2005-03-23(水)
_ 熊倉隆俊『もっけ(4)』(アフタヌーンKC)
最新刊。
煙だか霞に捕らわれている上級生の話がわりと好き。いやま、どれもいいんだけど。今回は時系列がバラバラで過去の話とか何度か出てくるので読んでると混乱したり。
_ 西尾維新『新本格魔法少女りすか(2)』
やっと買えた。
4話から6話まで。
4話と5話は、『ファウスト』掲載済の話。つまり4話がツナギとの遭遇で、5話は椋井むくろと魔眼遣いの人飼無縁。なので、6話の書き下ろし『出征!』が実質今回読むべきところ。
また新しい重要登場人物がでてきましたが、新しいのにすでに過去の人物になってしまってたりする。創貴がちょっと丸くなってるような、丸くならざるを得ないようなシチュエーションが多いような。センチなつもりはないだろうが、回想から入って出発までというのは珍しくセンチメンタリズム風味な気がする。
今回一番受けたのは「凶悪な目をした天使ちゃん」のフレーズ :-)
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2007-03-23(金)
_ 藤原規代『アラクレ(2)』
ということで昨日の1巻につづいて2巻を買ってみる。
今回は夏休みに一家総出で海に行くことになったので、スイカを持って行ったが、好物と思われて切って出されてしまった幸千恵。しょんぼりしている幸千恵に、スイカを買い直して「みんなでスイカ割りがしたかったんですよね」と言ってくれたのはやはり
学校主催のキャンプに参加した幸千恵たち。楽十が女生徒からのダンスパーティーのパートナー申し込みを断っていると聞いて、「自分と踊ってくれるために断っているのかも…」と思った幸千恵は、自分から楽十に申し込むが、「今回は役員で裏方に徹するので誰とも踊るわけに行きません」と断られてしまう。
自分なら受けてくれるとおもってうぬぼれてた自分が恥ずかしい幸千恵は杏真からのダンスの誘いを受けることにするが…。
期待させて持ち上げてみたり突き落とされたりされたりやっぱり内緒で独占されたりと忙しい :-)
_ 中村嘉宏/富野由悠季『オーバーマンキングゲイナー(6)』
ブリュンヒルデのコクピットに閉じこめられたサラは、乗り込んできたアスハムから、ミイヤは所詮実験に失敗して逃げ出しただけであって、エクソダスの英雄などではない、と言われて拠り所を失ったような気になってしまうが、ブリュンヒルデがみせたミイヤが去ったときの映像を見て、逃げたんじゃないと確信する。
もどった(というかブリュンヒルデに追い出された)アスハムはシンシアの駆るオーバーマンに手も足も出せずにやられてしまう。物足りないシンシアは今度はゲイナーの乗るキングゲイナーを見つけておもしろ半分に攻撃するが、ことごとく攻撃を躱すキングゲイナーに、ゲイナーとゲームをしたとき以来の闘い甲斐のある相手を見つけて燃えまくり。というか、この人暴走しすぎ :-)
結局時間切れで、お互いに知り合いのシンシアとゲイナーだとは知らないままに戦闘の途中で離脱する二人…。
ま、それはさておき、ゲイナーがエクソダス主義者を毛嫌いしているのは両親をエクソダス主義者に殺されたからだったのだが、ガウリ隊長から彼の両親を殺したのは自分だと告白されたサラ。雨に濡れたままゲイナーに会いに行くが何も言えない…。
こういうことを言う場面ではないが、濡れた髪型のサラも良いですなヽ(^o^)丿
_ ヤスダスズヒト『夜桜四重奏 ヨザクラカルテット(2)』
前巻の続き ヽ(^o^)丿
妖怪の
っていうエピソードと、キョンシーの鈴ちゃんの話。
公園で酒盛りというのもあったな。酒が回ってちょっときわどいことは。いつもロングスカートだがそのしたにはガーターベルトとストッキングがヽ(^o^)丿
んで、獅童に「ことはなんてどう?」とかからかってたら、ことはは「ごめん!あたし女の子が好きだから!!」と瞬殺。
帯に「No.1 ツンヘココミック」とあるのは1巻あとがきにも書いてあった話で、ヒメはツンデレじゃなくてツンツンしては毎回ヘコんだりしてるので、ツンヘコと。
_ 諸星大二郎『私家版魚類図譜』(講談社KCDXモーニング)
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諸星大二郎の最新刊。
タイトル通り魚がらみの話で、『深海人魚姫』とその続編『深海に還る』が好きだなー。
2003年に出た『私家版鳥類図譜』の姉妹編なのだけど、こっちはもう版元品切れになってるみたいだ。
_ 佐々木泉『江南行』
『墨戯王べいふつ』の佐々木泉による三国志。 三国志は全く詳しくないので、超有名人物しか判らんけど…。『コミック三国志マガジン』というまず買いそうにない雑誌に掲載(佐々木泉が描いてるのは知っていたが)。
とりあえず三国志のメインの連中ではなく、舞台は長江の南、江南と呼ばれる地域。
江南に呉の国を建てようとしていた孫策の弟・孫権(仲謀)と、
あとは歌妓の伍君とか。伍君は単なる目立たない笛吹だったのが、吉兆を占う祭りの褒美である衣をたまたま受け止めてしまったことから伍君の名で呼ばれるようになり、子敬に師事しているうちに恋仲に…。といってもディティールがないのだが。「酔っていたしたりしませんから」の件も「酔っていたした」エピソード描かれてないよね?
