2011-01-03(月) [長年日記]
_ 館淳一『母娘におしおき』(二見文庫)
館淳一の文庫新刊。
夢見山市が舞台で主人公も元ブルゴン社員と、館淳一の頻出設定です。
その夢見山市の小さなバーを経営している主人公の所にやって来た女子大生。店でこっそりやっている賭ポーカーの景品となる女性、ポディウムガールになるために来たという。その女子大生はマゾ志向が強く、今のパートナーでは物足りないので見知らぬ男たちに体を差し出すことになるポディウムガールに志願するためだった。(名目上は先輩が賭で作った借金のかたなりに来た)
小道具がインターネット動画サイトとかブログとか割と新しくて(まあブログなら『魅せられて』でもあった気がするが)、館淳一も精力的だなぁと感心してしまう。(最近は80年代の再版が多いのだ。それに『姉と弟 監禁調教』が『地下室の姉の七日間』に改題されたとき、元はパソコン通信だったのがSNSサイトという設定に変わってたので、後でちょっといじっただけという可能性もあるが)
初出が書かれてないので書き下ろしなのか再版なのかわかりませんが。
『母娘におしおき』というタイトルはあまりないようにあっていないなあ。「母娘 奴隷志願」とかそんな感じ。
©vette<vette@mail.ne.jp>