2011-12-03(土) [長年日記]
_ 永井するみ『マノロブラニクには早すぎる』(ポプラ文庫)
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ポプラ文庫の新刊。元は2009年発行。
文芸志望だったのにファッション誌に回された新米編集者、世里。なれない世界でうろうろしているところにやって来た男子中学生の太一に、無くなった父親の恋人かと疑われる。太一の父親の死の真相を明かそうとする一方で、仕事にも関心を持って取り組んでいこうとする世里。順調に見えたが、思わぬ挫折が。。。
とか言う流れで、ファッション誌の女性編集長を畏れながらも、でも自分のファッションにあまり気合いを入れていない世里とか、世里の取り組みを描きつつミステリー要素が混ざっていて面白い。ミステリー要素自体はあまりひねったものではないけど、「縁」を感じる展開が印象に残るな〜。
しかし、作者は2010年に亡くなったのだとか。これ以上新作は読めないのかあ。
文庫のカバーはいまいち違う感じ。しかも表紙のセンターのマノロブラニクの靴が、帯に隠れてよくわからないという。。。
_ 『ヤングキングOURs(1月号)』
宮原るり『僕らはみんな河合荘』
宇佐くんが「書生カフェ」でバイト中に昔の同級生が来たりして、ややこしくなりそうな所に、律先輩とか河合荘のみんながやって来る。
同級生からからかわれていっぱいいっぱいになってる宇佐くんを律先輩たちのハーレム攻撃で支援。ちゅーか、律先輩かわいすぎですよ…。
やまむらはじめ『天にひびき』
風呂でひらめいて裸のままピアノ弾いてるとか、どんだけ天然ですかひびきさん…。
しかしそれでも何も出来ない主人公:-)
_ 『COMIC快楽天(1月号)』
表紙は鳴子ハナハルの人妻。マンガはなくてあとがきカラーページのみ。でも来月号はマンガ作品が載るみたい。
ホムンクルス『ガールフレンド』
同級生の女の子と体だけの約束でセフレに。でも何度も交わしているうちにデートとかしたくなって誘った後で、病気の親の転院について転校してしまったという。
転校するのを黙っていたとはなんて古典的なプロット…。とは思うが、まあエッチシーンはよい。
ぼっしぃ『ときどきいいこと』
年に一度ほど家を訪れる従姉のミカ姉と体の関係。
彼氏がいるけどさせてあげる…といっていたが、大学進学して上京するついでにミカ姉のアパートをおとずれたら彼氏は嘘だったと。
あずま煉『ウラハラ』(「煉」は実際は書体は火偏に東)
居候先の里姉は失業中。昔と違ってきつくなって当たりがつよい。
居候で迷惑をかけるのも悪いと思い、バイトを見つけてひとり暮らし出来そうだと伝えた所、出て行くのをやめたらやらせてあげるから奴隷になりなさいといって押し倒されて…。
ツンデレっていうかデレないし。
_ 雨隠ギド『恋煩いフリークス』(BEAMコミックス)
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『Fellows!』掲載分。表紙がちょっとあざといとか、色使いがちょっといやとかいうのはあるのだけど。
住むところがなくなったという憧れの月子先輩を、家に部屋が余ってあるから同居して貰うことした大山君。
ある日先輩を激怒させてしまって、地震が。気がつくと先輩は9歳の姿に。 先輩には風や雨を呼んだりする不思議な力があって、今回はそれの大規模発動だった。しかし先輩は大山君に怒った原因が思い出せなくなっていて、その代わりに町の人たちも様々に変身していた…。
あらすじを書くと意味不明?
意地っ張りな月子先輩と一途な大山君のせめぎ合いがよいです。