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煩悩日記

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2005-03-22(火) この日を編集

_ 梅川和実『ガウガウわー太 総集編(vol.1)』

宙出版移籍の初っぱなは続編ではなく総集編から。一時期のアフタヌーン並に分厚いB5サイズの総集編です(約580ページ)。vol.1は尾田島委員長と小次郎のエピソードの途中まで。これが全4巻予定。

総集編独自の内容は、「特別編」。前にあったネタのわー太紹介CDの続きで、前回不評だったから今回は委員長ゲームということで…ヽ(^o^)丿

それとコミックス未収録作品『太陽革命!』の第1話が入ってます。

ガウガウわー太 総集編

ということで、今後の順調な刊行を支援するためにも、コミックスを持ってる人も総集編を、持ってない人はコミックスと総集編を買いましょう :-)


2007-03-22(木) この日を編集

_ つだみきよ『プリンセス・プリンセス+』(Wingsコミックス)

プリンセス・プリンセス+ Amazon

『プリンセス・プリンセス』完結後、1年前に連載を開始した『プリンセス・プリンセス+』も本になりました。

亨や四方谷、実琴たちが「姫」を引退し、新一年生達の中から選んだ新しい姫は二人、松岡と和泉*1

当初は二人ともやる気十分だったので安心していたが、どうもふたりの間に壁があるようで、心配になった亨達は…。

*1 それはそれとして身近に松岡と和泉というやつがいるのでちと微妙な気分…:-)

_ 星崎真紀『新ひみつな奥さん(4)』コンシェルジュ編

新ひみつな奥さん(4) Amazon

銀座のNo.1ホステスをやめて警察官の妻になって官舎に入ったのが旧シリーズの『ひみつな奥さん』。その後ホテルのメイドになったのが『新ひみつな奥さん(1)〜(3)』(立身出世編)。

そして、ホテルのメイドの職域を越えて動くので3巻ラストで新設のコンシェルジュデスクに抜擢された蝶子さん。ということで今回からコンシェルジュ編。

元お水だと言うことを気にしている上司や、看護婦から転職してセレブな客の玉の輿をねらっている同僚と一緒に働きはじめるが、相変わらず難題が多くて…。

それよりも、3巻あたりからオーナーと蝶子さんが接近しているのですが。おまけに旧知の占い師(元カノ)から、最初に白い花を渡してくれるのが運命の人とかいわれていたところに蝶子さんから白い花をもらってしまって気にしているオーナー。どうなることか。

藤原紀香主演でTVドラマになった記念で、ひさびさの警察官舎と、ドラマ撮影レポートもあり。

_ 藤原規代『アラクレ(1)』(花とゆめコミックス)

アラクレ(1) Amazon

藤原規代(きよ)は、前に医大生を描いた『HELP!!』で知った人。『アラクレ』はすでに4巻まででているのだけど、なんとなく買ってなかったシリーズ。

父を亡くして母娘で暮らしていたが、母も亡くなってしまって天涯孤独の身になってしまった若村幸千恵、15歳。

これからどうしていこう、と思っていた矢先にあらわれた浅葱雷伊蔵と名乗るおじいさんが仁義を切っていうには、幸千恵の母・由伎恵の実の父親という。娘の忘れ形見と言うことでとりあえず仁侠の祖父の家に引き取られることになった幸千恵だが、ついた先はお約束通り昔ながらののヤクザの屋敷。

って、表紙だけ見てたら、幸千恵がヤンチャなお嬢かとおもってたよ。まああながち外れでもないのだけど。

強面のお兄さん方に迎えられてビビっているところにあらわれたのが幸千恵と同年代の世話係の少年・五十嵐楽十(らくと)。堅気っぽい雰囲気の楽十に安心した幸千恵だが、素で殺し文句をいう楽十もやっぱり変だった…。 おまけに楽十は転校した先の高校の生徒会長で、女生徒からも人気の 優等生だった。

学校では稼業のことはだまっている二人だが、家ではお目付役というかお世話係の楽十は、幸千恵をしつけたり褒めたりするものの、世話役以上のことには踏み出してこない。そんな楽十に啖呵を切った幸千恵によろこんで映画に付き合ってくれる。

そしていうには、つきまとう(といって幸千恵を独占する)のは仕事もあるけどほとんど私情です、僕のお姫様です、とこれまた素で言うので赤面するしかない幸千恵。

ということで、実家がヤクザ・生徒会長と同居とかありきたりなネタがそろってるのだけど、幸千恵の江戸っ子ぶりと役得で幸千恵を独占したがる楽十、そして楽十のセリフに翻弄されっぱなしの幸千恵がおもしろい。

_ 『コミックハイ!(4月号)』

コミックハイ!(4月号) Amazon コミックハイ!