よく読まないとディティールがわからないのと、省略されてる処もあるみたいなので読んでていまいち通じにくいのが玉に瑕だが。
_ 柳沼行『ふたつのスピカ(12)』
夏休みにみんなで遊びに行く計画。決めにくいので行きたいところをかいてくじびきで、と思ったら5人とも「唯ヶ浜」だった。
唯ヶ浜のお祭りで、シュウに告白しようとして出来なかったケイ。
みんなの前で自分の持病のことを告白し、多分宇宙には行けないというマリカ。
子供の頃に自作花火の爆発で目を痛めて以来、色が人と同じに見えない府中野。まわりから、宇宙飛行士より花火屋の跡を継ぎたいんじゃないかといわれたり。
みんなちょっとずつ進んでいた矢先に、宇宙飛行士選抜試験で合格して、メディカルチェックを受けに行っていたシュウの訃報が…。
うううむ、シュウが鼻血出したりで持病を抱えてるのを匂わせたり、マリカも危なそうだったので、そのうち来るとは思ったが、かなり急だな…。
_ つだみきよ『プリンセス・プリンセス・プレミアム』
『プリンセス・プリンセス』シリーズ完結記念で発売された、『プリンセス・プリンセス』と『プリンセス・プリンセス+』のカラーイラスト集。
コミックス表紙やことあるごとに描き下ろされてきたイラストをカラーのまま収録。
その他、同人誌に掲載した『Pの世界へようこそ』(三人が女になって…というネタ。そういえばプリ・プリ・カバー下の『プリンス・プリンス』つーのもあったなあ)、有定が姫だった時代を描いた描き下ろし『あの日の約束』も収録。
「きみは間違っていないか」というショートではこの本、ピンクであの表紙なのに女の子が出てこないんだぜ、間違って買ってないよね、、、というつぶやきが :-)
とりあえず、プリ・プリ好きなら買いです。案外「+」のイラストが多いけど…。
_ 『アフタヌーン(5月号)』
沙村広明『無限の住人』
前回の続きで、なぜか凛と天津影久がふたりでのんびり仲良くお話をしていたりして…。
「恨み事ならここで春が来るまでまくし立てる事もできるけどね」
とか
「変わり者ばかり仲間にするわねアンタも」
「彼らと同じにおいをおまえの中にも感じたのだろう」
「……あの それって…… どういう……」
とかおちゃらけてたら、天津から「お前に頼みがあるんだが」と改まって切り出されたり…。
一方、残り時間の少ない吐達を妨害する英。
柏原麻実『宙のまにまに』
野木城高校天文部部長の近江あゆみのアプローチに姫ちゃんは警戒しまくりで、合同イベントには参加したくないとごねるが…。
結局参加することになって野木城高校を訪れたたら、どうも高校をシャッフルしてグループ分けしそうな感じでまたまたトラブルの予感が…。
熊倉隆敏『もっけ』
とりあえずまだ柔道部を続けている瑞生は、初段(茶帯)への昇段試験に望む。
実力はあるのに昇段試験はあまりがんばらない合田先輩と当たってしまって緊張している瑞生に、昇段を決めた合田が「負けてあげようか」と手を抜いてくる。
瑞生も難なく合田を倒してしまったが、手に入れた茶帯に素直に喜べない。むしゃくしゃしているところに良くないものに憑かれてしまい、手負いの状態でカリカリして部員に突っかかっては雑な組み手を繰り返す。
とうとう合田が出てきて、「お灸を据える」ことになる。
わざと負けたのが気に入らないの?でもあんたもそれを拒否しなかったじゃない、と言うようなことを言わながら、軽くひねられる瑞生。向きになって脚をかけたらやっとの事で合田に膝を付かせることができて…。と思ったら合田も本気になって瞬殺されてしまう。
それでいちおうお互いにけじめが付いたような…。
幸村誠『ヴィンランド・サガ』
クヌート王子の自立を促すために家臣のラグナルを「戦死」させるアシェラッド。
アシェラッドに王子を守ることを約束させたラグナルは最後に王子の境遇を語る。王はクヌート王子派と兄のハラルド王子派の内紛で分裂することを恐れて、クヌート王子を「戦死」させるために戦場に連れてきたこと。あとは亡命しなければ王に殺されることになる王子を残してラグナルは息を引き取る…。
さて、取引材料として扱いにくいネタだと判ったアシェラッドはどうするのかしらん。
ひぐちアサ『おおきく振りかぶって』
配球が読まれまくって打たれているバッテリー。
ようやく、三橋は相手のバッター達が事前に調べた好きなコースと逆のコースを打ってることに気づいて…。 安部のリードでは歯が立たないとなったら自分もお払い箱になるのでは、とビクビクしている相変わらずの三橋 :-)