2007-04-27(金) [長年日記]
_ 須賀しのぶ『流血女神伝 喪の女王(6)』(コバルト文庫)
最終章も6巻まできていよいよ佳境に…入った気がしません。ほんとに後2冊で終わるのだろうか。3冊は要りそうな…。
ドミトリアス暗殺未遂の話を聞いて凍り付くグラーシカとカリエ。ルトヴィアに戻ることを薦めるネフィシカ。グラーシカはネフィシカがユリ・スカナの影響力を増すために言ってることも判って躊躇するが…。
バルアンとレイザンは、ザカールに心酔するネフィシカがザカールの大神殿をユリ・スカナに建ててザカールの民を引きつけようとしているのを知る。バルアンの小姓になったとはいえザカールの大神官であるレイザンは、ザカールにあこがれているだけのネフィシカごときがザカールの救世主のような顔をしているのは許せない。バルアンの使いの一行に混じってユリ・スカナを訪れて、カリエに接触する。カリエを暗殺するためではなく、ネフィシカに担ぎ上げられないように脱出を促すためであった…。
一方、セーディラと一緒に森から出られずに過ごしているエディアルドは、セーディラの力で狼が言うことを聞いてくれるので食料にはあまり困っていなかった。子守歌に困ったエディアルドは、母親から聞かされていた子守歌を口ずさむ。「ホルホーゼの息子」とさんざん言われていたのがのがいやだったのだが今となっては育ての母の心情がよく判るエディアルド。そこに急に現れたのは、、、久々登場のラクリゼヽ(^o^)丿
_ ばらスィー『苺ましまろ(5)』
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いつも通りな。
やっぱり茉莉がかわいいなー。茉莉の自転車にコマ(補助輪)が付いてるのを見て「は?」と固まるところが受けたヽ(^o^)丿
美羽は余計なことばかりしている。とはいえ話をドライブしているのが美羽なのだけど。
_ 那州雪絵『魔法使いの娘 マホウツカイノムスメ(5)』(Wingsコミックス)
やっと続きがヽ(^o^)丿
マンションの庭の水盤が土中の災厄を封じている蓋で、小八汰はいつもそれを監視していたのだった。
60年に一度、土中の星が表に出てくるときに再度封じ込める儀式で、無山は小八汰も一緒に封印しようとするが失敗し、逆に小八汰に襲われそうになるところを初音が飛び出したおかげで小八汰は避けて立ち去ってしまう。
小八汰に無理やり契約を切られたショックで無山は意識不明のままになり、無山不在を襲われないように初音は家に閉じこもる羽目に…。それでも小八汰を探そうとする初音だが…。
家にいても知人の振りをして入ってこようとする敵に困っていると、兵吾も泊まろうかと言い出す。ええー、お泊まりですか〜、と思ったが、兵吾は無山から初音を攻撃できない封印をされているので安全だよとか :-)
話がおおきく進んで、初音もまじめに無山たちの術を憶えようとして面白そうな流れに。
本筋もいいけど、初音がバイトしていた弁当屋の安西さんもよかったり :-)
_ 夢花李『天狗神』(祥伝社)
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佐原ミズこと
日本列島が東西で別れてしまった。東西の大臣は大人げないケンカをしていて双方争いが絶えない。
西の神に嫁ぐとは、人間の世がきらいで戦を仕掛けている西の神を鎮めるために自分の体を生け贄にしてもらうことだと聞いて、止めようとする水雲だが…。
表題作の他『残桜詠』では水雲の前世篇も。
連載は知らないのだけど、大幅に改稿・加筆しているらしい。
_ 篠有紀子『ケロちゃん日和』
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理系の変わり者の彼氏・亮と結婚した藍。今は大学講師をしている亮だが、食事以外は部屋にこもって研究しているので相手してもらえず寂しくて、家庭内片思い状態…。
子供もふたりできたけど、やんちゃで研究の邪魔ばかりしているので「冬眠する」と言いだして、こっそり食事を差し入れてもらう始末。
とかよく分からない篠有紀子ノリであった :-)
ケロちゃんというのはオタマジャクシから育てたカエルの名前。