『ひとひら』TVアニメ放映開始にあわせて表紙&巻頭でアニメ特集。

桐原いづみ『ひとひら』

代わりの舞台をどうするか検討中の演劇部。新入部員も3人入ったしもう勧誘しなくていいから芝居は無しにしてしまって良いのでは、と暴論に出たさちえ。

いっぽうやっぱり演劇部に入ろうかと部室の前で悩んでいる甲斐。そこに来た女生徒は入ったばかりの演劇部を退部しに来たのだった。結局部員が2名減ってしまったのでどうしよう、といってるところにやっと甲斐が入部希望だといってやってきて喜ぶ麦とちとせ…。 麦と一緒にいたいからじゃないっと、自分に言い聞かせている甲斐 :-)

梅川和実『そら★みよ』

前回、友達と居るところで「そらみよ部みたいなヘンジンと一緒にしないで!」とつい言ってしまったところを聞かれて以来気まずい湊。謝りに行こうと思っても時間が経てば立つほどきっかけを無くし…

そんなときに友達がナンパされてカラオケに行くというのでほっとけず一緒について行ったが、酒を飲まされてしまってどうしようとか思っているところにちょうど警察のガサ入れが。酒を飲んでいたことがバレると停学か退学になってしまう!と思っていたところ、となりの部屋で煙が出る騒ぎがあってそちらに掛かりっきり。

見てみると隣にいたのはそら★みよ部の皆。湊に渡してある星図が発信器になっていて、心配して付いてきたという。「仲間のピンチには駆けつけないと」とわらう部長に感謝の言葉もない湊。

湊達をかばったそらみよ部の3人は停学処分になってしまう…。

山名沢湖『つぶらら』

つぶららのデビュー曲の振り付け練習…

袴田めら『暁色の潜伏魔女』

戻ってきた暁と夜。

二人の帰りを待っていたみんな。ここで、いろいろな恋愛関係が明らかになって悩みどころに…。 時子→秋也、秋也→夜、智→時子、山田→暁、そして暁が片思いしていた相手が時子の好きな秋也先輩で、秋也が夜を好きとわかり、どうしていいかわからない暁。

私屋カヲル『こどものじかん』

父親のレイジのために朝ご飯。失敗したのは自分の分にしてうまくいったのをレイジにあげて、「簡単よ」とすましている九重がかわいくて仕方ないレイジ。

九重がローライズのショートパンツを穿いているのをみて、変態の目が心配で仕方ないレイジ。学校に着いたら今度は先生が「こいつ、九重にえろい服着せやがって」と怒ったり :-)

九重りんが学級委員になったのは気まぐれじゃなくて、みんなの代わりに先生にものが言いやすいし、先生の代わりにみんなにものも言えるし、先生に逆らってる自分だったら良い子ぶってると思われないで済むからと、話しているのを聞いた先生は九重を見直すのでした。

って一歩前進一歩後退を繰り返しとるな :-)


2009-03-22(日) この日を編集

_ 木静謙二『真 今夜、とにかく××が見たい。』

真 今夜、とにかく××が見たい。 (富士美コミックス)
木静 謙二
富士美出版
(no price)

昔出ていた木静謙二の初コミックス『今夜、とにかく凌辱(レイプ)が見たい。』が絶版になっていてこれはその、新装版

ただしカラーページ収録とか、コミックス初収録の『Smoking babyish』『ciger babyish』『女教師に告ぐ〜国語教師 春日美奈子編〜』が収録されている。

まあ、新収録はともかく、やっぱり『show Down』と『find』は今読んでも良いな。

今回残念なのは前のコミックスについていたあとがきが入っていないこと。デビューのきっかけとか書いてあったんだけど…。

_ オノ・ナツメ『GENTE(3)』(Fxコミックス)

GENTE(3) リストランテ・パラディーゾ
オノ・ナツメ
太田出版
(no price)

『リストランテ・パラディーゾ』のサイドストーリーを描いていた『GENTE』も3巻で完結。

前までは、店(カゼッタ・デッソルロ)の開店までの話とか『リストランテ・パラディーゾ』本編より過去の話が多かったのだけど、最近の話は、同時期かそのあとか、という話が多くて、話が進行しているみたいで楽しい。

ニコレッタの恋愛は結局長期戦のままで答えは出てないのだけど…。

まだまだエピソードを重なられそうで、まだまだ読んでいたい気もするけども、こういう話はいいところで切り上げないとなー。

_ 西炯子『娚の一生(1)』(フラワーコミックスアルファ)

