2007-04-29(日) [長年日記]
_ 国江隆夫『WWIIドイツ空軍ハインケルHe177 "グライフ"』(世界の傑作機別冊)
"謎の多い巨大4発爆撃機の実体を未発表を含む当時の資料を駆使して徹底解剖!"というコピー付。
国江さんが『航空ファン』連載記事で書いたHe177のディティール研究に加筆して本にしたもの。
当時のマニュアルなどからの写真・図版が多くて資料価値が高いのだけど、各型のディティールばかりでHe177がどういう機体なのかとか言うことは冒頭でちょっと触れるだけなので、読みづらいのである(図版を眺めるだけになる)。
He177といえば、昔ポーランド語の本を買ったけど、世傑本誌でHe177のモノグラフが欲しいところだ。まあせめて in Action で。
_ 青木峰郎『正しいRubyコードの書き方講座(Rubyist Magazine出張版)』
Rubyist Magazine(るびま)の『あなたの Ruby コードを添削します』が本になったもの。
とりあえずかずひこさんのHikiDocその他のソフトも添削対象になってるので。
自分ではRubyで書くことが少ないせいもあってRubyスキルは低いのだけど、教科書の短いサンプルではなく、まじめに書いた実用ソフトに対する「ソースレビュー指摘」でないとわからない話もありそうなので。
_ 袴田めら『暁色の潜伏魔女(1)』
『コミックハイ!』で連載中の作品。
魔法が使える生徒は悪用されるのをふせぐという名目でみな天星学園に入学しなければならない。
そんなとき、後から魔法使いだと判って転校してきた桜田暁。魔法を封じる鎧すがたであらわれたのでどんな禁忌を犯したのかと生徒はみな警戒していたが、中から出てきたのはかわいらしい女の子だった…。
暁は天星学園から出られない(帰省も出来ない)ことを知らずに来たのだったが、昔聞かされていた生き別れの姉を捜そうとする…。
ドタバタが多いのだけど袴田めらのはもっと孤独なタイプの話が好きだなー。
_ 夢花李『チョウになる日。』(大洋図書)
ひさびさに難波の「わんだ〜らんど」にいったら、紺野キタは『Dark Seed』2巻で、
うむ。持ってるけど、全然忘れてるわ^^;
_ 玉置勉強『あわせてイッぽん』(別冊ヤンマガ)
玉置勉強が別冊ヤンマガで非18禁連載を始めていた。
部員の少ない柔道部にカナダからの留学生の女の子が入部したいとやってくる。 道着の下にTシャツも着けないので忠告しようとするが、下心だらけの先輩に止められるとか、そんなの。
別冊ヤンマガでは船堀斉晃も描いてるのだよねえ。まぁ非18禁と言ってもエロには変わりないが :-)
_ 『KOREAN illustration』(飛鳥新社/季刊エス特別編集)
キム・ヒョンテをはじめとする、韓国イラストレーター紹介。
みんな達者なのだけど、どうも日本人好みというか日本のタッチに影響されすぎてたり、みんな似たタイプに見えてしまう。日本にまで名が届く人ということでフィルターが掛かるのかも知れないが。あと、本書の「コリアン・イラストレーションの系譜」で描かれているように初期のイラストレーターの影響や、今も活躍する中心的なメンバーによる影響が大きいからかも知れない。
紹介されてるのは以下15名。インタビューなどもあり。
- キム・ヒョンテ
- opon
- イ・サンボン
- popcorn
- [NG]NoranGom
- イ・スルギ
- Limha Lekan
- Shukei
- Tiv
- SR
- YiLee
- SeeD
- MonsterGoGo
- Panamaman
- maggi
個人的な好みでは、キム・ヒョンテ、[NG]NoranGom、イ・スルギ、Panamaman、maggi あたりか(タッチが偏っている…。)
_ きお誠児『だって、欲情したいんだもん。』(ホットミルクコミックス)
Amazon
近所で買えなかったので買うのが遅れたけど、きお誠児の新刊。
最近のに比べたらロリ色が薄いか(きお誠児はロリじゃないほうが好きなのだ)。
好きなのは、学校でノロいやつとイジりつづけるきれいだけど残酷な彼女。実はカモフラージュで裏では攻守交代して彼女をいじめるのだった…という『タオ』、 バイクで事故って以来自暴自棄で彼女にも当たり気味な彼氏の話『たとえ世界全て敵に廻しても』あたりかな。
_ 『スピカ(5月号)』(GWキャンペーンで無料)
webコミックGENZO / スピカ5月号(無料) 先月号の日記
今月号はGWキャンペーンで無料です。といっても普段でも210円。
船戸明里『Under the Rose 〜春の賛歌〜』第14話後編(1)
ミス・ブレナンが昔勤めていたお屋敷での醜聞を知ってる人がいて、ミス・ブレナンは部屋を飛びだしてしまう。
でも伯爵は採用前に調査済だし今のあなたを覧て採用しましたという。そしてウィリアムも婦人達の前でそういってミス・ブレナンを援護するのだった。ウィリアムも、女教師の過去などどうでも良いとか言い聞かせながらも自分の前の相手をちょっと気にしているようだ…。
紺野キタ『Dark Seed』11話(前編)
学園に来たのもつかの間、アレックスがニコルを連れ戻すことと、封じの日が決まったことをセレストに伝える。
ニコル(エルバート)の毒に当てられた「盲目の守護者」達はアルジーではなく彼を待っていたとか言い出す始末で…。
高野宮子『スプリング・ヒルの住人』
フェラーリから降りてきたサヨコに驚愕するアパートの面々。というか、航太郎負けてる!って話ばかりだが :-) 航太郎は自分がサヨコを好きなのかはっきりしないままうじうじと。
そうこうしているうちに、サヨコは百合原から仕事じゃなく個人的に会いたいといわれ、航太郎は航太郎で、合コンで会った女の子に誘われていた…。どうする!
新井理恵『M』
Mで行くとか言ってたのにもう無理が。
岡村先生から生徒の相談相手になってあげる必要が、とか言われて余計なことを切り返してしまってまた壁を…。
_ 『MAGNA(5月号)』
吉原昌宏『ギャロッピング・グースZERO』2話
準備中のオコナー達を襲った謎の武装集団。彼らはクロアチア軍の特殊部隊だった。不発のまま墜落したトマホークの誘導装置を手に入れるために割り込んできたのだった(依頼人の裏約束とかがあるのだが割愛)。
クロアチア兵も乗せて現地に着いた(なんか何の障害もなくあっさり着いてしまったが)アルバトロス。 しかしクロアチア兵はアルバニア住人を助ける気などなく、却って口ふさぎのために殺されるかも知れない、だがパイロットの自分は必要だから変えるまでは殺さないだろう、、ととりあえずクロアチア兵達から逃げ出すオコナー。
追い詰められて万事休すかとおもったところで助けに入ったのは米軍SEAL。彼らは彼らで誘導装置を渡さないように監視をしていた。てっきりクロアチア兵を追い払うのかと思ったら、アルバトロスに持ち込んだ時点で撃墜しようとしているのを知って…。
_ 高浜寛『凪渡り およびその他の短編』(九龍コミックス)
なんとなく釣られて買った。
しかし新刊でもなく初めてのコミックスでもなかったのだな。
『水いらず』という、結婚前か不倫カップルの旅行みたいな雰囲気で始まった話が最後は離婚を決めた夫婦の最後の旅行だと分かる話がわりと好きだなー。エッチの相性は良いのに、どうにもならないね、とか。
帯にも出ている「私達、結構頑張ったよね」がそれなのだけど。