子は手品師でもある先生に感化されて授業のおもしろさに目覚めて教師を目指すはなしですが、教師になったあとの話がヤングアニマルで『双葉せんせいの教室(仮)』として連載開始するらしい。
鬼ノ仁『特急、深夜』は、、まあ鬼ノ仁ですから、抑え気味に見えてもエロエロです。
2006-11-10(金)
_ 『マンガ・エロティクスF(vol.42)』
Amazon
ピンナップはGAFAS前田さん。
次号は1月予定。
志村貴子『青い花』
先輩と別れて学校でも素知らぬふりをする二人。
あーちゃんは井汲に誘われて別荘に行くことになったのでふみを誘うことにするが、井汲は二人が別れたことを聞かされたので振られた者同士で泣いたりして。
沙村広明『ブラッドハーレーの馬車』
囚人の慰みものとして連れてこられた娘は一週間持たないという。
娘が自殺しようとしているところを見つけた新入り看守が自殺を止めるがそのうち情が移って脱走させようとする。果たしてその当日、うまくばれずに実行出来たかと思ったら…。
雪の中、待ち合わせ場所で待っていたあの娘はどうなったのかなあ。
オノ・ナツメ『GENTE〜リストランテの人々〜』第2話
今回はルチアーノの話。
ルチアーノは娘と会って今度行うコンサートの話。
常連の婦人はルチアーノ目当てらしく、とうとう直接話しかけてコンサートに誘ってきた。先約があるからと断るルチアーノにチケットだけ押しつけて去った婦人だが、当日会場で出会って、先約が孫としって、まだチャンスはあるのかしらと迫ってくる…。
まあ、亡くなった奥さんを大切にしてるみたいなのでそうそう色っぽい話にはならないのだが。
星野リリィ『夢見る古都』第2話
目の前に繰り広げられた貢ぎ物はとてもすばらしくて、蹴る理由もつけられないぐらいだったが、それでもつまらないと一蹴して今回も先延ばしにする姫。しかし求婚者の中には腹に据えかねるヤツもいて。
地下室で仕事をしている魔法使いのところに寄った姫は、もらった貢ぎ物を見せるついでに、あたらしい仕掛けを見せてもらう。それは、一瞬にして異国の世界に飛び、異国の女王らしき女性と話し合う、夢か真か見分けもつかない幻を見せてくれる。
また来ると行って魔法使いの元を去った姫を暴漢が襲う…。
木村イマ『彼(か)も』
エロティック・マンガ賞奨励賞。
大正時代あたりの男子学生。遊び人と同室の優等生・円が河原(?)で知り合った女と情事に及ぶ話だが、なんとなく、遊んでる同級正達をみながらもなにが自分にとって楽しいのかわからないまま過ごしてるという感じ。
ちょっと、雁須磨子+高尾滋『ゴールデン・デイズ』みたいな印象。