2005-01-11(火)
_ 小箱とたん『スケッチブック(2)』(BLADEコミックス)
おおお、やっと2巻がでたー。
美術部もの(途中から読むと美術部が舞台であることに気づきにくい:-))だが要はマイペースな人たちのマイペースな話。あずまんが大王とかその手の。ただし萌えとかアピールするキャラはいないが。でも空がよろしいですな。
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_ 『LUCi(2月号)』
特集は「人気女優がお手本」というもので、それはどうでもいいのだが、後ろの企画で「タイツで華やぐ冬の足元」というタイツ特集(P.138)がちょこっとあったり、前の方の記事でもタイツとか足とかポイント高そうだったので。
2007-01-11(木)
_ すずきみら『お見合いのススメ』(アクションコミックス)
Amazon
タイトルがお見合いだけど、あまりお見合いのススメでもなんでもないのであった。
表題作は、結婚までにお見合いを含めて3回しか会ったことがないという新婚の二人の話(全4話)。二人っきりの夜も新婚初夜が初めて。しかし初夜の後もどったら彼女は長い髪を切ってしまい、なにか辛い決断があったのかち不安な夫…。
すずきみらは全体的にあまりエロエロではないのだけど、ラブラブな話はうまいかも。
先輩がいつもびしっとしている秘密は、みんなに内緒の奥様?がいての『ヒミツの奥様』は、奥様にいきなり一目惚れして押し倒してしまい、、、の話がよい。しかも奥様じゃなかったり。
_ マロリー・ラッシュ『ハーレム・ナイト』(ハーレクイン)
人身売買組織に誘拐されて中東某国に売られてしまった妹を助けて欲しいという依頼を受けた女性私立探偵。助けるためには同じく人身売買の市場で(依頼主)買われる形で忍び込むしかない…。という設定の話だが、なんか読んでみたら、忍び込むところは案外あっさりしていて手違いで別の富豪に買われてしまうと言うこともなく忍び込めたりして(帯ではそれがヤマ場みたいに書いてあったのだが)。
むしろ、まだ処女だと言うことを相手に知られて、しかも奴隷として買われるのは芝居のはずだったのにそのまま(周りをだますという名目で)抱かれそうになって抵抗し、でもやっぱり、、と心を近づけるというやりとりがメインの話であった…。
でもラストの展開は活劇チックでハリウッド的だなあ。あまり大がかりではないけど。
2009-01-11(日)
_ 門前小僧の…ムスタキ「私の孤独」
私の孤独~ベスト・オブ・ジョルジュ・ムスタキ
ユニバーサル インターナショナル
¥ 1,304
なんというか、家の環境は恐ろしいもので、父親がずっと家や車の中で聞いていた曲を自分でも聞くようになってしまった。
「若い郵便屋(Le facteur)」「私の孤独(Ma solitude)」なんてもう耳に刷り込まれてるからなあ。
実質20年ぶりぐらいなのに。
_ ムターの「チゴイネルワイゼン」(レヴァイン指揮、ウィーンフィル演奏)
ヴァイオリン名曲集~カルメン幻想曲ーツィゴイネルワイゼン
ポリドール
¥ 7,980
手持ちのバイオリン協奏曲はやたらムターの比率が高いのだが、ムターのチゴイネルワイゼンも聞きたいと思ってAmazonで注文。
しかしこのチゴイネルワイゼンの演奏はあまり好みではないなあ。とくに最後のところのメリハリの付け方が狙いすぎというか。
小澤征爾指揮のもあるから、そっちも聞いてみようかしらん。
_ ムターの「四季」
ヴィヴァルディ:協奏曲「四季」
ユニバーサル ミュージック クラシック
¥ 3,600
こちらもムター。
ヴィヴァルディの『四季』は「冬」の第1楽章が一番ですね。というのはさておいて、『四季』のCDはド定番のイ・ムジチしか持ってなかったので、ムターを買ってみる。ソロパートが目立たないのであまりよくわからなかった :-)
まあ、イ・ムジチのCDも(これまた父親にさんざん聞かされた)『調和の霊感』も何曲か入っていて気に入ってはいるのだけど。
『調和の霊感』のほうもちゃんと買わねばならんなあ。
_ NAKAGAWA 1948でジップアップのカーディガンとチノパン
年末のことですが、淀屋橋のセレクトショップ、NAKAGAWA 1948 からバーゲンの連絡が来ていたのでいったん年末に顔を出しました。チノパンにあたりをつけてから年明けにまた再訪。
チノパンはINCOTEXとCOVERあたり。COVERは、今男性誌でも紹介されていてブレーク中のPT-01(ピーティーゼロウーノ)のOEMを手掛けているファクトリーで、実質PT-01と同じってことで。穿いた中ではCOVERのほうがすっきりしていたのでこっちに決める。
今回はこれだけで。。。と思ったが顔なじみの店員さんにジップアップのカーディガンを勧められてしまい、ラベンダーのを見てたらだんだんその気になってしまってそちらも購入。こちらはデラ・シアナ(Della Ciana)製。
ああ、いかん :-)
ほんとはクロケット&ジョーンズのハンドグレードラインも行きかけたが、靴はもう買ってるので手を出さないぞ。
_ 「皇涼子のBitchな一日」(CODEPINK)
B001G60YFI
HDDを買いに行った時に見つけて買ってきたもの。
エロゲ買うのも久しぶり。つか、「Fate/hollow ataraxia」以来か?
