2006-10-27(金) [長年日記]
_ 犬上すくね『恋愛ディストーション(5)』
ひさびさの恋ディス最新刊です。
『May』でちょろちょろと新作を描いていたのがやっと溜まったみたいで。
山野辺を惑わす里中秋子がよい :-)
あこがれの先輩(♀)とやってしまって(いや女性視点か、この話だと)それは気の迷いとおもって忘れていいのか忘れたくないのか『セシルの気持ち』(OURs+6月号掲載分)とか、マンガ家と担当編集(♀)がなりゆきでの『ベビーシナモン』(OURs+9月号掲載分)も収録。
_ むつきつとむ『快感温度n℃(1)』(双葉社)
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この作品は知らなかった。(『メンズヤング』で連載しているのだが、毎月じゃないみたいだし)
ミュージシャンを目指している主人公のところに実家の温泉から迎えがやってくる。旦那が亡くなったので跡取りとして一人息子の主人公に帰ってきて欲しいという。いやがる主人公を迎えるのは従業員だった三姉妹。
温泉を継ぐのはいやがっていたものの、情が移ってきたりして…。
_ ハルミチヒロ『キューティリップス』
『メンズヤング』で描いている ハルミ チヒロ の初コミックスヽ(^o^)丿
もうとにかく女の子がいいヽ(^o^)丿ちょっとつり目のが多いけど、これはハルミチヒロの魅力というところで。
『渚のビキニちゃん』は、大学のサークルで海に来たところ、メガネの女の子が主人公のために白ビキニを…。
『乙女座のひと』は占いを気にしてラッキーアイテムを選んでいた主人公(それはちょっとどうかと思うが :-))あこがれ同僚女性もおなじ番組を見ていたらしく意気投合して…。 とか、幸せカップルの話が基本。とりあえず良いので :-)
_ kashmir『○本の住人(1)』
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兄が変だ :-)
童話作家?の兄が変というか変態というか。それで苦労する妹。 でも気苦労はあるが、かといってそれで虐げられているわけでもないのだよな :-)
ということでkashmirの独走です。
新幹線のなかで読んでいて吹き出しそうになって困った。
_ トム・デマルコ/ティモシー・リスター『ソフトウェアエンジニアリング論文集80\'s デマルコ・セレクション』(翔泳社)
久しぶりにソフトウェアエンジニアリング関係の堅めの本を買ってしまった。
いやー載ってる論文の顔ぶれやタイトルみるとつい。
『Pascalの問題に対する一解決=Modula-2』(といっても著者はWirthではない)とか、 COCOMOのベーム関連では、Boehm & Papaccio『ソフトウェアコストの理解および制御』とか、GQMなどで有名なバシリ関連では Bailey & Basili『ソフトウェア開発見積もりのメタモデル』とかですか。
クヌースの『TeXのエラー』、ブルックス(Brooks)の『銀の弾丸はない』とかも入っている。『銀の弾丸はない』は『人月の神話』としてまとまって出ているし、今でも当てはまる話がおおいので『人月の神話』を読んでない場合は是非買った方がよいと思います。 →人月の神話
松原友夫さんによる日本のソフトウェア産業に関する論文も原著にはあったらしいが訳書では省かれている。残念。