2004-12-24(金)
_ 芳崎せいむ『金魚屋古書店(1)』(小学館/IKKIコミックス)
IKKIで連載中の新シリーズのコミックスです。前のシリーズの新装版(小学館版)も出ていたけどそっちはパス。
相変わらず好きなのだけど、同時代マンガは情熱の対象にならんのかというところがちょっと。
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_ 『アフタヌーン(2月号)』(講談社)
田中ユキ『神社のススメ』。先月末でてきた真鍋さんの家の話はしばらく放置か。年末年始のかき入れ時のバイト巫女とじゃれてるところを見られて嫉妬されるのもよし。
田中ユタカの読み切り『ミミア姫』が載っていた。羽があって口をきかなくても会話が出来る者達の中で、羽もなく、心で会話できない主人公。
高橋慶一郎『Ordinary±』がやっとアフタヌーン本誌引っ越し。荒いけど好きなのよね。殺し屋モノとしてみたらかなり無理があるのだが。
女神様の今頃TVアニメ化の記念で先行DVDが付いていますな。それにまた女神様関連フィギュアネタがいろいろ書いてあったけど、いいかげんプッシュしすぎではないか。
2005-12-24(土)
_ PMマガジン(vol.4)
特集は「“要求→仕様”を「見える化」する!」。
「見える化」は(トヨタ生産方式では前から言っているけど)最近は流行りだなぁ。
しかしぱっとみたところ「要求の見える化」のほうが優先課題じゃないかと思うのだが。
_ JAVA WORLD(2月号)
フレームワーク大比較とか。
_ 金田一蓮十郎『ニコイチ(1)』
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ヤングガンガンで月イチ連載しているもの。 本当は男なのに家では女装をして母親に扮して息子(亡くなった彼女の連れ子)もだましているという二重生活をしている主人公。
女装しているときに知り合った好みのOLとお近づきになったのはいいけど、男としての自分は嫌われていてそれでも女装時は好かれているようで…
という、ばれそうでドキドキとか綱渡りみたいなのは実はあまり得意ではないのだが^^;
ハレグゥとは全く毛色の違う作品ですな。
_ リモートコントローラー for iPod(ミヤビックス)
前に買ったリモコンがボタンは固いわ押したら引っかかるわで気に入らなかったので、サードパーティのを買ってみた。こちらは前回はクリップが小さいので服に止めにくいかなと思って敬遠してたもの。
ボタン配置はApple純正を踏襲しているのでとくに問題ないが、ボタンが小さすぎてちゃんと押せたかどうかよく分からない時がある。
パーツの合わせ目がバリが多くて安っぽさが目立つなあ。
で、クリップは案の定小さくて弱かった。おまけにクリップを「広げる」手段がないので両手を使わないとうまくさせなかったりしていらつく。あとボタンロックのスイッチが固くて面倒です。
2010-12-24(金)
_ 『アフタヌーン(2月号)』(講談社)
ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』
2/5に紀伊國屋書店梅田本店でヤマシタトモコサイン会!整理券入手する!
二宮センパイ足踏んでます……。それはそれとして高岡先輩、二宮さんに尽くしすぎ…。
植芝理一『謎の彼女X』
たれ目な同級生の諏訪野に映画に誘われたが、当日映画館で彼女が鋳るからダメとお断り。このときの諏訪野がえらいいい感じだわ。変に駆け引きをしてないせいもあるのかな。
それはそれとして占部の唇をなめたネコを見てると間接キスねらいでネコに口を近づけて引っかかれたりして。理由を知った占部が傷をなめて「ばかね!」と来ました!モンスリー以来「ばかね!」はテレの王道ですな。
秋山はる『オクターヴ』
最終回。
静かに終わったなあ。でも、今までのこととかこれからのこととかちゃんと振り返って未来を考えて、このまま進むと決めて終わったから、いいよね。
木村紺『からん』
大石萌が歯が立たない船場先生。。。
_ 内田樹×高橋源一郎『沈む日本を愛せますか?』(ロッキング・オン)
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渋谷陽一責任編集の『SIGHT』に掲載された内田樹と高橋源一郎の対談をまとめたもの。おもしろい。二人の対談だけど、コーディネータの渋谷陽一も話に絡んでる。
話題のほとんどは自民党と民主党と小沢一郎と鳩山由紀夫で、タイトルの話題は出てくるのだけど量としては小さい。
読んでいておもしろかった、または印象に残った話題。
- 日本ではコロキアルな言葉で(要はぶっちゃけたいいかたで)言わないと政治は伝わらない。自民党がコロキアルで土着な部分を担当していて社会党が理念の話を担当していてバランスをとっていた。マスコミの言葉はコロキアルでもなく硬直しているので人を動かせない。
- 1950年生まれと1951年生まれで大きな断絶がある。内田樹・高橋源一郎は1950年生まれの学年。渋谷陽一は1951年。渋谷陽一の年代は高校のうちに安保が終わってしまって、関われなかった。渋谷陽一と同学年(坂本龍一、忌野清志郎)はそれでロックに流れた。逆に内田樹の学年ではロックミュージシャンがいない。
