2005-10-02(日) 溜まってた日記消化なので日付は適当 [長年日記]
_ 元長柾木『飛鳥井全死は間違えない』(角川書店)
表紙の雰囲気に釣られて買ってしまった。
読み終わって後書きを読んでから気がついたが、表紙は目黒三吉。
いちおうミステリー。どこがミステリーやねん、と思って読んでたら最後の最後で謎解きが出てきた…。
新現実で掲載していたらしいが、ほとんど活字頁読んでなかったので知りませんでした。飛鳥井全死の傍若無人さとか、名前の付け方とか西尾維新あたりを連想してしまった。関わらないようにしようという語り手が、結局物事に関わらないだけでなく、事件そのものについても傍観者で終わってるのがちょっと物足りないか。
帯の「美少女攻略ミステリ」「フラグはどこだ」「リアルギャルゲー」は全くの見当違い。
_ 冲方丁『冲方式ストーリー創作塾』
冲方丁の創作ガイド。
といっても筋道立てて手順を説くのではなく、創作回想みたいなかんじ。とりあえず第一弾はそうするらしい。小説を書く人はえらいひととかいうと、小説を書こうとする人が増えにくいから、文章読本みたいに固くならず参考になるものがあればいくらでも出すよ、後継者がでるなら歓迎よというらしい。
しかし「キミにも『マルドゥック・スクランブル』が書ける!」といわれましても。
こちらの表紙はヤスダスズヒト。
目次
- マルドゥック・スクランブルの書き方
- カオスレギオンの書き方
- 蒼穹のファフナーの書き方
- とりあえず書いてみましょう
- こんな風に言われたんですが
_ 林譲治『ウロボロスの波動』(ハヤカワ文庫JA)
文庫に入ったバージョン。
一気に読んでしまったが、こういうハードSFは好きだわ。出来事には裏付けあり、その上でアグネス、紫怨、アグリなどの人間関係や軽いタッチのやりとりを書いててバランスがいい。
人工降着円盤という仕掛けそもののにはあまり興味がないけど。「飛躍的進歩を促した技術」程度にしか読んでないからな。
AADDを書いたシリーズは続きが文庫に入ったら読みたいところ。
_ 『全国企業アルバイト制服図鑑(Part.1)』(竹書房)
こちらはアルバイト制服版。ウェイトレスとか。普通のものなのでマニアックなコスプレ系ではない。
それぞれPart.2もあるけど、様子見を兼ねているのでPart.1のみ。
_ 『フリースタイル』
最近はあまり雑誌を買わないが(そういえばSTUDIO VOICEも)、わりと好きなタイプの雑誌。vol.2の特集で『私たちの「少女漫画」』という対談があって、やまだないと・よしながふみ・福田里香の3人が出ていてそのあたりでつられて買ってしまった。
とり・みき『ANYWHERE BUT HERE』はTV Bros.の『遠くへ行きたい』ですな。
表紙デザインは平野甲賀、イラストが松本大洋(目次見るまで分からなかった)。
_ きづきあきら『ふたりだけのうた』(Seed!コミックス)
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きづきあきらの短編集4冊目。同人時代のペンタッチと、『ヨイコノミライ!』あたりからの線の細い絵が混在。
きつい話が少なくて読みやすいしいい感じの一冊。
_ 桂遊生丸『かしまし 〜 ガール・ミーツ・ガール(2)』(電撃コミックス)
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アニメ化はともかく、桂遊生丸が描く女の子はよいわ。ハイソックスの制服姿も良いけど、エプロン姿のはずむも。
今回は、肝試しでのあゆきの話、カレーを作る話、はずむが合宿に会いに行く話。
_ 『COMIC快楽天(11月号)』
ナイロン『満個室』。男子トイレの個室でオナニーしながらトイレで凌辱される妄想中の女の子。いまさらながら、ちょっと鳴子ハナハルにタッチが似ている気がする。
桜肉馬太郎『祓ってHeaven』。エクソシストが連れている使い魔の女の子、とりついているのを自分の体に取り込んで退治。その代わりエクソシストの精液で浄化してもらわないといけない…お約束ヽ(^o^)丿
巻末の村田蓮爾のページ、珍しく少女ヌードでヽ(^o^)丿
_ 山田可南『少年少女は欲情する(1)』(MIU恋愛MAX COMICS)
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『少年少女は苦悩する』の続編にあたるシリーズ。お互いエッチですごくやりたいのだが、お互い言い出せずにほどほどなセックスにして物足りない和田君と富高さんの二人。
エッチでよいヽ(^o^)丿
_ よしながふみ『大奥(1)』(ジェッツコミックス)
前から評判は聞いていたが、メロディ読んでないのでコミックス待ちだった。
うーむ、男女逆転だったとは。
疫病が元で男子が大量に死んだため、女性が働かねばならず、若い男子や子種が貴重になった世界、徳川将軍も途中から女性で、大奥には若い男を侍らしている。
いちおう話のメインは大奥での男の嫉妬(笑)の話だが、8代将軍吉宗(女)がいろいろ勝手にやってるのがおもしろい。小姓の類に勝手に手をつけたり、規則破ったり。しかし、男がかつては多かったということが既に忘れられているため、女であっても正式には男子名を名乗る風習に疑念を抱いて記録をしらべ始める…。
_ Tear Drop(tsuina)『Clear water』
tsuinaさんところのTear Dropの夏コミ新刊。
いままで西館だったので回ったときには売り切れてたのだが、今回は東にも来たことだし、ひらりんが買ってきてくれたヽ(^o^)丿tsuinaさんの同人誌を入手できたのははじめて。
中身は当然ながら委員長。放課後のプールでエッチ。
- 元長柾木『飛鳥井全死は間違えない』(角川書店)
- 冲方丁『冲方式ストーリー創作塾』
- 林譲治『ウロボロスの波動』(ハヤカワ文庫JA)
- 『全国企業OL制服図鑑(Part.1)』(竹書房)
- 『全国企業アルバイト制服図鑑(Part.1)』(竹書房)
- 『フリースタイル』
- 『季刊エス(vol.12/10月号)』は「魔都」特集
- きづきあきら『ふたりだけのうた』(Seed!コミックス)
- 桂遊生丸『かしまし 〜 ガール・ミーツ・ガール(2)』(電撃コミックス)
- 岡野玲子/夢枕獏『陰陽師(13) 太陽』
- 『COMIC快楽天(11月号)』
- 山田可南『少年少女は欲情する(1)』(MIU恋愛MAX COMICS)
- よしながふみ『大奥(1)』(ジェッツコミックス)
- Tear Drop(tsuina)『Clear water』