とりあえずキリヤマ太一画で話よりエロ優先らしさが漂うパッケージだったので…。
プレイ時にはDVDが入っている必要があるので、とりあえずDaemonToolsで…。
エロゲといえば、メイザーズぬまきち/西E田の『Tear Mail』(オーバーフロー)はいつ出るのであろうか。いつの間にか発売予定時期が消されているし。
_ 『マンガ・エロティクスF(vol.55)』
マンガ・エロティクス・エフ vol.55
太田出版
¥ 842
表紙は「ときめきトゥナイト」!
ということでなぜか「池野恋×星野リリィ」の対談がトップだったり。
星野リリイ『夢見る古都』
初夜の契りで傷つけられたアベド姫。オリガはそんなことも知らず、またアベドに会いに行くが…。
志村貴子『青い花』
あーちゃんが好きというふみ。そういう好きじゃなくて、、ととうとうカミングアウトしてしまったふみ。次回あーちゃんは普通に一緒に登校してくれるのだろうか :-)
陽気婢『ユメノオトシゴ』読み切り。
珍しく陽気婢が登場。
ドッペルゲンガーにBFを寝とられてしまう女子高生。ドッペルゲンガーを追い出すために取った策とは。。。
オノ・ナツメ『GENTE』最終回
『リストランテ・パラディーゾ』の外伝として始まったこの作品もとうとう最終回。
その『リストランテ・パラディーゾ』はTVアニメ化らしいですが…。
灰原薬『回遊の森』第2話
飼っていた金魚が死んだので森に埋めにいった少年は大きな穴を掘って荷物を捨てようとしている女性に会ってしまい…。
読み切りなので登場人物が決まってなくて読みづらいが、短くても読ませる。
2010-01-11(月)
_ 西尾維新『難民探偵』(講談社)
西尾維新の新作書き下ろしハードカバー。しかも講談社創業100周年記念の出版らしい。
が、個人的に今一つ(というか今二つというか…)。
オチというかトリックも(しょぼいのはしょぼいけど)ひねりはないし叙述トリックで騙された〜というようなものでもないし。解けないほうが解放されるからといって解かなかったのではなく、本当に解けなかった(思いついていたとしても)っぽいのも余計ひねりが足りない気がする。
まあ、冒頭の、就職難民になってしまったことを世にも奇妙な事態に陥ってしまったかのように廻りくどく書いているのを読んだ時点で見切ってしまったのかもしれないが…。
2011-01-11(火)
_ 山口優『シンギュラリティ・コンクェスト-女神の誓約』(徳間文庫)
Amazon
徳間の第11回SF新人賞受賞作。11/5に出たときに買ってたのだけど、積ん読してたり行方不明だったりで読んだのはつい最近になってから。
ちょっとネタバレなところもあるが、読み始めたらすぐわかるのでいいことにしてください。
近未来の地球圏で、宇宙空間の背景輻射光が紫外線と紫の可視光線域に遷移して、宇宙が紫に染まる異変が起きていた。その原因や影響は解明されないものの、宇宙が破滅する予想が多く立てられたためにパニックになったりしたものの、それを解明するための国際協力プロジェクトが出来て、人工知能で解く案が有力であった・・・。
という背景があって、驚異的な人工知能のコンピュータ「メサイア」を要するステーションに別の人工知能のアンドロイド「アマテラス(通称:天夢(あむ)」が攻めてきて。その天夢は外見はものすごい美少女という。
話自体はちょっと恋愛が絡みかけたり、人工知能なのにすねたりとかありつつも、情感を育てるプロセスがあったりしてそれなりにおもしろかったのだが気になったというか、(この作品だけではないが)思ったことがいくつか。
- 日本人によるSFで、なぜかやたら日本文化を出してくるのが目に付く。アマテラスをはじめ日本神話や神道系概念。この作品でもアマテラスが天の岩戸に隠れてそれを誘い出すことを模したイベントが出てくるし、日本の戦闘機は「ヤタガラス(八咫烏)」で天夢たちのベース基地は「高天原」。『不動カリンは一切動ぜず』は不動明王、『スワロウテイル人工少女販売処』でもフルネームは妙に時代がかかってたり。昔のアニメ「機動戦艦ナデシコ」だと艦長の名字は「ミスマル(御統)」でコンピュータは「想兼」(オモイカネノミコト)とか、まあナデシコはシャレだけの気がしなくもないが。ナショナリズムの発露、とは思わないが、日本人が書いてるのに外国人ばかりだと何なので日本人ならではの独自性を出したいとかいう思いが出てくるのかなあ?