- 日本が今後も右肩上がりで経済成長することはないんだから、縮小する前提で考える必要がある。だから大学の定員も減らしていくべき。(これは内田樹がよく言ってる話)
- 日本は目標にキャッチアップして追い越してしまうと模範がないのでダメになる(新自由主義とかで金が全て、全ては自己責任とか)。やっぱり規模縮小してキャッチアップする立場になった方が勤勉になれる(『日本辺境論』で入ってたような話)
- 自民党はそろそろ有効期限が切れてきたので民主党というコピーを(無意識に)つくった。(新しい皮に古い酒ですね)
- 小沢一郎は何かに反抗することでアイデンティティを保っている。勝ってしかまうことから無意識に逃避しているのではないか。だから政治資金とかつつかれる隙を作ってしまう。
- 鳩山由紀夫が普天間基地問題で果たした貢献。それは沖縄に抑止力があることを再認識したとしゃべってしまったことで、米軍が(フィリピンや韓国ではなく)沖縄でしか果たせない何かを沖縄に持っていることを暗示している。それは核兵器ぐらいしか考えられないが、鳩山がそれにふれたのに日本のマスコミは「あるのはわかってたけど、知らないふりをしていた」ことにも触れず、鳩山の指導力のなさを攻めるだけだった。アメリカにどうしても逆らえない部分があるのを「王様は裸だ」と王様自身がいったのに、「いえ服を召しておられます」と言ったかのような役割をしていた(つまり日本とアメリカの関係に目を向けないといけなかったのに、首相の問題にしてしまった)。
- SIGHTはインタビューで同じ話題を繰り返してもカットせず載せてくれる。一定の量を語らないとその人の考え方が伝わらない。新聞記事なんかにするとどうしても政治の言葉(コロキアルでない言葉)になってしまって、広がらない。
2011-12-24(土)
_ 似鳥鶏『いわゆる天使の文化祭』(創元推理文庫)
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いつもの葉山君と柳瀬さんと伊神さんのシリーズ(シリーズ名が判らないので…)。
『訳あって冬に出る』をtoi8の表紙につられて買って以来買ってるのだが、本編のテンポはシリーズを重ねても全然変わらないなー。安定してると言うべきなのか。
今回は文化祭を巡る騒動。文化祭の準備中に変なイラストのポスターが各部室に貼られる。貼った人の意図もわからないのであまり気にしていなかったが、洒落にならない事件になりそうなことに気づいた葉山君は…。
柳瀬さんは相変わらずのパワーだが今回かわいいところも見せるな−。
しかしいつもの通りの叙述トリックなんだけどそのトリックのうちの一つは「それってあり?」みたいな気がする。
_ 『アフタヌーン(2月号)』
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今月はげんしけん二代目から「波戸君立ち姿」女装のフィギュア付き。良く出来てる。ワンピースなのに腰に継ぎ目があるのは残念だけど。ろくなブツ撮り環境がないので参考までに…。あ、フィギュアは海洋堂、原型は榎木ともひで。鉄板ですね。
ヤマシタトモコ『BUTTER!!!』
いよいよ文化祭でダンス部お披露目。メイドとスーツのコスプレで緊張する面々。
しかし踊った後の感想をずばっと言ってください、といったら、真剣だったらギャラリー気にならないし失敗を笑ってられないんじゃない?と言われてショックを受けつつも第2部はしっかりやる!と気合いを入れる部長以下。
しかし髪をアップにした二宮さんがまた無表情でよいわ。
清家雪子『まじめな時間』新連載
気がついたら自分が車にはねられて死んでいた女子高生。幽霊になって自分の葬式を眺めるはめに。仲のよかった男友達が悲しんでくれてると思いきや、別に片思いしている女の子がいると知ってツラを拝みにいったら(ほんとにそんな感じ)、相手の女の子は自分の姿が見えるらしく怯えて…。
植芝理一『謎の彼女X』
諏訪野の彼氏役で占部は横恋慕役というキャストでは、自分も占部も映画には出ないと断る椿くんだが、丘の策略で占部をけしかけて、占部から出演を申しでるように。つうか丘怖い。
槇えびし/冲方丁『天地明察』
関さんが問題に答えてくれないとがっくりしていたところ、問題に欠陥があって答えが出せないのだと指摘されかけていたことに気づいてなおさら落ち込むのだった…。
秋山はる『春待月』読み切り
新連載が予定されてるらしいがその前に読み切り。
ぼろアパートで二人暮らしの姉弟。弟は高校生だがバイト先の主婦と不倫してたり、姉貴も職場で色恋に巻き込まれていたりで、生活がかき乱されているが、結局は二人家族のところへ。
_ 『モーニング・ツー(No.53)』
オノ・ナツメ『つらつらわらじ』
静かに展開。騒動について熊田の対立相手である松平越中守定信は沙汰なしと裁定。人を見る目があるというところ。
鎌谷悠希『少年ノート』
なぜか潮干狩りで防止に手ぬぐいすがた。普段にまして濃い感じが。ウラジーミルの毒気にやられた由多香は自分の歌が判らなくなって…。
速水螺旋人『大砲とスタンプ』
姉上ーーーっ!
