2006-02-08(水) [長年日記]
_ 藤栄道彦/いしぜきひでゆき『コンシェルジュ(4)』(バンチコミックス)
スキッパーの疑いのある客といわれて、お客様を信頼してますという涼子の期待に応えようとする客と、不問にするために気を使ってくれる社長とかが良かったりする。
_ 森永みるく『くちびる ためいき さくらいろ』(百合姫コミックス)
森永みるくが『百合姉妹』『百合姫』で描いていた作品群。 (林家志弦と同じ日に出ていたのだけど、近所になかったので今頃買っている)。
もともとあまり男女のからみよりレズっぽい傾向の作家なのでまさに水を得た魚というか。表紙にもなっているカップルの話が好きですね。
_ 『PJ ピーチ・ジョン(vol.56/Spring)』(ピーチ・ジョン)
→PJ
こないだPJ社長の本((男前経営論)を読んで、そういえば新しい号いつ出るんだろうと思っていたら、出た。相変わらず派手。
_ はしもとみつお/鍋島雅治『築地魚河岸三代目(12)』
『サワラぬ神に…』、『骨のない魚』、『祝いのブリ』を収録。
『サワラぬ神に…』は、築地では塩焼きや西京漬けとして食べるサワラを刺身にしたいという客が現れたものの、刺身に耐えられるサワラがないというので聞いてみたら岡山ではサワラといえば何を置いても刺身だというので、三代目がとりあえず岡山へ :-) うーん、一度食ってみたい。
『骨のない魚』は魚の骨があるだけで食べられなくなった祖母のために骨なし魚を探していた子供がやってきて…。
『祝いのブリ』は先代が三代目に祝いにブリを選んでくれと言う。いろいろ考えているときに選んだのは、五島から売り込みに来ていた養殖のブリ(東京では養殖は総てハマチ)だった。養殖物なんて、という周りの声に三代目は…。
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