- 今度はこの作品だけの話だが、天夢の目は紅く、自分の勢力マップも紅くするところまではいいが、天夢が制圧するとコンピュータのモニターが紅くなり、メサイアが制圧するとブルーになる。ってどんなモニターの機能??ちょっとわかりやすくしすぎ。
- 天夢がメサイアにハックされ浸食されそうになったときに高負荷で頭から火花がでて煙も・・・(そんな馬鹿な・・・)
- まあ、145cmぐらいの身長で高性能量子コンピュータを積んでてなおかつ体の反応速度も驚異的という設定の時点でアレだが(機関砲の弾も、刀で跳弾させてよけるんです。ちなみに機関砲の弾は爆発するはずなのですが)
- 主人公たちの敵役が、わかりやすい原理主義すぎる。もうちょっと、わかるんだけど譲れないとか、かみ合うようでかみ合わない、とかであればいいのだが。
- アニメじゃないのだから大声出しながらとどめを刺すのはやめよう・・・
- この作品の天夢も、不動カリンも、スワロウテイルも、ライトノベルのレーベルでは無いのではないが、いずれも明らかに「戦闘美少女」ライン。(まあ少女が活躍するから買ってるので文句は言えないけども。)戦闘美少女じゃないとダメなのか?
- この表紙、偶然かもしれないが、ア・バオア・クーのシャア(略)
2017-01-11(水)
_ 大澄剛『あさは、おはよう』(ヤングキングコミックス)
Amazon
ヤンキーや喧嘩ものが多いヤングキングの中で家族や夫婦を描く読み切りを描いてきた大澄剛の短編集。(載った号だけ買って切り抜いてました)
※以下、ネタバレもあるので注意ください。
「スーベニールの花束」。相手を「おにぃ」と呼ぶので兄と妹かと思ったら彼氏が「鬼束」だからおにぃと呼んでたらしい。結婚したらお前もおにぃなんだから…と言ってた時期があったかと思えば、その鬼束が彼女の両親達と誕生日のお祝いをして実の息子みたいに盛り上がる。
しかし彼が去ってからの会話から、「おにぃ」と呼んでいた彼女は既に亡くなっていて(もしかすると結婚前に)、誕生日は家族と過ごすから彼氏とデート出来ないと言っていた彼女のために、誕生日は彼女の両親と食事を続けているようだとわかる。
これ初めてヤングキングで読んだ作品ですけど一番好きだな〜。
「君の太もも」は、年頃の娘がショーパンで太ももむき出しにしているのが気になる父親。その日は娘の彼氏が挨拶に来る日。
彼は野球部、父親も野球部だったが万年ベンチ要員で、ベンチから声援を送っていたけど、声援も大事なんだと言う話をしたり。
娘のどこが気に入ったのかと聞かれて「太ももか?」と考えてしまう父親に、「あいさつがしっかりできるところ」との答え。
あいさつはきちんと出来るように育てたんだとしんみりしてしまう両親。
独立した短編かと思っていたけど、よく読むと舞台が繋がっている。
「君の太もも」の沙紀子は「さよならわんぱく」の近所のお姉ちゃんで、巻末の「ららら」で結婚。
「スーベニールの花束」のかおりは「イコール」のかおり。
かおりの彼氏のおにぃ(鬼束)慎司は「その後、」の兄。
「その後、」にも出ていた鬼束の妹は「ららら」の結婚プランナー。「イコール」の奈穂は「ららら」でちょっとだけ登場。