ってw
月子『彼女とカメラと彼女の季節』
ユキの家に誘われてご飯食べてお風呂。入浴姿を強襲したユキのカメラはしっかりNIKONOS-V(NIKONの水中用銀塩カメラ)。
_ 『ピュア百合アンソロジー ひらり(vol.6)』(新書館)
紺野キタ『女の子の設計図』
両親の離婚で離れていた実母・妹と再び暮らすことになった高校生の姉。 美人で女の子らしい(外見)で料理も得意だけど、女子の中で暮らすのが苦手な姉。でも久々の妹とは仲良くやれてるし(女女してないからか)、かわいくおねだりされた日にはキュイーンと(笑)。
紺野キタの百合作品には『Cotton』という名作も。あと「視線がエロい」(笑)と言われる話とか。『秘密の階段』もいいけどあれは花園ではあるが百合色薄いからなあ。(本編自体は)
雨隠ギド『ひらがな線、あいう駅より』
ミスコンとか玉の輿狙いな、自分のルックスには自信がある女子高生が後輩女子と仲良くなって…。クラスメートからは暗いと言われるタイプの彼女のかわいいところを見てきゅんとw
雁須磨子『私の嫌いなおともだち』
親友にあんたに似てると言われて紹介されたのは無愛想な女の子。ともだちのともだちという関係から進まないまま、けどバイト先のカフェに先輩と一緒に良く来る彼女を見ているうちに…。
雁須磨子ってこういう機微うまいよねえ。
それに主人公のバリスタ姿(女性だとなんというんだっけ)もなかなか。
高嶋ひろみ『スニーカーと加瀬さん。』
クラスメートの加瀬さんと、マラソン用のシューズを買いに行くことになって週末にお出かけ。お互いの私服を初めて見てどきどき。しかもボーイッシュな格好の加瀬さんは靴を履こうとする山田さんのふとももを見てどきどき(男子かっ笑)
高嶋ひろみの絵は、照れて目がさまよう表情が好き。
高嶋ひろみはWingsで連載していた『ツインバード』も買わねばな。これは百合じゃないけど。
佐藤沙織理『貴女のためなら』
お嬢様命の付き人女子高生(しかしお嬢様の付き人が同級生ってマンガに良くあるけど、現実にはないよな^^;)。ストーカー並みの執着。
お嬢様は今時三つ編みそばかすで、男子から見たら冴えないと思われている、、がマニアの中ではすばらしいと思いますよw
絵の濃いところが(コミックビーム、Fellows!で描いてる)鈴木謙二を彷彿させる。
ささだあすか『はじまりのことば』
クラスの女子に急に「好きなんです」と告白されて戸惑う。明日どういう顔しようと思ってたら案外普通の顔して接してくる。
突っぱねるのも何だけどと思ってたけど、普通に話をしているうちに、一緒にいるのが楽しくなってきて…。
と紙で作った雪の結晶をばらまき合うエピソードがよいな。
ささだあすかは最近コミックスでないからすごくうれしい。『三日月パン』『恋について語ってみようか』『パジャマでごろん』とか花とゆめコミックス系がよいのです。(色恋ある割に淡泊な感じはあるけど)
平尾アウリ『月の下の雅ちゃん』
親友の雅ちゃんとこたつで一緒にいたら、月に帰らないと行けないのと言い出す。えっ、竹から生まれたあれ?
と,本当にお迎えがきてしまったので雅ちゃんをこたつに隠して、いないから代わりに私を!といってみたものの「これだったらいない方が」と言われたものの無事月からの使者を追い払って、雅ちゃんは帰らずに済むが、なんなんだw