2009-03-22(日) [長年日記]
_ 木静謙二『真 今夜、とにかく××が見たい。』
真 今夜、とにかく××が見たい。 (富士美コミックス)
富士美出版
(no price)
昔出ていた木静謙二の初コミックス『今夜、とにかく
ただしカラーページ収録とか、コミックス初収録の『Smoking babyish』『ciger babyish』『女教師に告ぐ〜国語教師 春日美奈子編〜』が収録されている。
まあ、新収録はともかく、やっぱり『show Down』と『find』は今読んでも良いな。
今回残念なのは前のコミックスについていたあとがきが入っていないこと。デビューのきっかけとか書いてあったんだけど…。
_ オノ・ナツメ『GENTE(3)』(Fxコミックス)
GENTE(3) リストランテ・パラディーゾ
太田出版
(no price)
『リストランテ・パラディーゾ』のサイドストーリーを描いていた『GENTE』も3巻で完結。
前までは、店(カゼッタ・デッソルロ)の開店までの話とか『リストランテ・パラディーゾ』本編より過去の話が多かったのだけど、最近の話は、同時期かそのあとか、という話が多くて、話が進行しているみたいで楽しい。
ニコレッタの恋愛は結局長期戦のままで答えは出てないのだけど…。
まだまだエピソードを重なられそうで、まだまだ読んでいたい気もするけども、こういう話はいいところで切り上げないとなー。
_ 西炯子『娚の一生(1)』(フラワーコミックスアルファ)
電力会社でバリバリに働いてた主人公は、祖母の実家に帰省中に祖母がなくなったので、その後、誰もいなくなる家を守りたい気持ちもあて祖母の家に残るが、離れに知らない中年男性が住んでいることを知る。
聞くと祖母の知り合いらしく、鍵も祖母から受け取っているというが…。
大学教授をしているというその中年男性はマイペースで、主人公に色気を出してくるわけではないし、自分勝手な所に腹を立てていたりするが、東京に戻った時に再開したり、その時にホテルに誘われたり、「おいおい〜」てな感じで追っかけてるのが楽しいのう。
ところどころ身も蓋もない、みたいなところがあったりして、西炯子らしい泥沼っぽさ満載。
_ 米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件(下)』(創元推理文庫)
秋期限定栗きんとん事件 下 小市民シリーズ (創元推理文庫)
東京創元社
(no price)
一か月前に出た上巻の続きである。(3月に書いているが、上巻は2月にでて2月に読んだのだ)
今回が解決編。
そうかそうか、この表紙の小佐内さんはあのシーンのときか。
それはそれとして、なんというか、ダメ出しをするためだけにあれだけ執拗に罠を仕掛けるとは(というか偽の伏線を張るとは)小佐内さん、性格が悪すぎるぞ :-)