娚の一生(1) Amazon

電力会社でバリバリに働いてた主人公は、祖母の実家に帰省中に祖母がなくなったので、その後、誰もいなくなる家を守りたい気持ちもあて祖母の家に残るが、離れに知らない中年男性が住んでいることを知る。

聞くと祖母の知り合いらしく、鍵も祖母から受け取っているというが…。

大学教授をしているというその中年男性はマイペースで、主人公に色気を出してくるわけではないし、自分勝手な所に腹を立てていたりするが、東京に戻った時に再開したり、その時にホテルに誘われたり、「おいおい〜」てな感じで追っかけてるのが楽しいのう。

ところどころ身も蓋もない、みたいなところがあったりして、西炯子らしい泥沼っぽさ満載。

_ 米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件(下)』(創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件 下 小市民シリーズ (創元推理文庫)
米澤 穂信
東京創元社
(no price)

一か月前に出た上巻の続きである。(3月に書いているが、上巻は2月にでて2月に読んだのだ)

今回が解決編。

そうかそうか、この表紙の小佐内さんはあのシーンのときか。

それはそれとして、なんというか、ダメ出しをするためだけにあれだけ執拗に罠を仕掛けるとは(というか偽の伏線を張るとは)小佐内さん、性格が悪すぎるぞ :-)


2011-03-22(火) この日を編集

_ くらもちふさこ『花に染む(2)』(クイーンズコミックス)

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『花に染む』は陽大(はると)(すう)と花乃の妙な緊張感がちょっと苦手だったのだけど、話進んでちょっと(花乃にとっての陽大が)取っつきやすくなってきてよかったわ(読んでる側として)。

しかしここに来て『駅から5分』のあのあたりのエピソードにつながるとは。というのは陽大と風船とか、髪盛りすぎなプリンセスとか。花乃がプリンセスに弓道を教えるんだけど、前作で花乃ってでてたっけ…。全く覚えていない。

_ くらもちふさこ『花に染む』の弓道がなにげにすごい

『花に染む』ってマンガは花染町を舞台にした話で弓道の話ではないのだけど、主人公の花乃・陽大・雛が弓道つながりなもので弓道の話は多い。そもそも小さい頃から人前で弓を引いてきた陽大に惚れたのが花乃だし、『駅から5分』でも陽大の視界に入るために弓道勝負を仕掛ける女とか。

2巻だとこんなのが出てきます。

  • 陽大は花乃に久しぶりに弓を引いて欲しいと頼むが、引き分けたところで止めてしまう花乃。早気が直らないから高3で弓道を止めた、という。
  • 帰りに雨に降られたので弓袋をビニールで包んで帰る陽大。
  • 素人に射法八節を教えたあとで足踏みさせる。足幅も狭いし60度になってないので、例の60度の定規?を当てさせる。
  • その素人に弓を引かせるが、練習で慣れていく時間が足りないからと、弓を選ぶときに7キロにするか8キロにするかと悩む。って弓の強さなんて持ち出さなくても特訓の話わかるんだけど、初心者の女性で、でものんびりしてられないから7-8kgというのも的確。
  • で、また見本で自分が引くのだけど、打ち起こし・大三・引分け・会というときに、引分けと会の間が。あとでもこれが「早気が治ってた」といわれる場面だったのがわかる。
  • 初心者最初の巻藁。「景色が回って、気づいたら矢がそこに」って自然に離れたことの表現。
  • でまたおさらいで「執弓の姿勢から」「爪先が揃ってない」「床板のラインを目安にして」←「いつ見てたんですか」ってぐらいによく言われる。

別に「よくわかってる!」っていうのではなく、ふつーーのことが書いてるんだけど、このふつーの自然さに驚く。弓道ものっぽくするのでもなく目立たせるようなイベントを入れるのでもなく。でも出てくる描写が、あるよ!って感じ。

_ 東鉄神『らぶゆ!(1)』(ヤングチャンピオン烈コミックス)

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東鉄神の烈新刊は京都出町柳の銭湯を舞台にしたエッチラブコメで、鴨川とか下鴨神社とか出てくる。

高校で問題を起こして退学し家も追い出された野々山は、クラスメートだった千歳が実家の銭湯に下宿しながら働かないかと誘われる。

言ってみるとそこは千歳を中心に三人姉妹が野々山を(千歳以外は歓迎せずに)待っていた…。というので銭湯だからその手のハプニングが多いかと思ったらあまりのぞきとか間違って女湯で、とかいうのは(あることはあるが)少ないのな。むしろ野々山は千歳がすきなのにコナかけてくる女性がいて…。という、前の『ヘンコイ!』に比べるとかなりまともなラブコメ展開。

あ、ワニの新刊買ってないや。

ヘンコイ!


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