2005-11-05(土) [長年日記]
_ 諸星大二郎『稗田のモノ語り 妖怪ハンター 魔障ヶ岳』(KCデラックス)
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久々の稗田礼二郎のフィールドノート、妖怪ハンター。阿部寛主演の映画『奇談』(『生命の木』の映画化)も公開されるのでいいタイミング。
『メフィスト』に連載されていた(集英社ヤンジャン系から講談社に移ったのね)シリーズをまとめて加筆修正したもの。
えーと、まだ読めてません。
_ 筑波さくら『よろしく・マスター』(花とゆめコミックス)
間の「・」は実際にはトナカイの首のベルです。
うーん、はずかしいヽ(^o^)丿
表題作は、サンタのトナカイとなるべく生まれた一族の少年が、一生涯に一人の自分のサンタである少女くるみに出会う話。いや少女が主人公だから逆か。
人には見えない「手綱」で結ばれてる間はトナカイはサンタに絶対服従で空だって飛べる(というか体が命令に従ってしまう)。クリスマスにはトナカイの姿になってサンタといっしょにプレゼントを配るのだとか。
はじめは「変なやつにまとわりつかれたくない」と思っていたくるみも、トナカイ少年の家族と会ったりしてその気になってプレゼント配りをやってみたら、いつもは(親が仕事なので留守番をしていて)孤独だと思っていたクリスマスが楽しいものになってきて続けたい気になってきたりして。
タイトルの「マスター」はトナカイがサンタである少女をご主人様と呼ぶから。 問題は、単なる主従関係のはずが、トナカイが自分に懐いているのはあくまでトナカイだからだろうかとくるみが気に病み始めて…。
いや、結構気恥ずかしい。けど好きなタイプ。ヒロインのくるみは『ペンギン革命』と似た路線ですな。3話ものなのだけどちょっと消化不良なのが残念。主従関係なのに、とかこの気持ちは本物なのかとかもうちょっと葛藤があったほうが。。。それに最後のエピソードとか、これまだ続くやろみたいな感じだし。
同時収録の『甘い咬みあと』は、現代日本の吸血鬼の青年のところにある日やってきた少女がいうには、自分はあなたの娘だと…。こっちもちょっと気恥ずかしいがそれはそれでよい :-)
_ 『神様家族』新連載(コミックフラッパー)
フラッパーで桑島由一『神様家族』のマンガ化作品がはじまっていました。ちなみにヤスダスズヒトではありません。
絵がヤスダスズヒトの絵や小説を読んだ印象に近いかどうかとか、うまへたの次元ではないですが、おもしろくなかった。メディアファクトリー内だからって安直なのはいかんです。
「小説にもあったことがたしかにまんがにも描かれているなあ」という感じ。
_ 最近の少年誌・青年誌立ち読み
『クロザクロ』、ひさびさに制服プリーツスカートの下にスパッツでハイキックの薊ちゃんが復活かと思ったらいきなり壊れてしまいましたよ(^_^;)
『結界師』は見事に散ってしまった志々尾限。お姉ちゃんの涼が喪服(洋服ね)姿でかみついてるところがよいヽ(^o^)丿
『華麗なる食卓』。しばらく碧流ネタでいくのかとおもったら、またまた七瀬真尋…。いや、真尋は真尋でいいんですが、へきるは…。
『クピドの悪戯 -虹玉-』は玲子ちゃんの「来ないの…」から将来を背負う覚悟でいるところに「子供作りたくないの?」って誘いが(でも通じなかった:-))